ポストパンク
トーキング・ヘッズの1080年発表の最高傑作『Remain in Light』をレビュー。プロデューサーにブライアン・イーノを迎え、アフリカン・ファンクとポリリズムを融合。強烈なクセと中毒性を持ちながら、何度聴いても「覚えきれない心地よさ」を残し続ける、一生…
ザ・ホラーズが2017年に発表した5thアルバム『V』をレビュー。これまでのサイケデリックな浮遊感にバキバキとしたインダストリアル的な肉体感を融合させ、抜群の一貫性と密度の高さを誇る音像に仕上がった一作です。「支配されすぎずに聴ける距離感」という…
NYが誇るインテリジェントなニューウェーブ・バンド、トーキング・ヘッズの1978年発表の2ndアルバム『More Songs About Buildings And Food』をレビュー。名匠ブライアン・イーノをプロデューサーに迎えた本作は、マーチング調のリズムが印象的な冒頭曲から…
テネシーのロックバンド、キングス・オブ・レオンの8thアルバム『When You See Yourself』をレビュー。4年半ぶりのリリースゆえに期待が高まる中、全体的に地味でフックに欠ける作風に「もっと来いよ」ともどかしさを感じた当初のリスニング体験を率直に綴り…
ザ・ストロークスの伝説的デビュー作『Is This It』をレビュー。ハイファイな音作りが主流だった時代に、シンプルで「けだるい」隙間のあるサウンドで現れたロックンロールの救世主。名曲「Someday」や「Last Nite」が持つ、余裕と優雅さを備えた色気の正体…
NYオルタナシーンの象徴、ソニック・ユースが1988年に発表した歴史的名盤『Daydream Nation』を徹底レビュー。70分を超える壮大なスケールと、ノイズ・アート・アヴァンギャルドが融合した独特の世界観を解説します。一見すると敷居が高そうな「ノイズ」の裏…
イギリスのポストパンク・リバイバルを牽引したBloc PartyのデビューEPをレビュー。傑作1stフルアルバムへと繋がる「粗削りながらも確かな熱量」に焦点を当て、代表曲のプロトタイプといえる楽曲や、当時のバンドの勢いを考察します。ファンなら聴いておくべ…
スコットランドが生んだオルタナティブ・ロックの源流、ザ・ジーザス&メリー・チェインの1stアルバム『サイコキャンディ』をレビュー。冒頭を飾る名曲「Just Like Honey」の甘い誘惑から一転、脳を焼くような強烈なノイズの嵐が吹き荒れます。ポストパンク…
ブリティッシュ・シー・パワー(現・シー・パワー)の衝撃的な1stアルバムをレビュー。16年間の記憶の空白を経て再会した名曲『Remember Me』のキャッチーさと、ガレージパンクの熱量、そしてタイトルの如き「衰退」の美学。粗削りな音の中に宿る、退廃的で…
イギリスのパンクバンド、アイドルズ(IDLES)の3rdアルバム『Ultra Mono』をレビュー。全英1位を獲得し評価を決定づけた本作は、インダストリアルな熱量と洗練されたプロダクトが融合した、バンド史上最も「触りやすい」一作。確かな進歩の裏に見える新たな…
ロンドンのポストパンクバンド、Bloc Partyの衝撃的な1stアルバム『Silent Alarm』をレビュー。コピバンをするほど心酔した筆者が、圧倒的なドラムの手数と緻密なギターリフが織りなす「踊れるロックサウンド」の魅力を解説します。20年経っても色褪せない、…
ロンドンのポストパンク/オルタナバンド、サヴェージズ(Savages)の2013年発表の1stアルバム『Silence Yourself』をレビュー。ゾクゾクさせる幕開けの「Shut Up」から、ノイズギターが炸裂する「I Am Here」への強烈な流れ。ジョイ・ディヴィジョンを彷彿と…
Arctic Monkeysの2ndアルバム『Favourite Worst Nightmare』をレビュー。衝撃のデビューから成熟へと舵を切った本作を、現在の視点で再評価。爆発的な「Brianstorm」だけでなく、近年の作風へと繋がる「Only Ones Who Know」などに見られる野心的な変化を解…
ポスト・パンクの深淵、ジョイ・ディヴィジョンの2ndアルバムにして最後の作品『Closer』をレビュー。ボーカル、イアン・カーティスの自死直前に記録された、呪術的で陰鬱なサウンドの裏側に潜む「精いっぱいの躁」を考察します。万人受けはしない、技術を超…
ロンドンのインディーロックバンド、Razorlight(レイザーライト)が2008年に発表した3rdアルバム『Slipway Fires』をレビュー。ピアノを大々的にフィーチャーした冒頭の「Wire to Wire」や「Hostage of Love」に見るポップでわかりやすいメロディを評価しつ…
パーケイ・コーツの2018年作『Wide Awake!』をレビュー。前作の成功に安住せず、デンジャー・マウスを招いてファンキーなアンサンブルや洗練されたメロディへと舵を切った意欲作。粗削りな勢いはそのままに、さらなる進化を遂げた「生き物」のようなアルバム…
UKのロックバンド、フォールズが2008年に発表した衝撃の1stアルバム『Antidotes』をレビュー。ポストロック的なアプローチとミニマルかつダンサブルな中毒性でシーンを席巻した、バンド唯一無二の初期衝動サウンドを紐解きます。その一方で、音使いの少なさ…
ブログ筆者のヘビープレイ紹介企画「最近、こんなのよく聴いてます。」'25年3月号。集計の手違いから昨日急遽レビューしたギャング・オブ・フォーをはじめ、失敗作の枠を超えた幅を感じるディープ・パープル、20年越しにインディーロックとしての本質に気づ…
イギリスのポストパンクバンド、ギャング・オブ・フォーの2ndアルバム『Solid Gold(1981)』をレビュー。前作のキャッチーな幕開けとは対照的に、ダークで不気味、ポップさ皆無の本作。しかし、当時のポストパンク/ニューウェーブ界を席巻した「ファンキー…
音楽ブロガー・キタダハルキが選ぶ、2024年に「個人的に聴き始めたアルバム」年間ベスト10を発表!iTunesの再生回数に基づいたガチランキングで、1位のFurui Riho『Green Light』をはじめ、ポストパンク、ジャズ、アンビエント、ダブステップまで多彩な名盤…
ザ・フォールが1985年に発表した名盤『This Nation's Saving Grace』を再レビュー。筆者の2024年購入物再生数第1位に輝いた本作の、鋭利でヒリヒリした冷徹さと異様な熱量が同居するゾクゾク感を紐解きます。気難しそうな佇まいに反して「めちゃくちゃ踊れる…
パーケイ・コーツの3rdアルバム『Sunbathing Animal』をレビュー。日向ぼっこをするようなダラダラ感と、急に覚醒してカッとなる動物的な衝動が同居した一枚。生まれたままの感性で紡がれた危うくも生々しい楽曲群は、一度ハマると抜け出せない中毒性を持っ…
イギー・ポップのソロデビュー作『The Idiot』(1977年)をレビュー。デヴィッド・ボウイ全面プロデュースによる濃密なベルリン期のサウンド。最初は戸惑いつつも、4周目で気づいた「イギーの攻撃性とデジタルのせめぎ合い」の緊張感、そして後年へと繋がる…
ザ・ザ(The The)の1986年作『Infected』をレビュー。聴きにくくはないけれど、一筋縄ではいかない「つかみどころのなさ」を持つ本作。「Heartland」で絶妙なポップさをもたらす客演テッサ・ナイルズの存在感に触れつつ、何度も聴き込むことでしか見えない…
大阪発のロックバンド8otto(オットー)が2008年に発表したメジャー2ndアルバム『HYPER, HYP8R, HYPER』をレビュー。ザ・ストロークス直系のクールなポストパンクの佇まいと、ドラムボーカルスタイルの一発録りがもたらす「演奏のヨレやライブ感」をめぐるス…
多忙を極めた5月・6月を経て、筆者の心身が本能的に求めた5枚を紹介するヘビープレイ企画・2024年7月号。ホット・チップのポップなマジックから、トリッキーが生むチルの空間、そして無意識に最多再生を記録したマル・ウォルドロンの穏やかなピアノまで。「…
インダストリアル・ロックの先駆者、キリング・ジョークの1stアルバム『Killing Joke』をレビュー。1980年という時代に、ほぼセルフプロデュースで完成させた迷いのないサウンドを紐解きます。強烈な歪みとポストパンク的な冷たい手触りが同居する唯一無二の…
ザ・フューチャーヘッズ(The Futureheads)の1stアルバムをレビュー。アンディ・ギルに見出された、2000年代ポストパンクリバイバルの熱狂。ガレージ特有の粗削りさと、確かな一体感、ライブ感が共存する本作。名曲『A to B』など、理屈抜きで身体が動き出…
こんばんは。キタダハルキです。 昨日はクーラー一歩手前の蒸し暑さでしたが、なんとか踏ん張ったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【クールなデジタルサ…
英国のレジェンドバンド、ザ・キュアー(The Cure)の1985年発表の6thアルバム『The Head On The Door』をレビュー。「陰鬱・難解・長い」というキュアーのパブリックイメージを覆す、拍子抜けするほどポップで40分未満にまとまった、初心者へ今もっともおす…