2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧
くるりの実験精神が爆発した3rdアルバム『TEAM ROCK』(2001年作)をレビュー。先行シングル「ワンダーフォーゲル」の電子音や、幕開けを飾る表題曲のラップ・トラックに当時のリスナーが覚えた「なんじゃこりゃ」という戸惑いと衝撃の記憶を紐解きます。自…
音楽を発信する上で重要な「苦手ジャンルとの向き合い方」と言論のあり方を綴ったライフワークコラム。好きなジャンルの得意・苦手があるのは当然としつつも、公の場で特定ジャンルを排他的に貶める行為が、自身の音楽観を凝り固まらせ、文化の衰退を招くリ…
奥田民生が1997年に発表した3rdにしてミニアルバムの傑作『FAILBOX』をレビュー。まったりとした凪の中に独特の色気が漂う名曲「カヌー」や、平易なメロディの中に奥深い佇まいを見せる人気曲「野ばら」の魅力を解説します。王道ブルースやロックンロールな…
UKブライトン出身の2人組ロックデュオ、ロイヤル・ブラッドの歴史的1stアルバム『Royal Blood』をレビュー。ドラムとベースのみの最小編成でありながら、ストーナーロックを彷彿とさせる極厚の中低域・低域をベース1本で叩き出す、圧倒的な破壊力のサウンド…
デトロイトのロックデュオ、ザ・ホワイト・ストライプスが2003年に発表したガレージロックの金字塔『Elephant』をレビュー。筆者がティーン時代にリアルタイムで衝撃を受けた洋楽との出会いを振り返ります。世界中のライブ会場で観客がリフを大合唱する歴史…
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ)の歴史的大ヒット8thアルバム『By The Way』をレビュー。驚異的な一体感と緩急で圧倒する表題曲『By The Way』、万人に勧めやすいポップな『Universally Speaking』、そしてライブの超定番として中盤で再び耳を…
環境音楽の祖、Brian Eno(ブライアン・イーノ)が遺した至高の「アンビエント4部作」を徹底解説。筆者が毎日続けるヨガの習慣をきっかけに出会ったエピソードを交えつつ、極上の鎮静効果をもたらす『1: Music For Airports』、ハロルド・バッドとのコラボで…
カナダのエレクトロニカデュオ、Crystal Castles(クリスタル・キャッスルズ)が2010年に発表した2ndアルバム『Crystal Castles II』をレビュー。冒頭「Fainting Spells」や「Doe Deer」に渦巻く、テレビノイズを思わせる現代ホラー的な狂気と、一転して美し…
RHYMESTER(ライムスター)が2006年に発表したメジャー4thアルバム『HEAT ISLAND』を、前作『マニフェスト』との比較を交えて再レビュー。FIRE BALLを迎えた攻撃的な表題曲や、SCOOBIE DOとのコラボによる軽快な「音楽は素晴らしい」といった聴きどころを紹…
カナダのロックデュオ、デス・フロム・アバヴ 1979(Death From Above 1979)が2004年に発表した衝撃の1stアルバム『You're A Woman, I'm A Machine』をレビュー。猛烈なグリッサンド音から暴走するビートへと繋がる「Turn It Out」から、代表曲「Romantic R…
インド系イギリス人バンド、コーナーショップ(Cornershop)が1997年に発表した大ヒット3rdアルバム『When I Was Born For The 7th Time』をレビュー。シタールが響くインド音楽と、ヒップホップ、ファンク、サーフロックがユルく融合した「民族調ミクスチャ…
はてなブログでの連続投稿1000日達成を報告。音楽への熱い想いを放出する「生命線」として歩み続けた軌跡と、いつも読んでくださる読者への深い感謝を綴ります。また、SEO対策や事実誤認の修正、過去記事の強化において大きな支えとなったAI(Gemini・Grok)…
スコットランドを代表するロックバンド、トラヴィス(Travis)の2020年発表の9thアルバム『10 Songs』をレビュー。前作での苦戦を経て再チャレンジした本作に見る、「無理のなくなった」コンディションの良さと純粋でフォーキーな優しさを紐解きます。静謐な…
ザ・キルズ(The Kills)の1stアルバム『Keep On Your Mean Side』をレビュー。ベースレスにドラムマシンの無機質なビート、そしてすべてを牽引する渋いギターリフが織りなす独特のミニマリズムを解説します。ボーカルのアリソンが放つ強烈な色気と、2人組な…
ブリンク182(blink-182)の5thアルバムにしてセルフタイトル作をレビュー。大学時代にドラマーから薦められたエピソードを交え、トラヴィス・バーカーによる圧倒的かつ変則的なドラムテクニックの凄みを解説します。従来のポップパンクの枠を超え、ハードコ…
サイケデリック・ファンクバンド、クルアンビン(Khruangbin)の日本独自企画盤『全てが君に微笑む』をレビュー。1stアルバム前後のシングルやEPから、初CD化となる全10曲を収録した本作の魅力を紐解きます。アジアン・アウトローなワルっぽさを纏った『The …
音楽リスナーにとって永遠の課題である「好きじゃないアルバムに当たった時、そのアーティストの次作に再チャレンジするか否か」を考察。レンタルリストの運用や新作減少という現状を踏まえ、失敗や後悔を減らすために筆者が導き出した「3つの再チャレンジ基…
ブリットポップの王者、ブラーの原点である1stアルバム『Leisure』をレビュー。当時流行のマッドチェスターやシューゲイザーの影響を色濃く反映したサウンドを、後追いで全アルバムを制覇した筆者の視点から考察します。「大物バンドのデビュー作」という看…
シェフィールドのシンセポップバンド、ヘヴン17の1stアルバム『Penthouse And Pavement』をレビュー。冒頭から鳴り響く「奇怪でクセになる」サウンドは、一度聴くとこびりついて離れません。ハイテクニックなベースや変化球の連続に賛否は分かれるかもしれま…
カナダを代表するポップパンクバンド、Sum 41の大出世作『Does This Look Infected?』をレビュー。「The Hell Song」に代表されるメタル直系のリフとキャッチーなメロディは、まさに「中二心」をくすぐる普遍的な魅力に満ちています。かつて反抗心から素直に…
ブライアン・イーノのアンビエント・シリーズ第4弾『Ambient 4: On Land』をレビュー。シリーズ中、最も難解で「ダーク」と評される本作の不穏な音像や、石や鎖など非楽器を取り入れた実験的手法を解説。宇宙の深淵に沈み込むような、異質な音楽体験の魅力を…
ふと自分の音楽ライブラリを振り返り、「スタジオ盤を全作品聴いているアーティスト」を調査。くるり、スピッツ、Oasisなど、邦洋問わず並んだ顔ぶれから見えてきたのは、熱狂的なファン(フリーク)であることと、全作完走することの意外な相関関係。音楽リ…
カリフォルニアのアンビエントアーティスト、Tycho(ティコ)の4thアルバム『Epoch』をレビュー。3部作の完結編となる本作は、前作までの静謐な空気感から一転、肉体的なドラムやベースが際立つポストロック的なアプローチへと進化。変化ゆえの戸惑いと、ア…
テキサスのサイケデリック・ロックバンド、クルアンビンの2ndアルバム『Con Todo El Mundo』をレビュー。中東やラテンの影響を深めたエキゾチックなグルーヴと、空気を途切れさせない圧倒的な演奏力が生む唯一無二の音世界。日常を忘れ、どこか遠くへ浸りた…
ブライアン・イーノのアンビエントシリーズ第3弾、ララージの『Ambient 3: Day of Radiance』をレビュー。ハンマーダルシマーが奏でるガムラン調の華やかな響きと、瞑想的な静寂が同居する唯一無二の一枚。単なる「鎮静」を超え、内側から意識を覚醒させるよ…
スウェーデンのガレージロックバンド、ザ・ハイヴスの2ndアルバム『Veni Vidi Vicious』をレビュー。冒頭からアクセル全開で駆け抜ける潔いサウンドと、ソウルカバー「Find Another Girl」で見せる緩急の妙を解説します。ムシャクシャした気持ちを吹き飛ばす…
月刊ヘビープレイ紹介企画・2026年5月号。今月はジェイソン・フォークナーの美メロが光る名盤を筆頭に、くるり、セイント・ヴィンセント、デフトーンズ、スペアザといった、ジャンルを越えて「今、心から推せる」クセの強い5枚を厳選。再生回数が止まらない…
Tempalayの2ndアルバム『from JAPAN 2』をレビュー。中毒性のあるサイケデリックな浮遊感はそのままに、驚くほど美しく人懐っこいメロディが際立つ本作。「革命前夜」や「革命」といった代表曲を軸に、ヒップホップ要素やハードサイケを自在に横断する、まさ…
ブルックリンのインディーロックバンド、TV On The Radioの4thアルバム『Nine Types Of Light』をレビュー。前作『Dear Science』のポップさから一転、アーティーなデジタル・ソウルへと深化。独特な後ノリのグルーヴと強いクセを持つメロディが聴き手をふる…
日本を代表するローファイ・ヒップホップの先駆者、Nujabesの2ndアルバム『Modal Soul』をレビュー。ジャジーで美しい旋律と、一生懸命聴かなくても心地よく流れる「優しい時間」の魅力を紐解きます。発表から約20年が経った今も全く色褪せない、抽象的で奥…