こんばんは。キタダハルキです。
今回は第10回の「何を薦める?」問題です。
※前回の記事はこちら。
今回は、紅白出場歴もある、異彩を放ちながらもポップな地位を築き上げたこちらのバンドでいきます。
King Gnu。もはや国民的、ですよね。そういうバンドにまで上り詰めるとは…。
で、このKing Gnuは…その絶対的レベルの個性ゆえに、何を薦めるかって記事を書くの、結構難航しました。どうしたもんか、となって何回も棚上げしてました。
ただ、この記事を書いたということは…それなりの結論が出た、ということでもあります。では、今回はKing Gnuのリスナーに勧めていきたい音楽についての話をしたいと思います。
■初期から、現在に至るまで…(Arctic Monkeys)
実は、先日King Gnuの最新作を聴いて薦めることを決めたのがArctic Monkeysです。
とにかく、この2曲の比較ですよね。公言もしていますが、影響は明らかだと思います。
ちなみに、アークティックモンキーズって最近はもう、こういう音楽性じゃない*1んですが…
実は、ここ最近の彼らの音楽性も、King Gnuの「ポップじゃない方の楽曲」に共通性を感じるんですよね。
ここ最近のKing Gnuのムーディーなタイプの楽曲は、こういうところからも影響を受けているんじゃないかと。
しかしアークティックモンキーズはぶっちゃけ、先述した音楽性の大きな変化でもうついていけなくなった方も結構いるとは思いますし、私もぶっちゃけその変化が原因で何年も聴いてない時期がありましたが、それでも我が道を行ってる中でもっかい思い出して聴くようになりましたもんね。
方向性が変わりつつも、そういう「聴いてみよか…」という説得性を生み出せているのが本当にすごいバンドだと思います。
■もっとも、表題通りに勧めやすいバンド。(BREIMEN)
邦楽勢は迷いましたが…BREIMENの上記楽曲を聴いて決まりましたね。特に初期のKing Gnuが好きな方には気に入ってもらえるんじゃないかと思います。
BREIMENは演奏技術も高く、脱力しつつも品のある音楽性です。さっき初期の…って話をしましたが、最近のKing Gnuが好きな方にも刺さると思います。
また、岡野昭仁×井口理(Vo.)コラボに直接楽曲提供もしており、関係も近いと思いますしなおのこと要注目の存在かと思います。
■BlurとGorillaz。King Gnuとmillennium parade。(Gorillaz)
ラストは何を薦めようかと思ったんですが…
常田大希氏本人が影響を受けているとも公言しているゴリラズにしました。
見出しにもあげましたが、バンドとしての在り方が近いというか。クリエイターも巻き込んだ総合芸術として…というあり方が、常田氏の目指している像とも重なるんじゃないかと。
もっとも、ブラーとゴリラズの関係性のように境界線を跨ぎ過ぎずに、King Gnuをバンドとして壊してしまうようなことはないように…ミレパのフィーリングはミレパでなるべく消化してほしいとも個人的には思ったりします。
それはさておき、ゴリラズは総合芸術的なあり方で20年を超えてシーンの中心。King Gnuにも長くシーンに残っていってほしいですね。
■終わりに:King Gnuが好きなら、洋楽に向かうのもおススメ。
一応、今回はこの3組でまとめましたが…
他におススメする候補として挙がっていたのはケンドリック・ラマー(ヒップホップ)、カニエ・ウエスト(ヒップホップ)、ボン・イヴェール(インディーロック)など。とにかく洋楽が中心*2です。
私は、King Gnuがいけるなら洋楽も行けるんじゃないかと考えています。King Gnuが既存の音楽性とは異質な存在としてシーンに出てきたのも、やっぱり「素養が邦楽だけではなかった」からだと思います。そのうえで、メロディの歌謡性をあげて日本で受けられるポップな仕上がりを作っている、という流れだと思うので…。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたなら、King Gnu好きにどんな音楽を勧めますか?
コメントやツイッターのリプなどで教えていただけたら嬉しいです!