クセになる一枚
トーキング・ヘッズの1080年発表の最高傑作『Remain in Light』をレビュー。プロデューサーにブライアン・イーノを迎え、アフリカン・ファンクとポリリズムを融合。強烈なクセと中毒性を持ちながら、何度聴いても「覚えきれない心地よさ」を残し続ける、一生…
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1970年作『Loaded』をレビュー。これまでの実験性を排し、格段にストレートでポップな聴きやすさを実現した4thアルバム。ルー・リード脱退前夜の不遇なセールス史を振り返りつつ、後のパンクムーブメントを先取ったリフ…
スリーピースロックバンド・凛として時雨の衝動的な1stアルバム『#4』をレビュー!TKの超絶ハイトーンと鋭利なギター、ピエール中野の圧倒的な手数、345のイノセントな歌声が放つ“猛烈な劇物感”から、「Sadistic Summer」に潜むメロディアスな緩急まで、理性…
Hermann H. & The Pacemakersのメジャーデビュー作『SIX PACKS』をレビュー!衝撃のマスターピース「言葉の果てに雨が降る」から始まる本作。ごった煮の音楽性を内包しながらも、完璧すぎない「スキ」を残した人間的アンサンブルの妙。凝り固まった格式への…
アークティック・モンキーズの3rdアルバム『Humbug』をレビュー。リアルタイム試聴時に「急速に渋くなった」彼らの成長速度についていけず、一度はスルーした過去を告白。その後、プロデューサーであるジョシュ・オム(QOTSA)経由で再聴し、印象が激変して…
ビートルズの11thアルバム『Abbey Road』。名盤中の名盤として語り継がれる本作の魅力を、「曲強度のA面。流れのB面」というキーワードから紐解きます。『Come Together』や、不気味ながらクセになる『I Want You』など一曲一曲が強烈な個性を放つA面と、大…
LAのシンガーソングライター、フィオナ・アップルの1999年作品『When The Pawn...』をレビュー。小学生での衝撃的な出会いとなった名曲「Fast As You Can」をはじめ、冒頭からヒリつきを感じさせる「On the Bound」、冷徹な怒りが大爆発する「Limp」を紹介。…
サザンオールスターズが1998年に発表した13thアルバム『さくら』をレビュー。前作のポップ路線から一転、1曲目『NO-NO-YEAH / GO-GO-YEAH』から漂う異様なムードや、渦巻くダークサイドの全貌を紐解きます。表向きのクリーンなヒットシングルの裏に隠された…
ザ・ホラーズが2017年に発表した5thアルバム『V』をレビュー。これまでのサイケデリックな浮遊感にバキバキとしたインダストリアル的な肉体感を融合させ、抜群の一貫性と密度の高さを誇る音像に仕上がった一作です。「支配されすぎずに聴ける距離感」という…
2000年代後半の日本のインディーズロックシーンに突如現れ、またたく間に席巻したバンド・相対性理論が2008年に発表した自主制作の1stミニアルバム『シフォン主義』をレビュー。当時タワーレコードの試聴機で聴いて衝撃を受け、即買いしたリアルタイムの記憶…
ウィスコンシン州出身のオルタナティヴ・ロックバンド、ガービッジ(Garbage)が1995年に発表した衝撃の1stアルバム『Garbage』をレビュー。「1001枚のアルバム」リストをきっかけに出会った本作の、1stらしからぬ圧倒的なサウンドクオリティの秘密に迫りま…
NYが誇るインテリジェントなニューウェーブ・バンド、トーキング・ヘッズの1978年発表の2ndアルバム『More Songs About Buildings And Food』をレビュー。名匠ブライアン・イーノをプロデューサーに迎えた本作は、マーチング調のリズムが印象的な冒頭曲から…
あふりらんぽのメジャーデビューアルバム『URUSA IN JAPAN』(2005年作)をレビュー。強烈なノイズと咆哮、剥き出しの呪術的衝動で圧倒する本作の魅力を紐解きます。一見すると人を激しく選ぶアヴァンギャルドな作風でありながら、その根底にあるのはブルー…
UKブライトン出身の2人組ロックデュオ、ロイヤル・ブラッドの歴史的1stアルバム『Royal Blood』をレビュー。ドラムとベースのみの最小編成でありながら、ストーナーロックを彷彿とさせる極厚の中低域・低域をベース1本で叩き出す、圧倒的な破壊力のサウンド…
デトロイトのロックデュオ、ザ・ホワイト・ストライプスが2003年に発表したガレージロックの金字塔『Elephant』をレビュー。筆者がティーン時代にリアルタイムで衝撃を受けた洋楽との出会いを振り返ります。世界中のライブ会場で観客がリフを大合唱する歴史…
カナダのエレクトロニカデュオ、Crystal Castles(クリスタル・キャッスルズ)が2010年に発表した2ndアルバム『Crystal Castles II』をレビュー。冒頭「Fainting Spells」や「Doe Deer」に渦巻く、テレビノイズを思わせる現代ホラー的な狂気と、一転して美し…
インド系イギリス人バンド、コーナーショップ(Cornershop)が1997年に発表した大ヒット3rdアルバム『When I Was Born For The 7th Time』をレビュー。シタールが響くインド音楽と、ヒップホップ、ファンク、サーフロックがユルく融合した「民族調ミクスチャ…
ザ・キルズ(The Kills)の1stアルバム『Keep On Your Mean Side』をレビュー。ベースレスにドラムマシンの無機質なビート、そしてすべてを牽引する渋いギターリフが織りなす独特のミニマリズムを解説します。ボーカルのアリソンが放つ強烈な色気と、2人組な…
ブリットポップの王者、ブラーの原点である1stアルバム『Leisure』をレビュー。当時流行のマッドチェスターやシューゲイザーの影響を色濃く反映したサウンドを、後追いで全アルバムを制覇した筆者の視点から考察します。「大物バンドのデビュー作」という看…
シェフィールドのシンセポップバンド、ヘヴン17の1stアルバム『Penthouse And Pavement』をレビュー。冒頭から鳴り響く「奇怪でクセになる」サウンドは、一度聴くとこびりついて離れません。ハイテクニックなベースや変化球の連続に賛否は分かれるかもしれま…
ブライアン・イーノのアンビエント・シリーズ第4弾『Ambient 4: On Land』をレビュー。シリーズ中、最も難解で「ダーク」と評される本作の不穏な音像や、石や鎖など非楽器を取り入れた実験的手法を解説。宇宙の深淵に沈み込むような、異質な音楽体験の魅力を…
Tempalayの2ndアルバム『from JAPAN 2』をレビュー。中毒性のあるサイケデリックな浮遊感はそのままに、驚くほど美しく人懐っこいメロディが際立つ本作。「革命前夜」や「革命」といった代表曲を軸に、ヒップホップ要素やハードサイケを自在に横断する、まさ…
ファラオ・サンダースの1969年の名盤『Karma』をレビュー。フリージャズへの警戒心を解く穏やかな幕開けから、ヨーデル唱法が炸裂する混沌の極致へ。一筋縄ではいかないスピリチュアル・ジャズの深淵を、「門前払いされずに招かれる」独自の視点で紐解きます…
ビートルズの歴史的傑作『サージェント・ペパーズ』をレビュー。かつて「不気味さ」に壁を感じていた筆者が、いかにしてこのサイケデリックな名盤の面白さに目覚めたのか。一生懸命聴くのを一度諦めた時、曲の境界線が融け、アルバムが一枚画のように繋がり…
LAのインディートロニカ・バンド、フォスター・ザ・ピープル(Foster The People)の1stアルバム『Torches』をレビュー。世界的ヒット曲「Pumped Up Kicks」をはじめ、洗練されたサイケデリアと普遍的なメロディが融合。評論家の評価を超え、一流ミュージシ…
フジロック出演で話題のカナダ発・覆面ユニット、Angine de Poitrineの2ndアルバム『Vol.II』を全曲レビュー。ディスコハウスから高速フォークダンス、さらにはブラック・サバス的な重厚さまで。インストロックの枠を超えた「カースタント級」のスリリングな…
英国のロックバンド、ブラーの6thアルバム『13』をレビュー。前作からのオルタナティブ路線をさらに深め、ダウナーで鋭利なサウンド、そして実験的な音像が渦巻く一作を紐解きます。デーモン・アルバーンの私的な破局が影を落とす「Tender」から、のちのゴリ…
ロンドンのニューウェーブバンド、アダム&ジ・アンツの代表作『Kings Of The Wild Frontier』をレビュー。冒頭曲「Dog Eat Dog」のアフリカンなビートに象徴される、原始的で野性味あふれるエネルギーを考察します。一見アクの強い世界観ながら、確かなアレ…
オルタナティブ・ロックの伝説的バンド、ピクシーズの2ndアルバム『Doolittle』をレビュー。1曲目「Debaser」の叫びとポップさが同居する衝撃から、驚くほど親しみやすい「Here Comes Your Man」まで。大学時代の食わず嫌いを経て、30代で初めてその真髄に触…
NYオルタナシーンの象徴、ソニック・ユースが1988年に発表した歴史的名盤『Daydream Nation』を徹底レビュー。70分を超える壮大なスケールと、ノイズ・アート・アヴァンギャルドが融合した独特の世界観を解説します。一見すると敷居が高そうな「ノイズ」の裏…