エレクトロニカ
H Jungle with tの30周年記念盤『H Jungle With t 30th Anniversary Collection』をレビュー。ジャングルとレゲエをJ-Popに持ち込んだ小室哲哉の手腕、浜田雅功のヴォーカルが持つ味わい、そして名曲たちの聴き比べが生む発見を語ります。
Radioheadの7thアルバム『In Rainbows(2007)』をレビュー。「投げ銭制」という画期的なリリース背景の振り返りから、当初抱いた地味な印象が「飾りを削ぎ落とした剥き出しの美しさ」へと変わっていくリスニング体験を綴ります。
Les Rythmes Digitales(スチュアート・プライス)の『Darkdancer(1999)』をレビュー。整理されたビートとキャッチーなメロディ、初心者でも自然にノれる親切な構成など、フレンチ・エレクトロの枠を超えた万人受けする傑作の魅力を解説。
【2026年9月号】ヘビープレイ紹介企画「最近、こんなのよく聴いてます。」小野リサ、奥田民生、Wolf Alice、Wild Beasts、Les Rythmes Digitalesなど、ジャンル被りなしの聴きやすい名盤5枚をピックアップ!
ベベウ・ジルベルトの2000年の名盤『Tanto Tempo』をレビュー。伝統を受け継ぎつつもクラブシーンに響く洗練された「エレクトリック・ボサノヴァ」の魅力と、暑さや疲れを癒やす心地よいヴォーカリズムを紐解きます。
月刊ヘビープレイ紹介企画。今回は「なんとなく」自然に再生数が伸びた、聴き心地抜群の5枚をセレクト!スーパーカー、ナイトメアズ・オン・ワックス、トラヴィス、ヘヴン17に加え、今月の第1位に輝いた奥田民生のミニアルバム『FAILBOX』まで、自信を持って…
スーパーカーの2002年作『HIGHVISION』。砂原良徳や益子樹を迎え、エレクトロニカ・テクノへと大胆に舵を切ったバンド最大のヒット作。「STORYWRITER」「STROBOLIGHTS」「YUMEGIWA LAST BOY」などの名曲を軸に、今なお色褪せない近未来的な煌めきとサウンド…
Nightmares On Waxの1995年作『Smokers Delight』。クラブの煙に巻かれながらソファーでボケーっと聴くのに最適な、至高のトリップホップ/ダウンテンポ名盤。情報過多な現代の「みっちみちな音楽」に疲れた心に染み渡る、色褪せない空気感をレビュー。
細野晴臣の22ndアルバム『HOCHONO HOUSE』をレビュー。日本の名盤として名高い1st『HOSONO HOUSE』と間違えてレンタルしたエピソードを交えつつ、完全一人作業で仕上げられたセルフリメイク作の凄みを解説。エレクトロニカとフォークが融合したミニマルな音…
くるりの実験精神が爆発した3rdアルバム『TEAM ROCK』(2001年作)をレビュー。先行シングル「ワンダーフォーゲル」の電子音や、幕開けを飾る表題曲のラップ・トラックに当時のリスナーが覚えた「なんじゃこりゃ」という戸惑いと衝撃の記憶を紐解きます。自…
カナダのエレクトロニカデュオ、Crystal Castles(クリスタル・キャッスルズ)が2010年に発表した2ndアルバム『Crystal Castles II』をレビュー。冒頭「Fainting Spells」や「Doe Deer」に渦巻く、テレビノイズを思わせる現代ホラー的な狂気と、一転して美し…
インド系イギリス人バンド、コーナーショップ(Cornershop)が1997年に発表した大ヒット3rdアルバム『When I Was Born For The 7th Time』をレビュー。シタールが響くインド音楽と、ヒップホップ、ファンク、サーフロックがユルく融合した「民族調ミクスチャ…
シェフィールドのシンセポップバンド、ヘヴン17の1stアルバム『Penthouse And Pavement』をレビュー。冒頭から鳴り響く「奇怪でクセになる」サウンドは、一度聴くとこびりついて離れません。ハイテクニックなベースや変化球の連続に賛否は分かれるかもしれま…
カリフォルニアのアンビエントアーティスト、Tycho(ティコ)の4thアルバム『Epoch』をレビュー。3部作の完結編となる本作は、前作までの静謐な空気感から一転、肉体的なドラムやベースが際立つポストロック的なアプローチへと進化。変化ゆえの戸惑いと、ア…
Charli XCXの6thアルバム『Brat』をレビュー。世界的なミームとなった本作の、クラブミュージックとしての手触りや中盤のピーク感を考察。特に「聖歌的な美しさ」を感じさせる名曲『Everything Is Romantic』を激推ししつつ、アルバム構成への率直な課題感や…
LAのインディートロニカ・バンド、フォスター・ザ・ピープル(Foster The People)の1stアルバム『Torches』をレビュー。世界的ヒット曲「Pumped Up Kicks」をはじめ、洗練されたサイケデリアと普遍的なメロディが融合。評論家の評価を超え、一流ミュージシ…
京都発のロックバンド・くるりの13thアルバム『天才の愛』をレビュー。一聴するとかわいらしくも、その実、極めて難解でアーティーな本作。野球ファン以外を置き去りにしかねない「野球」や、高度なジャズ・アプローチが連続する中盤など、リスナーに高い教…
イギリス・バーミンガム出身の才人、マイク・スキナーによるプロジェクト「ザ・ストリーツ」の2ndアルバムをレビュー。1,000ポンドを失った男の奮闘を描く高いストーリー性を持ちながら、予備知識なしでも心を掴むキャッチーなサウンドを紐解きます。独特の…
レディオヘッドの6thアルバム『Hail to the Thief』をレビュー。ロックへの回帰とエレクトロニカの深化が融合した本作は、まさに「レディオヘッドの全体像(ゲシュタルト)」を掴める総合的な一冊。圧倒的な情報量と緊張感、そして美しさが共存する「はじめ…
プライマル・スクリームの傑作『XTRMNTR』をレビュー。冒頭4曲の圧倒的な畳みかけから、リスナーへの配慮が光る中盤の構成まで、心理学的な視点も交えて考察します。店舗レンタルという「ギャンブル」で引き当てた、今なお色褪せない衝撃作の魅力に迫ります。
2026年1月のヘビープレイ5選。グランド・ファンク・レイルロードの再評価すべき一枚から、XG、リトル・シムズ、サンダーキャットといった現代の名盤、そして筆者が「大当たり」と絶賛するジョン・ルイス&サッシャ・ディステルのジャズまで、冬の夜に温まり…
マッドチェスター・ムーブメントの核心、ハッピー・マンデーズの3rdアルバム『Pills 'N' Thrills And Bellyaches』をレビュー。名曲『Kinky Afro』に象徴される、ダンスとロックが融合した「わかりやすさ」と、消えない「酩酊感」。混沌とした制作背景を越え…
宇多田ヒカルの8thアルバム『BADモード』をレビュー。最新鋭のデジタルサウンドを纏いながらも、驚くほど身近で、脱力した心地よさを放つ傑作。スーパースターとしてではなく、いち人間として「自立」し、軽やかに、そして”ふつうに”立っているような彼女の…
ロンドンのラッパー、リトル・シムズの代表作『Sometimes I Might Be Introvert』をレビュー。マーキュリー賞受賞、メタスコア88点と圧倒的な評価を得た本作の真価とは。ゴージャスなストリングスとクールなラップ、そして「現代アフロビートの震源地」とも…
ジェイムス・ブレイク(James Blake)の3rdアルバム『The Colour In Anything』をレビュー。静かな祈りのような歌声と、環境音楽のような心地よさが同居する一作。ボン・イヴェールとの共演曲を含む全17曲の静謐な世界。聴くというより「感じる」ことで馴染…
スコットランドのアーティスト、マイロ(Mylo)の唯一のフルアルバム『Destroy Rock & Roll』をレビュー。刺激的なタイトルとは裏腹に、ソフトで上品な聴き味が魅力の一枚。膨大なサンプリングが織りなす「どこかは刺さる」万能なダンスミュージック。ラウン…
稀代のベーシスト、サンダーキャットの4thアルバム『It Is What It Is』をレビュー。ベースを主役に据えたメロウでフュージョンライクな心地よいグルーヴのなかに、突如として牙をむく「タテ乗り」の一撃。期待通りの「らしさ」と、決定的な変化を刻んだエピ…
ブログ筆者がリアルに聴き込んだ月間ヘビープレイ紹介企画「最近、こんなのよく聴いてます。」2025年12月号。今月は全5作品が再生回数5回をクリアするハイレベルな豊作月。圧倒的1位に輝いた「離婚伝説」をはじめ、ジョン・ホプキンスやタルヴィン・シンなど…
ロニ・サイズ&レプラゼントの1stアルバム『New Forms』をレビュー。'97年マーキュリー賞受賞の本作は、ドラムンベースの高速BPMとウッドベースが織りなすジャジーでオーガニックなサウンドが魅力。あえて展開を抑えた「一本槍」なスタイルが作り出す、クー…
タルヴィン・シンのマーキュリー賞受賞作『OK』をレビュー。タブラのビートとエレクトロニカが融合した「アジア発の未来音楽」の魅力を紐解きます。坂本龍一やネーネーズも参加した本作の、伝統とデジタルが交差する壮大なスケール感と、11分超の冒頭曲『Tra…