こんばんは。キタダハルキです。
今日は用事のため、前日に書き溜めをしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【パブリシティの裏に、渦巻くダークサイド】。
それではレビューしていきたいと思います。
■さくら/サザンオールスターズ(1998)
ご存じ、国民的ロックバンド・サザンオールスターズの13thアルバムです。
今作はもう…上記『NO-NO-YEAH / GO-GO-YEAH(M-1)』からしてもう、異様なムードが漂ってますよね。ビートルズの『Come Together』をデジ・ハードロック調にオマージュするっていう、この時点でもはや前作のソフトな路線*1からえぐり込むような路線に行くで、ってのがひしひしと伝わってきますよね。
実際、その通りにムーディーでジャジーな最序盤は性的なダークさを匂わせ、でもそんな流れから繋がるシングル『LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜(M-4)』ではいわば表向きのクリーンさのような、パブリシティを感じますよね。単独で聴くのとはまったく趣が変わりますね。
基本的に、今作のシングルって本当にその…表の顔感がありますよね。カントリーロック調の『BLUE HEAVEN(M-6)』しかり、ドラマ主題歌だった『PARADISE(M-10)』しかり、受け取りやすくしているというか。
その分、B面曲やアルバム曲でかなりのダークサイドが渦巻いてますよね。先述の最序盤もそうだし、難解な古語で歌詞が書かれたハードロック『CRY 哀 CRY(M-7)』、独白世紀末フォークロック『私の世紀末カルテ(M-11)』とかね。
そしてアレンジにシングルとは変化の加えられた『(The Return of) 01MESSENGER 〜電子狂の詩〜(M-15)』でトドメさしてきますよね。ドラムンベースも加えられた、きわめて新しい…そして、筆者が子どものころにはついていけなかった*2ところも含めて、公的なだけではないサウンドを実現した作品と言えるかと。
もちろん、その分受け付けない人はまったく受け付けなさそうなハードさもあるし、当時のCDの限界クラスの収録時間などディープ過ぎたこともあり、前作に比較してセールスは漸減*3、問題作とも言われていることは留意が必要。
ただ、アーティストとしての矜持は、個人的にはこういう作品に感じますね。
■終わりに:ロックバンドとしてのサザンを…
レビューは以上になりますが…
今作は本当に濃ゆい作品ですよね。率直にいえば、サザン慣れしていない or ポップなサザンしか好きじゃない方には薦め難いところもあります。
ですが、ロックバンドとしてのサザンを堪能できるのはやはり今作かと思っています。問題作だけど、重要作でもありますよね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★サザンオールスターズ・アルバム時系列レビュー
↓前作(12th)のレビューはこちら。250万枚というメガセールスも証明する、ポピュラリティの塊のようなアルバムです。
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