2024-01-01から1年間の記事一覧
音楽ブロガー・キタダハルキが選ぶ、2024年に「個人的に聴き始めたアルバム」年間ベスト10を発表!iTunesの再生回数に基づいたガチランキングで、1位のFurui Riho『Green Light』をはじめ、ポストパンク、ジャズ、アンビエント、ダブステップまで多彩な名盤…
ザ・フォールが1985年に発表した名盤『This Nation's Saving Grace』を再レビュー。筆者の2024年購入物再生数第1位に輝いた本作の、鋭利でヒリヒリした冷徹さと異様な熱量が同居するゾクゾク感を紐解きます。気難しそうな佇まいに反して「めちゃくちゃ踊れる…
USインディーロックの重鎮、ザ・ナショナル(The National)の4thアルバム『Boxer』をレビュー。1曲目から2曲目への流れで「勝利を確信した」という鳥肌モノの高揚感や、表向きは静かながらも内面で激しく闘い続ける「ボクサー」のごとき世界観を解説します…
スイスの伝説的エクストリームメタルバンド、ケルティック・フロスト(Celtic Frost)の1stフルアルバム『To Mega Therion』をレビュー。超豪華なオーケストレーションの幕開けから、メタルとハードコア・パンクを融合させた「スラッシュ・デスメタルの元型…
一十三十一のデビューアルバム『360°』をレビュー。山下達郎の影響を感じさせるAORポップを基調としつつ、シャーマニックな歌声とアジア、スウェーデン、アルゼンチンなど多彩なワールドミュージックが融合。シティポップの枠を超えた、神聖さと土着性が同居…
ブルックリンのインディーロックバンド、グリズリー・ベア(Grizzly Bear)が2009年に発表した3rdアルバム『Veckatimest』をレビュー。一見ヘロヘロで危うげに聴こえながら、聴き込むほどに立体的なドラムや讃美歌のような厳かな神秘性が姿を現す、本作の不…
森山直太朗が2004年に発表し、3週連続1位を記録した1stフルアルバム『新たなる香辛料を求めて』をレビュー。かつて感じていた敷居の高さを一瞬で突き破る「有無を言わせぬ歌の力」を紐解きます。名曲『生きとし生ける物へ』の末尾で思わず涙したエピソードや…
JUJUが2010年に発表したセルフタイトルアルバム『JUJU』をレビュー。大ヒットシングル『明日がくるなら』という圧倒的な柱を中心に置きながら、ダンスポップやヒップホップ調の楽曲など多様なアプローチに挑んだ意欲的な内容を紐解きます。全16曲・70分とい…
ブラジルのボサノヴァレジェンド、セルジオ・メンデス&ブラジル '66が1968年に発表した4thアルバム『Fool On The Hill』をレビュー。メンバー交代を経ながらも違和感を全く感じさせない、冒頭のビートルズカバーを筆頭にした安心のクオリティを紐解きます。…
パンクロックのレジェンド、ラモーンズの3rdアルバム『Rocket To Russia』をレビュー。シーナ&ザ・ロケッツのバンド名由来にもなった名曲「Sheena Is A Punk Rocker」を収録。「シンプルの権化」と称される彼らがなぜ今日まで愛され続けるのか。その鍵を握…
My Hair is Badが2016年に発表したメジャー1stアルバム『Woman's』をレビュー。かつてカーステレオで聴いた際の芳しくない第一印象から長らく封印していた本作を、適切な環境で聴き直して見えたバンドの本質を綴ります。エゴを感じさせずがっちりと練成され…
ロンドンのアートロックバンド、Django Djangoが2012年に発表した1stアルバムをレビュー。クラフトワークを彷彿とさせるテクノサウンドにアフリカン・アラブのテイストをミックスした、斬新かつ自然と踊り出したくなるビート感が魅力。アーティーでありなが…
カリフォルニアのファンクバンド、ウォー(WAR)の代表作『The World Is A Ghetto』をレビュー。10分を超える長尺曲が並びながらも、圧倒的なライブ感とグルーブで聴き手をトランス状態へと誘います。物騒なタイトルに反して、シスコー・キッドのようなキャ…
日本のポップなハードコアパンクの礎を築いたアーティスト、LOW IQ 01の5thアルバム『MASTER LOW GO』をレビュー。Amazonレビューの辛口評価に対して、初期からのメロディセンスやポップさを紐解きつつ、アイリッシュトラッドからボサノバ調まで網羅したごっ…
ワシントンのオルタナティブR&Bシンガーソングライター、ケレラの1stアルバム『Take Me Apart』をレビュー。インパクト大なジャケットの主が放つ、ポップさを排した「空気を聴く」ような独特の世界観を解説。インストを聴いているような難しさがありつつも…
ソウル・フラワー・ユニオンの2001年作品『Screwball Comedy』をレビュー。民族調、ゴスペル、ジャズを網羅し、全曲シングルカット可能なほどの圧巻の完成度と音楽的懐の広さを絶賛。その一方で、音密度の高さからくる聴き疲れや、歌詞における具体的すぎる…
YUKIのソロデビュー5周年記念ベストアルバム『five-star』をレビュー。ソロ初期の方向性の模索やセールス面での苦戦といった「苦難の歴史」を振り返りつつ、プロデューサー・蔦谷好位置との出会いが生んだ名曲「JOY」の大ヒットストーリーを解説。水を得たよ…
注目のシンガーソングライター・TOMOOの1stフルアルバム『Two Moon』をレビュー。モータウンやファンクを感じさせる洗練されたサウンドと、気取らず朴訥な歌声がマッチした「名刺代わりの一枚」を紐解きます。Maroon 5へのオマージュやセブンティーンアイス…
ボブ・ディランの1976年作品『Desire(欲望)』をレビュー。ディラン作品の中でも「一番売れた」とされる有数のポップさと、ストレートでややこしくない曲調の魅力を解説。混沌とした状況から無名ミュージシャンを中心に録音されたフレッシュな背景や、カン…
ジャネール・モネイの2018年作品『Dirty Computer』をレビュー。一見アーティーで敷居が高そうに見える本作が持つ、プリンスやマイケル・ジャクソンを彷彿とさせる親しみやすい'80sテイストや、口ずさめるメロディの「優しさ」を解説。ファンクやヒップホッ…
奥田民生のソロ9作目『Fantastic OT9』をレビュー。ベスト盤2枚を経てリリースされた本作は、過度なポップさを排した「大人のロック」が詰まった一枚。ジョン・レノンへの敬愛が滲む楽曲や、じわじわと身体に馴染む中毒性の高いサウンドなど、聴き込むほどに…
俳優としても名高い寺尾聰の1981年のメガヒット作『Reflections』をレビュー。記録的な大セールスを記録し、全曲の作曲を自ら手掛けた本作の魅力に迫ります。行きつけの居酒屋で耳にして衝撃を受けたという名曲『SHADOW CITY』をきっかけに、当時の最先端を…
プエルトリコのラッパー、ダディー・ヤンキーの2004年の大ヒット作『Barrio Fino』をレビュー。日本でも一世を風靡した名曲『Gasolina』の圧倒的なキャッチーさを解説します。高校時代の寡黙な同級生が本作を聴いていた思い出や、かつて「陰のロック道」にい…
日本のオルタナバンド、羊文学の1stフルアルバム『若者たちへ』をレビュー。演奏の粗削りさや一見モヤっとするメロディの中に宿る、出てきたまんまの姿をパッケージングした魅力を解説します。「直したらいいのに」と「これを直してしまったらつまらなくなる…
イギリスのロックデュオ、ロイヤル・ブラッドの4thアルバム『Back To The Water Below』をレビュー。ダンスミュージックへ接近した3rdアルバムに対し、正直「否」寄りだった本音と一抹の寂しさを振り返りつつ、本作で「これこれこれぇ!」と歓喜したハードロ…
デフトーンズの最高傑作との呼び声高い3rdアルバム『White Pony』をレビュー。彼らに決定的な名声をもたらした本作の、地を這うような重厚さと、リスナーを丸ごと巻き上げる竜巻のようなグルーヴを紐解きます。メタルを超越し、シューゲイザーやアブストラク…
ロンドンのインディーポップ/ロックバンド、The xxの歴史的1stアルバム『XX』の改訂版レビュー。1周目を聴いている際についつい昼寝をしてしまったというエピソードを交え、本作の持つ「雑味のなさ」を解説。一見すると似たフィーリングの楽曲が並び、曲単…
毎月恒例のヘビープレイ紹介企画「最近、こんなのよく聴いてます。」2024年12月号。今月は、クラフトワークの電子音楽からノエル・ギャラガーの最新ソロ、そして新しい学校のリーダーズとのコラボも光る椎名林檎の新作、空気感の素晴らしいキンクスまでバラ…
ジャマイカのシンガー・モデルであるグレイス・ジョーンズの4thアルバム『Warm Leatherette』をレビュー。レゲエやポストパンク、ファンクが融合したニューウェーブサウンドの魅力を紐解きます。時代を超えても誰も追いつけない、彼女の先進的かつアイコニッ…
1974年にリリースされた電子音楽の金字塔、クラフトワークの『Autobahn』をレビュー。1曲22分という長尺ながら、ミニマルな心地よさとポップなまとまりを両立させたタイトル曲は、電子音楽を大衆化させた歴史的一枚。ビルボードチャート上位への浮上やグラミ…