今日のDMM月額レンタル日記。
細野晴臣が1973年に発表したソロ1stアルバム『HOSONO HOUSE』をレビュー。日本語ロック論争から離れ、狭山の自宅で録音された本作。のどかな田舎のような空気感と、決して散漫にならない強靭なベースラインが同居した、気構えずに聴けるポップスの原点を紐解…
90年代後半のJ-R&Bの名盤、Tinaの1stアルバム『Colorado』をレビュー。低音の効いた本格サウンドと、スッと耳に馴染む「和の歌心」が融合した本作。R&Bに不慣れな人にも響く高いポップネスこそが、のちに語り継がれるオリコン1位の快挙を成し遂げた理由だと…
スーパーカーの2002年作『HIGHVISION』。砂原良徳や益子樹を迎え、エレクトロニカ・テクノへと大胆に舵を切ったバンド最大のヒット作。「STORYWRITER」「STROBOLIGHTS」「YUMEGIWA LAST BOY」などの名曲を軸に、今なお色褪せない近未来的な煌めきとサウンド…
シカゴのポストロックバンド・トータスの1stアルバム『Tortoise』をレビュー。ミニマルで実験的な導入部から、残響音の中に漂うゆったりとしたベースのグルーヴまで。空間の鳴りがもたらす「聴き心地のよさ」に気づくことで、部屋でのリラックスタイムに気長…
細野晴臣の22ndアルバム『HOCHONO HOUSE』をレビュー。日本の名盤として名高い1st『HOSONO HOUSE』と間違えてレンタルしたエピソードを交えつつ、完全一人作業で仕上げられたセルフリメイク作の凄みを解説。エレクトロニカとフォークが融合したミニマルな音…
ザ・ホラーズが2017年に発表した5thアルバム『V』をレビュー。これまでのサイケデリックな浮遊感にバキバキとしたインダストリアル的な肉体感を融合させ、抜群の一貫性と密度の高さを誇る音像に仕上がった一作です。「支配されすぎずに聴ける距離感」という…
KIRINJI(キリンジ)が新体制名義変更後に発表した通算12枚目のアルバム『ネオ』(2016年)をレビュー。RHYMESTERをフィーチャーしたファンキーな急先鋒「The Great Journey」での幕開けや、弓木英梨乃がキュートに歌うディスコチューン「Mr. BOOGIEMAN」な…
グローバルに活躍する実力派ボーカルグループ・XGの待望の1stアルバム『THE CORE - 核(2026)』をレビュー。先行シングル『GALA』をはじめ、彼女たちの持ち味である圧倒的な洗練性とキャッチーなダンスポップ/ヒップホップの魅力が詰まった高水準な一枚です…
ウェールズの至宝ロックバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズが2025年に発表した15thアルバム『Critical Thinking』をレビュー。前作の歌メロ偏重路線から一転、静かにデジタルにアジる冒頭曲からメロディアスな『Decline & Fall』へと繋ぐ配置の妙…
奥田民生が1997年に発表した3rdにしてミニアルバムの傑作『FAILBOX』をレビュー。まったりとした凪の中に独特の色気が漂う名曲「カヌー」や、平易なメロディの中に奥深い佇まいを見せる人気曲「野ばら」の魅力を解説します。王道ブルースやロックンロールな…
カナダのエレクトロニカデュオ、Crystal Castles(クリスタル・キャッスルズ)が2010年に発表した2ndアルバム『Crystal Castles II』をレビュー。冒頭「Fainting Spells」や「Doe Deer」に渦巻く、テレビノイズを思わせる現代ホラー的な狂気と、一転して美し…
スコットランドを代表するロックバンド、トラヴィス(Travis)の2020年発表の9thアルバム『10 Songs』をレビュー。前作での苦戦を経て再チャレンジした本作に見る、「無理のなくなった」コンディションの良さと純粋でフォーキーな優しさを紐解きます。静謐な…
ブリットポップの王者、ブラーの原点である1stアルバム『Leisure』をレビュー。当時流行のマッドチェスターやシューゲイザーの影響を色濃く反映したサウンドを、後追いで全アルバムを制覇した筆者の視点から考察します。「大物バンドのデビュー作」という看…
カリフォルニアのアンビエントアーティスト、Tycho(ティコ)の4thアルバム『Epoch』をレビュー。3部作の完結編となる本作は、前作までの静謐な空気感から一転、肉体的なドラムやベースが際立つポストロック的なアプローチへと進化。変化ゆえの戸惑いと、ア…
Tempalayの2ndアルバム『from JAPAN 2』をレビュー。中毒性のあるサイケデリックな浮遊感はそのままに、驚くほど美しく人懐っこいメロディが際立つ本作。「革命前夜」や「革命」といった代表曲を軸に、ヒップホップ要素やハードサイケを自在に横断する、まさ…
SPECIAL OTHERSの4thアルバム『THE GUIDE』をレビュー。灯台のジャケットが象徴するように、インストゥルメンタルでありながら「導く」という強い意志を感じさせる一作です。代名詞である温かなグッドメロディはそのままに、プログレ的アプローチや即興性と…
ファラオ・サンダースの1969年の名盤『Karma』をレビュー。フリージャズへの警戒心を解く穏やかな幕開けから、ヨーデル唱法が炸裂する混沌の極致へ。一筋縄ではいかないスピリチュアル・ジャズの深淵を、「門前払いされずに招かれる」独自の視点で紐解きます…
ミシガンのファンクバンド、ヴルフペック(Vulfpeck)の2ndアルバム『The Beautiful Game』をレビュー。ジャクソン5を彷彿とさせるキャッチーな「Animal Spirits」から、緻密なインスト、現代のフェス風景が浮かぶ洗練されたサウンドまで。ポップさとマニア…
LAのインディートロニカ・バンド、フォスター・ザ・ピープル(Foster The People)の1stアルバム『Torches』をレビュー。世界的ヒット曲「Pumped Up Kicks」をはじめ、洗練されたサイケデリアと普遍的なメロディが融合。評論家の評価を超え、一流ミュージシ…
ストレイテナーの6thミニアルバム『Next Chapter EP』をレビュー。珠玉の轟音バラード「メタセコイアと月」で見せた新たなシューゲイザー・アプローチから、初期を彷彿とさせるオルタナ、再録曲まで。4曲に凝縮されたバンドの「今」と「歩み」を紐解き、結成…
3人組ロックバンド・ACIDMANの12thアルバム『INNOCENCE』をレビュー。アニメ主題歌『Rebirth』やヒットシングル『灰色の街』など、キャリア史上最もポップでキャッチーなメロディが際立つ本作の魅力を紐解きます。あえて「薄味」とも形容できる無垢なサウン…
カリフォルニアの重鎮デフトーンズが2016年に発表した『Gore』をレビュー。メタル特有の熱量とアンビエントな冷気が同居する、彼ら独自の「美しいうごめき」を紐解きます。変拍子や実験的なアプローチを多用しながらも、決して突飛にならず一曲として成立さ…
スコットランドの重鎮、プライマル・スクリームの原点である1stアルバム『Sonic Flower Groove』をレビュー。後に歴史的名盤を生み出す彼らの、ジャングル・ポップ色の強い初期衝動が詰まった一枚。元ジザメリのドラムだったボビー・ギレスピーの初々しいボ…
レディングが誇るシューゲイザーの至宝、スロウダイヴが2023年に発表した5thアルバム『everything is alive』をレビュー。モコモコとした質感に陥りがちなジャンルの枠を超え、驚くほどクリアで明瞭な輪郭を持ったサウンドの秘密に迫ります。シングル曲のキ…
チェスター・ベニントンの死を乗り越え、新ボーカルを迎えて奇跡の復活を果たしたリンキン・パークの8thアルバム『From Zero』をレビュー。新加入エミリー・アームストロングの圧倒的な歌唱力を認めつつも、あえて「懐古的」に映るサウンドやマイク・シノダ…
セイント・ヴィンセント(St. Vincent)2024年発表の7thアルバム『All Born Screaming』をレビュー。プログレ、インダストリアル、さらにはレゲエまでを飲み込みつつも、アートの枠に押し込まれない「原初の叫び」が宿る一作。セルフ・プロデュースによって…
テクノ界の至宝・アンダーワールドが2024年に放った11thアルバム『Strawberry Hotel』をレビュー。代表曲を彷彿とさせる四つ打ちのリズムや、日本人にも馴染み深い「Techno Shinkansen」など、全編にわたって「体感できる音楽」としての快楽が詰まった一作で…
スコットランドが生んだオルタナティブ・ロックの源流、ザ・ジーザス&メリー・チェインの1stアルバム『サイコキャンディ』をレビュー。冒頭を飾る名曲「Just Like Honey」の甘い誘惑から一転、脳を焼くような強烈なノイズの嵐が吹き荒れます。ポストパンク…
NYのアート・ロックレジェンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3rdアルバムをレビュー。前作までの過激な前衛性から一転、新メンバーのダグ・ユールを迎え、ストレートな美しさと「歌」の魅力を打ち出した本作の深みを紐解きます。終盤の「The Murder…
Blankey Jet Cityの7thアルバム『ロメオの心臓』をレビュー。打ち込みを導入し、映画のサントラのような構成で攻めた本作。ロカビリーの熱量と、ロックバラードに宿る危ういほどの純粋性が同居する音像を紐解きます。代表曲「赤いタンバリン」が放つ圧倒的な…