いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

伝統音楽

フィル・スペクターの挨拶までが様式美。【A Christmas Gift for You from Phil Spector/V.A.(1963)】

伝説のプロデューサー、フィル・スペクターが手掛けた歴史的クリスマス・アルバムをレビュー。ロネッツやクリスタルズによる煌びやかな「ウォール・オブ・サウンド」で綴られる定番曲の数々。フィルの挨拶まで含めた「様式美」としての魅力を、クリスマスイ…

伝統とデジタルを融合した、悠久の旅。【OK/Talvin Singh(1998)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#444

タルヴィン・シンのマーキュリー賞受賞作『OK』をレビュー。タブラのビートとエレクトロニカが融合した「アジア発の未来音楽」の魅力を紐解きます。坂本龍一やネーネーズも参加した本作の、伝統とデジタルが交差する壮大なスケール感と、11分超の冒頭曲『Tra…

【2025年7月号】最近、こんなのよく聴いてます。

2025年7月のヘビープレイ5枚を紹介。ライブへの期待を裏切らない「けいちゃん」の最新作や、万博での出会いから我が家でブームとなった「Zagan Acoustic」、そして日々のストレスを和らげる精神安定剤となった「Tycho」のアンビエント。第1位は、圧倒的なパ…

いのち輝く、音楽のちから。【3:1/Zagan Acoustic(2011)】

ポーランドのトラディショナル音楽グループ、ザガン・アコースティック(Zagan Acoustic)の1stアルバム『3:1』をレビュー。アコーディオンを中心に据え、伝統的なタンゴを思わせるクラシカルな音楽スタイルを土台に持ちながら、ボサノヴァを柔軟に採り入れ…

伝統から、いったん脱却。【Rise/Anoushka Shankar(2005)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#390

伝説のシタール奏者ラヴィ・シャンカールの娘であり、自身も高い実力を持つアヌーシュカ・シャンカールの3rdアルバム『Rise』をレビュー。本作で試みられた伝統音楽からの脱却と、ポストロックとタブラを融合させた「Red Sun」、トリップホップ的なアプロー…

エイプリルフールに、誠実さを見せつける。【BAND-MAIKO/BAND-MAIKO(2019)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#381

ハードロックバンドBAND-MAIDがエイプリルフール企画としてお披露目した、京都の花街をモチーフとするグループ・BAND-MAIKOのミニアルバムをレビュー。既存曲を徹底的に和のテイストへリアレンジし、全編を京言葉に置き換えた上に、珠玉の新曲「祇園町」まで…

退屈しない、前衛的・ボサノヴァ。【Livro/Caetano Veloso(1997)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#378

ブラジル音楽(MPB)の至宝、カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)の'97年作『Livro』をレビュー。ボサノヴァの癒しと、前衛的な実験精神が共存。「混沌時代」「奴隷船」といったテーマを内包し、決して退屈させない深遠なる音楽世界を紐解きます。

トラッドフォークバンドとしてのBRAHMAN。【Overground Acoustic Underground/Overground Acoustic Underground(2006)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#23

BRAHMANのメンバーらによるアコースティック・バンド、Overground Acoustic Underground(現・OAU)が2006年に発表した1stアルバムをレビュー。バイオリンやコントラバスを常設し、BRAHMAN以上にフォーキーかつトラッドなテイストを前面に押し出した本作の音…

たくましく、強く、美しく、面白い。【Very Early Joan/Joan Baez(1982)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#21

フォークロック草創期から活躍し、ボブ・ディランを見出したことでも知られるレジェンド、ジョーン・バエズの初期貴重音源を収録したライブ盤『Very Early Joan』をレビュー。ギター1本と強力なビブラートで聴かせるタフで力強い歌声、名曲「The Water Is Wi…

音楽的懐の広さと、絶対的自信ゆえの…【Screwball Comedy/SOUL FLOWER UNION(2001)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#358

ソウル・フラワー・ユニオンの2001年作品『Screwball Comedy』をレビュー。民族調、ゴスペル、ジャズを網羅し、全曲シングルカット可能なほどの圧巻の完成度と音楽的懐の広さを絶賛。その一方で、音密度の高さからくる聴き疲れや、歌詞における具体的すぎる…

ケルティックサウンドとアップテンポな親しみやすいビート。【Too-Rye-Ay/Dexys Midnight Runners(1982)】|今日のDMM月額レンタル日記。#13

こんばんは。キタダハルキです。 蒸し暑すぎて、そろそろ大雨でもいいから降って気温が下がってほしい…と思っているんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは……

もはや宮廷音楽、とにかく豪勢。【Inside The Kremlin/Ravi Shankar(1988)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#326

こんばんは。キタダハルキです。 今日は蒸し暑さが限界突破していてなんともはや…という状態なんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【もはや宮廷音楽、とに…

【2024年8月号】最近、こんなのよく聴いてます。

こんばんは。キタダハルキです。 とうとう8月に。そういえば、夏休みも8月になると急激に過ぎていってたような…ということをふと思い出したんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、月が変わったということで… 当ブログ筆者のヘビープレイ紹介企画…

The・アフリカンブルース。【Savane/Ali Farka Touré(2006)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#316

こんばんは。キタダハルキです。 今日は髪を切ってスッキリしたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【The・アフリカンブルース】。 それではレビューしてい…

これもあり、とは捉えられる一枚である一方…【New Acoustic Tale/Overground Acoustic Underground(2009)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#315

Overground Acoustic Underground(現・OAU)の2009年発表の2ndフルアルバムをレビュー。バンド本体の音楽的ルーツに根ざした本格的なアコースティック・サウンドであることを強調しつつ、今作で色濃くなったアイリッシュトラッドへの傾倒と、アルバム全体の…

後半のせり上がりは圧巻。【The Elements - Space/Zakir Hussain(1996)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#294

こんばんは。キタダハルキです。 昨日、高野豆腐のフレンチトーストを作ってみたところ、周囲を軽くざわつかせたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【後半…

歴史の踏襲がありつつも。【Rum, Sodomy & The Lash/The Pogues(1985)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#124

こんばんは。キタダハルキです。 昨日はカラオケで割と納得のいかないミス少な目でいけたんやないか?と思ったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 ※前回の記事はこちら。 music…

酒の香り。【Red Roses for Me/The Pogues(1984)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#123

こんばんは。キタダハルキです。 昨日今日とどんより天気で、やや気持ちもどんより気味なんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 ※前回の記事はこちら。 musictherapy.hateblo.jp …