こんばんは。キタダハルキです。
今日は新しいメニューのお菓子作りに成功してホクホクなんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【美しい空間で、痛みや苦しみを何もかも浄化する】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Slowdive/Slowdive(2017)
レディング出身のシューゲイザーバンド、スロウダイヴの4thアルバムです。当作品はなんと22年ぶりの復活リリースでした。
いやぁねぇ…滑り出しは「うん…シューゲイザーといえばこういうの…」という感じだったんですよ。美しいし、気持ちよくて…その冒頭再自己紹介的な『Slomo(M-1)』から始まって、疾走感あるシングルナンバー『Star Roving(M-2、上記)』に繋がって、期待値を期待通りに満たす…といった感じで、少なくとも佳作には違いないだろう、とは思ったんですよね。
ところが、筆者がその評価をちゃぶ台を返してしまうようなレベルで諸手挙げしてしまったのが『Sugar for the Pill(M-4)』だったんですよ。
実は私、シューゲイザーって手放しで大好きとは言い切れない(聴くタイミングかなり選ぶ)ジャンルでもありまして。その要因っていうのが、混然とした音使い。なんというか、もうなーんにも考えたくない、みたいなときならいいけど、シラフになるともっときっちりしようや…みたいに思ってしまうことも少なくなかったわけです。
でも、なんだこれは…。すべてのメロディが聴こえる…。
音階がテクスチャの波に飲み込まれたり(”うねり”は生まれている)せず、ハッキリと、ひたすらに、美しい空間で痛みや苦しみを何もかも浄化する*1ように、その空間に砂糖のように甘く溶けだしていくような…
いやぁ…これはもうすごすぎました。佳作なんて失礼。大傑作です。
とにかくね、このアルバムの最大美点はメロディだと思っています。
全曲ずーっとメロディがきれいで、あいまいになりすぎずその肉体を保てていて、そこから生まれるうねりの中にゆっくりと沈んでいく、埋もれていくような…まさにスロウダイヴというバンド名にふさわしい一枚。
原本は8曲46分、日本盤は9曲53分と、曲のサイズは大きいけれど、一度このうねりの気持ちよさを知ってしまったら、時の流れは一瞬だと思います。
■終わりに:復活作を手に取るのは…
レビューは以上になりますが…
実は、私はスロウダイヴ初体験が当アルバムです。
名盤とされている2nd『Souvlaki ('93)』がレンタルで見つからず、そこから20年以上のラグがある、しかも復活作である当作品を手に取るのは賭けでもあったので、メタスコアで一応点を見てから判断(82点)…
手に取って圧倒的正解でした。わかりやすさも十分にあるので、万人に十分に通用する作品だと思います。
↓先述通り、日本盤が1曲ボーナス付き。その1曲である『30th June(M-9)』もボリューム感ある名曲なので、Amazon、楽天は日本盤でリンク作成しています。ただし、iTunesは日本盤ではないので要注意。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓『Go Get It(M-7)』はピンク・フロイド由来のような浮遊感を感じさせます。その彼らの代表作は敷居は決して低くないけれど、歴史的必聴盤です。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。ジェイムス・ブレイクの3rdアルバムは、聴いてる感覚がなくなって、音を感じるようになっていく”体感”中心のアルバムでした…
*1:それこそ、まさに『Sugar for the Pill』というタイトルニュアンスにも圧倒的にふさわしい。

