いちいち、音楽を考える。

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King Gnuが好きだと言われたら、何を薦める?問題について。#10

こんばんは。キタダハルキです。

今回は第10回の「何を薦める?」問題です。

 

今回は、紅白出場歴もある、異彩を放ちながらもポップな地位を築き上げたこちらのバンドでいきます。


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King Gnu。もはや国民的、ですよね。そういうバンドにまで上り詰めるとは…。

で、このKing Gnuは…その絶対的レベルの個性ゆえに、何を薦めるかって記事を書くの、結構難航しました。どうしたもんか、となって何回も棚上げしてました。

ただ、この記事を書いたということは…それなりの結論が出た、ということでもあります。では、今回はKing Gnuのリスナーに勧めていきたい音楽についての話をしたいと思います。

■初期から、現在に至るまで…(Arctic Monkeys)

実は、先日King Gnuの最新作を聴いて薦めることを決めたのがArctic Monkeysです。

とにかく、この2曲の比較ですよね。公言もしていますが、影響は明らかだと思います。


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Brianstorm

Brianstorm

  • Arctic Monkeys
  • オルタナティブ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

※その『Brianstorm』収録のアルバムレビューはこちら。アークティックモンキーズが大きく成熟した作品で、洋楽ロックセールスが鈍めの日本でもオリコン4位と非常に売れた作品でもあります。

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ちなみに、アークティックモンキーズって最近はもう、こういう音楽性じゃない*1んですが…

実は、ここ最近の彼らの音楽性も、King Gnuの「ポップじゃない方の楽曲」に共通性を感じるんですよね。


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There’d Better Be A Mirrorball

There’d Better Be A Mirrorball

  • Arctic Monkeys
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

ここ最近のKing Gnuのムーディーなタイプの楽曲…たとえば『IKAROS*2』は、こういうところからも影響を受けているんじゃないかと。

IKAROS

IKAROS

  • King Gnu
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

しかしアークティックモンキーズはぶっちゃけ、先述した音楽性の大きな変化でついていけなくなった方も結構いるとは思いますし、私もぶっちゃけその変化が原因で何年も聴いてない時期がありましたが、それでも我が道を行ってる中でもっかい思い出して聴くようになりましたもんね。

方向性が変わりつつも、そういう「聴いてみよか…」という説得性を生み出せているのが本当にすごいバンドだと思います。

※当ブログでその最新作について、レビューしています。ムーディーで聴きつぶされない、ボディのしなやかな音楽です。

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■もっとも、表題通りに勧めやすいバンド。(BREIMEN)

PINK

PINK

  • BREIMEN
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

邦楽勢は迷いましたが…BREIMENの上記楽曲を聴いて決まりましたね。特に初期のKing Gnuが好きな方には気に入ってもらえるんじゃないかと思います。

BREIMENは演奏技術も高く、脱力しつつも品のある音楽性です。さっき初期の…って話をしましたが、最近のKing Gnuが好きな方にも刺さると思います。

また、岡野昭仁×井口理(Vo.)コラボに直接楽曲提供もしており、関係も近いと思いますしなおのこと要注目の存在かと思います。


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MELODY

MELODY

  • 岡野昭仁 & 井口理
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

先述した『PINK』収録アルバムのレビュー記事です。圧倒的な自信からくる不遜さも感じますが、納得せざるを得ないぐらいのニクい一枚です。

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■BlurとGorillaz。King Gnuとmillennium parade。(Gorillaz)

ラストは何を薦めようかと思ったんですが…

常田大希氏本人が影響を受けているとも公言しているゴリラズにしました。


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Feel Good Inc.

Feel Good Inc.

  • ゴリラズ
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

見出しにもあげましたが、バンドとしての在り方が近いというか。クリエイターも巻き込んだ総合芸術として…というあり方が、常田氏の目指している像とも重なるんじゃないかと。

もっとも、ブラーとゴリラズの関係性のように境界線を跨ぎ過ぎずに、King Gnuをバンドとして壊してしまうようなことはないように…ミレパのフィーリングはミレパでなるべく消化してほしいとも個人的には思ったりします。

それはさておき、ゴリラズは総合芸術的なあり方で20年を超えてシーンの中心。King Gnuにも長くシーンに残っていってほしいですね。

上記楽曲収録のゴリラズの代表作のレビュー記事はこちら。実は全体で言うとめっちゃ聴きやすいか?と言われたらちょっと違うダークな面もありますが、耐用度は高い作品です。

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ミレパのレビュー記事はこちら。アーティーなアプローチに’’ついていく姿勢’’がまず求められる、ハッキリと言えば敷居の高い作品です。

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■終わりに:King Gnuが好きなら、洋楽に向かうのもおススメ。

一応、今回はこの3組でまとめましたが…

他におススメする候補として挙がっていたのはケンドリック・ラマー(ヒップホップ)、カニエ・ウエスト(ヒップホップ)、ボン・イヴェール(インディーロック)など。とにかく洋楽が中心*3です。

私は、King Gnuがいけるなら洋楽も行けるんじゃないかと考えています。King Gnuが既存の音楽性とは異質な存在としてシーンに出てきたのも、やっぱり「素養が邦楽だけではなかった」からだと思います。そのうえで、メロディの歌謡性をあげて日本で受けられるポップな仕上がりを作っている、という流れだと思うので…。

 

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたなら、King Gnu好きにどんな音楽を勧めますか?

コメントやXのリプなどで教えていただけたら嬉しいです!

※King Gnu最新作もレビューしています。実は、正直言うと当作品にはいろいろと思うところあります…

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■過去の「何を薦める?」シリーズ

このシリーズでは、好きなアーティストから新たな音楽との出会いを提案しています。前の記事もぜひチェック!

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*1:だからこそ『一途』でオマージュ的なことをしたのかなと。流行ど真ん中すぎない時期に、というか。

*2:THE GREATEST UNKNOWN、M-8

*3:ちなみに、邦楽勢ではミクスチャーバンド・Kroiも候補だった。