いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

カントリー

ホコリっぽさがない。アンティークの調度品のよう。【A Date With the Everly Brothers/The Everly Brothers(1960)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#467

伝説的兄弟デュオ、エヴァリー・ブラザーズが1960年に発表した傑作4thアルバムをレビュー。60年代初頭の作品ながら、古さを感じさせない「磨かれたアンティーク」のような輝きを放つサウンドを紐解きます。ビートルズにも多大な影響を与えた極上のハーモニー…

コントラストを操る、作曲・構成技術の妙。【Wildflowers/Tom Petty(1994)】

トム・ペティの1994年のソロ名盤『Wildflowers』をレビュー。フォーク、カントリー、ブルース、ロックを自在に操り、濃淡豊かなコントラストを描き出す作曲術を解説します。60分超の長尺ながら、ジワジワとせり上がるような高揚感と、大人の耳に心地よい「刺…

敷居の低い、ポップど真ん中カントリー。【Fly/The Chicks(1999)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#442

アメリカを代表するカントリーバンド、ザ・チックス(ディクシー・チックス)のメジャー2nd『Fly』をレビュー。原典的なカントリーの個性を主軸に据えつつ、驚異のシングル8曲を輩出したポップな聴きやすさを解説します。カントリー初心者にこそ真っ先に勧め…

意思ある粗削りからの、多面的な景色。【Meat Puppets II/Meat Puppets(1984)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#416

アリゾナのアンダーグラウンドシーンが生んだミート・パペッツの2ndアルバムをレビュー。ニルヴァーナのカート・コバーンが敬愛したことでも知られる本作。ハードコアの衝動にカントリーやサイケが混ざり合う「カウ・パンク」の妙と、粗削りな意思が描き出す…

聴き味ハッキリ。一体感を感じる作品。【Sticky Fingers/The Rolling Stones(1971)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#415

ザ・ローリング・ストーンズの金字塔『Sticky Fingers』をレビュー。名曲「Brown Sugar」の衝撃から、ブルース、R&Bまで、一曲ごとの聴き味がはっきりしたロックンロールの真髄がここに。権利関係の荒波を乗り越え、バンドがプロとして提示した「一体感」と…

無理に聴かなくてもいい、身を任せていい自由さ。【Is A Woman/Lambchop(2002)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#405

ナッシュヴィルのオルタナティブ・カントリーバンド、ラムチョップの2002年作『Is A Woman』をレビュー。ボソボソ系のボーカルと長尺な楽曲が並ぶ、一見「敷居の高い」一枚ですが、その奥には抒情的で無駄を削ぎ落とした美しい音が広がります。無理に「聴こ…

ワイルドでタフな、説得力ある歌声。【Lucinda Williams/Lucinda Williams(1988)】

ルイジアナ出身のカントリー・シンガーソングライター、ルシンダ・ウィリアムズ(Lucinda Williams)が10年近くの下積みを経て1988年に発表した、出世作となる3rdアルバム『Lucinda Williams』をレビュー。カントリーロックやアメリカーナに通じる聴きやすさ…

え?これが売れへんかったん?【Highway/Free(1970)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#388

イギリスの伝説的ブルースロックバンド、Free(フリー)が1970年に発表した4thアルバム『Highway』をレビュー。前作『Fire and Water』の大成功と同年末にリリースされながらもセールスに苦戦した本作の、ブルージーでありながらメロディアスな聴きやすさと…

ポップながらカントリーらしさを失わないのがとにかくすごい。【The Weight Of These Wings/Miranda Lambert(2016)】

テキサス出身のカントリーシンガーソングライター、ミランダ・ランバートが2016年に発表した代表作『The Weight Of These Wings』をレビュー。多くのポップカントリー作品がただのポップスへ流れてしまう中、南部のカントリーブルースの香りと泥臭い文脈をル…

穏やかで包容力のあるバリトンボイスと、温かみのあるとげのないアコースティックサウンド。【Woke on a Whaleheart/Bill Callahan(2007)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#368

アメリカのローファイ/オルタナティヴ・カントリーを牽引するシンガーソングライター、ビル・キャラハン(Bill Callahan)が、長年のSmog名義から本名へと改名し2007年に発表した1stアルバム『Woke on a Whaleheart』をレビュー。彼の最大の魅力である、穏…

音が楽しそう。曲調がストレートでややこしくない感じ。【Desire/Bob Dylan(1976)】|今日のDMM月額レンタル日記。#102

ボブ・ディランの1976年作品『Desire(欲望)』をレビュー。ディラン作品の中でも「一番売れた」とされる有数のポップさと、ストレートでややこしくない曲調の魅力を解説。混沌とした状況から無名ミュージシャンを中心に録音されたフレッシュな背景や、カン…

家に入るまでが、ちょっと大変かも…【IN MY HOUSE/山崎まさよし(2009)】|今日のDMM月額レンタル日記。#81

山崎まさよしの2009年作品『IN MY HOUSE』をレビュー。T.レックスやドアーズ、ジャニス・ジョップリンといった本格的なルーツロックやブルースに接近した本作。独自の「敷居の高さ」を持ちながらも、それを「なんか気持ちいい」と大衆に聴かせ、しっかり売っ…

まったく媚びない、強さの象徴。【Sheryl Crow/Sheryl Crow(1996)】|今日のDMM月額レンタル日記。#65

シェリル・クロウのセルフタイトル・セカンドアルバムをレビュー。オルタナ風味の効いた「If It Makes You Happy」や、車のCMソングとしても有名な名曲「Everyday Is a Winding Road」など、まったく媚びないダウナーで堂々とした佇まいが魅力の名盤をご紹介…

ボブ・ディラン×ザ・バンド。【The Basement Tapes/Bob Dylan & The Band(1975)】|今日のDMM月額レンタル日記。#36

ボブ・ディラン&ザ・バンド(Bob Dylan & The Band)が1975年に発表した『The Basement Tapes(地下室)』をレビュー。鋭いフォークから一転、ロックンロールやブルースといったルーツ色の濃いレイドバックした音像と、ザ・バンド本人たちとの圧倒的な空気…

飾り気最低限。キャッチーに甘えてる感じがしないのがいい。【Magic Number/go!go!vanillas(2014)】|今日のDMM月額レンタル日記。#27

こんばんは。キタダハルキです。 今日はそこそこの早起きが出来た状態で、この記事作成に取り掛かっているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【飾り気最…

ポップの前に立ちはだかる、門前払い感。【Did you know that there's a tunnel under Ocean Blvd/Lana Del Rey(2023)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#241

こんばんは。キタダハルキです。 今日は洗濯槽の掃除をして、たぶんこの記事が出るころにはすっきりしてるんじゃないかと思いますが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワー…

アメリカ的郷愁、原風景はこんな感じ…?【Good Old Boys/Randy Newman(1974)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#6

こんばんは。キタダハルキです。 今日は書き溜めのときに現れる企画… TSUTAYA店舗レンタル日記。やりたいと思います。 ※このカテゴリで紹介する作品は私の探し方が正しければ、TSUTAYA DISCASでは取り扱っていなかった商品です。 今日のキーワードは…【アメ…

【2024年3月号】最近、こんなのよく聴いてます。

2024年3月のヘビープレイ5選を紹介。再生数トップのザ・フォール『This Nation's Saving Grace』や、ライブ盤の衝撃が続くザ・フー、圧倒的ベースラインのサンダーキャットなど、新旧織り交ざった名盤をレビュー。ロック、カントリー、R&Bなど、今月筆者の耳…

王道の、ポップカントリー。【Revolution/Miranda Lambert(2009)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#155

こんばんは。キタダハルキです。 今日は髪を切ってスッキリ…してきたんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 ※前回の記事はこちら。 musictherapy.hateblo.jp 今日のテーマは…【王…

【2023年7月号】最近、こんなの聴き始めました。

こんばんは。キタダハルキです。 しかし、ちょっとここ最近の暑さものすごいなと…。なんとか外にも出て、バテ防止も心掛けていきたい今日この頃ですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 ということで、今月もこの企画… 最近、こんなの聴き始めました。 7月…

カントリーとフォークの違いってなんだ?いちいち、考えてみた。

「カントリーとフォークの違い」を音楽初心者にも分かりやすく解説。どちらもルーツは同じヨーロッパ民謡ですが、バンドスタイルで「陽」の印象を持つ大所帯なカントリーと、独白的で「陰」の印象を持つ弾き語り主体のフォーク、それぞれの道筋の違いを紐解…