こんばんは。キタダハルキです。
今日は結構しっかり降った雨で、ゆっくり休んだ一日になったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日は購入物レビュー、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【勢いと衰退と。その退廃的な泥臭い美しさ】。
それではレビューしていきたいと思います。
■The Decline Of British Sea Power/British Sea Power(2003)
レディングのインディーロックバンド、ブリティッシュ・シー・パワー(現・シー・パワー)の1stアルバムです。
このアルバムというか…『Remember Me(M-5、上記)』が出会いでしてね。
皮肉な話なんですけど、出会ったころはリアルタイムでして…要は音楽を知れども、情報に接近する手段が足りず…。MVのインパクトも相まってそのことだけは”覚えている”という状態でしたが、バンドの名前とかは完全に忘れてしまっているような状態だったんですよ。大学当時の軽音界隈でもなかなか話題にならず、そのまま記憶の海に沈んでしまっていたんですよね…
ほんで、再会したのももう6年以上前の話になるんでうろ覚えでしてね。
なんかMVの内容は覚えていたので…「銅像 MV 怖い」とかで検索したんでしたかね…。で、サムネを見て「こ れ だ !」ってなって、初めての出会いから16年越しで聴くようになったのが当作品です。いつもの私の流れとは違い、曲が好きで探しきれずに見つけられなかった作品との再会だったので非常にうれしかったことを思い出しますね。
さて、肝心のアルバムそのものについてですが…やはり『Remember Me』は外せないです。
粗削りも粗削りの演奏の中で、バンドの名前は忘れてしまっていたのになんとなく覚えていたのはそのキャッチーさ。弦楽器とのユニゾンも相まって、リメンバーミーって連呼していたのが強烈に残っていたから、ですしね。
強烈と言えば、それこそアルバム冒頭の聖歌的なインタールードから導入でまるで懺悔するようなドカドカガレージパンク『Apologies to Insect Life(M-2)』もでっかいインパクトなんですよ。正直、ここでパカッと聴けるかどうかが分かれると思います。
ただ、もっとも多くの空気を占めているのは『Decline(衰退)』するような、壊れそうな音使いによるインディーロック。シングル曲でもある『The Lonely(M-7)』が今作の中央値的なフィーリングかと思います。
ひとまず言えるのは、どっちにせよ粗いという点は受容して聴くのが大前提にはなる*1作品だということ。そのうえで、勢いと衰退と、その退廃的な泥臭い美しさを見つめることができるのかどうか…
そこにかかっているんじゃないか、という気がしますね。
■終わりに:忘れてしまった作品とも、出会い直せる。
レビューは以上になりますが…
忘れてしまった作品と出会い直せるのはいまの時代のいいところだと思いますね。
それこそ、私みたいに10数年思い出せていなかったものを情報の海から掘り起こして発見、しかも気に入った!となったときのカタルシスってやはり大きいものだとも再確認しましたね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。現代アフロビートの震源地。数年越しでやっと聴いたリトル・シムズは、単なる流行りにはとどまらない普遍性とわかりやすさも兼ね備えた名盤でした…
*1:最終盤の大ピーク『Lately(M-10)』が14分近くあるだけに…。粗いのを受容していないと力尽きてしまう…。

