新作レビュー
レミオロメン再始動後初のベスト盤『SINGLES BEST+』レビュー。原点回帰の新曲『さあはじめよう』から全シングル・激レア曲までを網羅。スリーピースとしての本来の演奏力と、オーバープロデュース期の葛藤を紐解きます。
グローバルに活躍する実力派ボーカルグループ・XGの待望の1stアルバム『THE CORE - 核(2026)』をレビュー。先行シングル『GALA』をはじめ、彼女たちの持ち味である圧倒的な洗練性とキャッチーなダンスポップ/ヒップホップの魅力が詰まった高水準な一枚です…
ウェールズの至宝ロックバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズが2025年に発表した15thアルバム『Critical Thinking』をレビュー。前作の歌メロ偏重路線から一転、静かにデジタルにアジる冒頭曲からメロディアスな『Decline & Fall』へと繋ぐ配置の妙…
Charli XCXの6thアルバム『Brat』をレビュー。世界的なミームとなった本作の、クラブミュージックとしての手触りや中盤のピーク感を考察。特に「聖歌的な美しさ」を感じさせる名曲『Everything Is Romantic』を激推ししつつ、アルバム構成への率直な課題感や…
ケンドリック・ラマーの6thアルバム『GNX』をレビュー。現在のヒップホップシーンの中心核による本作は、複雑な自己批判と圧倒的な自信が交錯する一作。長尺が多かった過去作に比べ、44分というタイトさで非常に聴きやすく、ヒップホップに馴染みがない方に…
マカロニえんぴつの3rdフルアルバム『physical mind』をレビュー。15曲中8曲が大型タイアップという驚異的な構成ながら、落ち着いた作風でまとめ上げた彼らの演奏力と堅実さを考察。非タイアップ曲『NEVERMIND』で見せるプログレッシブな一面や、次回作への…
椎名林檎が自作曲を封印した異色のコンピ盤『禁じ手』をレビュー。客演や共作のみという括りながら、作家陣の深い理解と彼女自身の編曲により、紛れもない「椎名林檎のアルバム」として結実。伊秩弘将、加藤ミリヤ、伊澤一葉ら多彩な才能が、彼女の揺るぎな…
ちゃんみなプロデュースのガールズグループ・HANAの待望の1stアルバム『HANA』を最速レビュー。「Drop」から「Blue Jeans」まで、シンデレラストーリーを駆け上がったシングル曲の圧倒的なクオリティと、名刺代わりの一枚としての構成を解説。大きな山を獲っ…
ストレイテナーの6thミニアルバム『Next Chapter EP』をレビュー。珠玉の轟音バラード「メタセコイアと月」で見せた新たなシューゲイザー・アプローチから、初期を彷彿とさせるオルタナ、再録曲まで。4曲に凝縮されたバンドの「今」と「歩み」を紐解き、結成…
フジロック出演で話題のカナダ発・覆面ユニット、Angine de Poitrineの2ndアルバム『Vol.II』を全曲レビュー。ディスコハウスから高速フォークダンス、さらにはブラック・サバス的な重厚さまで。インストロックの枠を超えた「カースタント級」のスリリングな…
Furui Rihoの3rdアルバム『Letters』を本音レビュー。1st・2ndと当ブログ年間ベスト入りの実力派が放つ最新作は、制作の苦悩が滲む丁寧で優しい仕上がりに。一方で、ダンサブルな名曲「ちゃんと」が放つ圧倒的なパワーと、アルバム全体の「日記的」な距離感…
くるりの15thアルバム『儚くも美しき12の変奏』をレビュー。前作のロック路線から一転、ポエトリーフォーク、ラテン、メタルといった多彩な実験的アプローチを試みながらも、根底には『金星』に象徴されるような穏やかさが流れる本作。刺激と心地よさが同居…
セイント・ヴィンセント(St. Vincent)2024年発表の7thアルバム『All Born Screaming』をレビュー。プログレ、インダストリアル、さらにはレゲエまでを飲み込みつつも、アートの枠に押し込まれない「原初の叫び」が宿る一作。セルフ・プロデュースによって…
テクノ界の至宝・アンダーワールドが2024年に放った11thアルバム『Strawberry Hotel』をレビュー。代表曲を彷彿とさせる四つ打ちのリズムや、日本人にも馴染み深い「Techno Shinkansen」など、全編にわたって「体感できる音楽」としての快楽が詰まった一作で…
世界的に活躍するハードロックバンド・BAND-MAIDの3rd EP『SCOOOOOP』をレビュー。8曲入りというアルバム級のボリュームと、相変わらずの圧倒的なテクニック、多数のアニメタイアップ曲のクオリティを評価。一方で、多忙ゆえか「遊び心」や「新機軸」に物足…
埼玉のロックバンド、ACIDMANの13thアルバム『光学』をレビュー。8年ぶりに彼らの音楽に触れた筆者が、偶然の出会いから感じた「新旧の融合」を紐解きます。定番のインスト構成やスケールの大きな楽曲といった安定感と、ファンクやゴスペル、ブラストビート…
日本ロック界のレジェンド、矢沢永吉の35thアルバム『I believe』をレビュー。76歳にしてオリコン1位を獲得した本作の圧倒的な熱量と、紅白歌合戦での圧巻のパフォーマンスを経て感じた「不変のカッコよさ」を紐解きます。グラムロックの疾走感から深みのあ…
人間椅子の24thアルバム『まほろば』をレビュー。1987年の結成以来、一貫して「和と仏道のメタル」を貫き続ける彼らが、今作で提示したのは“素晴らしい場所”を意味する「まほろば」の世界。伝統的な重厚さはそのままに、アコースティックなウェディングソン…
注目のポップシンガー・TOMOOの2ndアルバム『DEAR MYSTERIES』をレビュー。「Present」などのヒット曲が並ぶ前半の「暖色」ゾーンと、エッジーな新曲が揃う後半の「寒色」ゾーン。パキっと分かれた構成が生む聴き味の違いや、BREIMEN高木祥太編曲の「餃子」…
2026年3月までの再活動を宣言したRIP SLYMEの集大成、3枚組ベストアルバム『GREATEST FIVE』をレビュー。数々の代表曲はもちろん、不穏な空気を一変させた新曲『どON』や『Wacha Wacha』の衝撃、そして「いろいろあった」過去を肯定する『結果論』まで。不協…
坂本慎太郎のソロ5thアルバム『ヤッホー』を最速レビュー。一周目で思わず笑ってしまうほど「スパーンと届く」歌詞の衝撃と、ゆらゆら帝国『空洞です』以降の静かな狂気を磨き上げたミニマルなグルーヴ。削ぎ落とされた音の中に宿る、現在進行形の強固な音楽…
MAZZELの1st EP『Royal Straight Flush』をレビュー。タイトル通りトランプの役を彷彿とさせるコンセプチュアルな楽曲群は、1stアルバム以上に彼らの名刺代わりとして機能する一作。強力なイントロで惹きつける『King Kila Game』から、トリックスター的な魅…
ヴァンパイア・ウィークエンドの2024年作『Only God Was Above Us』をレビュー。洗練の極致から一転、2nd以前を彷彿とさせる「埃っぽい煌めき」とドカドカとした疾走感が戻ってきた本作の魅力を紐解きます。セールスの数字では測れない、インディーロックの…
Suchmosが約6年ぶりに放った復活作『Sunburst』をレビュー。ベース・HSUとの別れや活動停止を経て、彼らが辿り着いたのは「真っすぐな愛」だった。かつての皮肉屋のような姿を脱ぎ捨て、ド直球なラブソング「Marry」や真っすぐなリズムの「BOY」で見せた、迷…
藤井風の3年ぶりとなる3rdアルバム『Prema』を最速レビュー。全英語詞、'80s洋楽テイストが醸し出す心地よい「大いなる愛」の世界。しかし、初期の鋭さを知るファンとしては、その耳馴染みの良さにどこか寂しさも。あえて批判的視点も交えつつ、ボーナスディ…
星野源の6年半ぶりとなる6thアルバム『Gen』をレビュー。メッセージ性よりも「リズム」を軸に据えた最新型ファンクの衝撃から、初期を彷彿とさせる弾き語りまで。ARuFa氏が手掛けるMVの狂気と、ポップスの王道を突き進む端正さが同居する、キャリアの統合性…
Justice(ジャスティス)の7年ぶりとなる4thアルバム『Hyperdrama』をレビュー。テーム・インパラとの共演によるサイケデリアの融合から、往年のファンを安心させるディスコ・ハウスへの回帰までを紐解きます。収録曲「Explorer」に見られる『ゼルダの伝説』…
Creepy Nutsの4thアルバム『LEGION』をレビュー。「Bling-Bang-Bang-Born」の大ヒットを経て届けられたのは、予想を裏切る硬質なテクノトラックと、R-指定の現在地を刻んだドキュメント。ポップの皮を脱ぎ捨て、自身のアンダーグラウンドを凝縮した15曲の「…
GRAPEVINEの19thアルバム『あのみちから遠くはなれて』をレビュー。強靭なバンドサウンドとプログレッシブな構成は健在ながら、ミドルエイジクライシスのような厭世観や直接的な表現が際立つ野心作。ベテランの攻めの姿勢が生んだ「違和感」と、その先にある…
ピアニスト・けいちゃんの4thミニアルバム『Echoes』をレビュー。公式の全曲解説とも合致する、ブレのない客観性とエネルギーが凝縮された「非常に強靭な6曲」の魅力を紐解きます。親子のファンとして実際に足を運んだライブでの生演奏の迫力や即興演奏のエ…