こんばんは。キタダハルキです。
今日は昼間でもちょっと涼しなってきてるやん?と感じながら買い物に行ってきたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【皮肉屋のような姿ではなく、正面から愛と対峙している】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Sunburst/Suchmos(2025)
神奈川のロックバンド、Suchmosの復活作。約6年ぶりの新作です。まずこれが出るとこまで持ってこれたことに驚きました。
やはり、楽曲の中核を担っていたベース・HSUとの悲しき別れの影響は避けられず…私自身もなかなか穏やかな気持ちで聴き切れず…というのは、封印を解いて勇気を出してもっかい触ろう、と思った前作のレビューの際にもお話ししました。
こういう経緯もあったので、正直復活すること自体が難しいのではないか?と思っていましたし、無理やり戻ってこようとするのも苦しいのではないか…と。
そんな中で新作の話が今年になって出てきて、上記『Eye to Eye(M-1)』のPVの発表があって、実際に見てみて…正直に言えば、このときはピンと来切らなかったんです。なんか違う、言語化しきれないけど…と思って、レンタルの順番が回ってくるまでは寝かせてました。
そしてついに先日、そのお鉢が回ってきて、iPod用コンポで再生してみたら…おっ?前聴いた時とは感触が違うぞ?というか、聴き慣れたあのSuchmosではないか?と思い始めたんですよね。どういう心境の変化か、不思議でしたね。
ただ、こっからがもっと驚きで…『Marry(M-2)』がね。
R&Bゴスペルっぽいグルーブの中で穏やかに包まれるようなムードで…
今まで俺は 何者でもなかったけれど
君と命を分け合って生きていきたいよ
(Marry)
…と締められる、胸を打つラブソングで、こんなド直球に愛を歌っていたっけ?としばし呆然としてしまったんですよね。
『Whole of Flower(M-3)』も『BOY(M-4)』も、特に『BOY』に関して言えばリズムすらも真っすぐで、もはやかつての皮肉屋のような姿ではなく、真っすぐと正面から愛と対峙しているかのようで…ちょっと、こうやって話しているだけでもグッと来ましたね…
もっとひねててほしかったとか、そういう意味では違和感も感じるかもしれないけれど、こうやって真っすぐ向き合って前に進んでいくという決意表明として、この作品を受け取りたいと思いましたね。
■終わりに:変わった、とかは置いといて…
レビューは以上になりますが…
正直、こんなに感動があると思ってなかったです。受け止めたうえで覚悟を持って帰ってきたんだ、ということが伝わってきましてね…。
今までSuchmosを聴いてたのであれば、ひとまず、変わったとかは置いといて、ぜひ聴いてみてほしいです。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Suchmos・アルバム時系列レビュー
↓前作(3rd・フル)のレビュー記事はこちら。得体の知れない恐怖を感じて封印していた作品。実は私はリアルタイムではなく再活動の報を受けてから全体をリスニング。それでもあのダークな空気は忘れられない、聴くのに覚悟が必要な作品。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。アンビエントアーティスト・ティコの「朝の目覚め」チックな音使いがとにかく気持ちいいアルバムです。

