こんばんは。キタダハルキです。
今日は早起きに成功していろいろと活動的にできているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
本日はTSUTAYA店舗レンタル日記。やりたいと思います。
今日のキーワードは…【不気味で不遜でバッキバキに硬質なサウンド】。
それでは、レビューしていきたいと思います。
■Brown Album/Primus(1997)
カリフォルニアのファンクメタルバンド、プライマスの5thアルバムです。
彼らと出会ったのが上記『Shake Hands with Beef(M-5)』のスタジオライブ映像でしてね。たしか、誰かがテレビ放送してたやつをビデオテープにとってくれてたヤツが大学のサークルのボックスにあって。それを一目見て、その音の不気味さ、レス・クレイプール(Ba./Vo.)の不遜な歌と裏腹なスラップバッキバキのテクニカルなベース、メタリックなラリーのギター、仁王のような佇まいでシビアに硬質なビートを叩くブレイン(Dr.)…戦慄しましたよね。なんだこれは、と。そもそも「牛肉と握手」て…
正直、パッと聴いて爽快さはゼロに近いです。どの曲も聴きやすいコード感をわざとすべて省いてるかのようで、どんな気持ちで聴いたらええねん?とは当作品がフェイバリットになった今でも思うぐらい。でもリズムはファンキーで乗ることはできるという…ぐぬぬ…。
ただし、その異様さがある分他では耳にしないような時間が流れますし、だからこそ敢えて選んで聴く価値も感じるアルバムです。
ちなみに、このアルバムをリリースしたときは人気上昇期かつタイアップやらの関係で「商業主義に走るんじゃないか?」とか言われてたそうですが…まぁ、その心配は無縁だ、というレビューが評論家に書かれているのを見て爆笑してしまいました…
■終わりに:意外だった、ツェッペリンの影響…
レビューは以上になりますが…
先日、このアルバムを聴き直していて気づいたのが…ツェッペリンの影響でした。
特に『Puddin' Taine(M-8)』は『Trampled Under Foot』と『immigrant song』を合成したような楽曲です。
しかしまぁ、曲の落とし込みがポップじゃない分、かえって面白いですよね。元曲に宿っているポピュラリティを剽窃しない、というリスペクト、みたいなものを勝手に感じましたね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。強烈なキャッチーさで解散10年経過してなお、いまだに話題になるヒップホップグループの1stアルバムです。正直、まだ類似する音楽には正直であったことないですね…

