ロック
テキサスのサイケデリック・ロックバンド、クルアンビンの2ndアルバム『Con Todo El Mundo』をレビュー。中東やラテンの影響を深めたエキゾチックなグルーヴと、空気を途切れさせない圧倒的な演奏力が生む唯一無二の音世界。日常を忘れ、どこか遠くへ浸りた…
スウェーデンのガレージロックバンド、ザ・ハイヴスの2ndアルバム『Veni Vidi Vicious』をレビュー。冒頭からアクセル全開で駆け抜ける潔いサウンドと、ソウルカバー「Find Another Girl」で見せる緩急の妙を解説します。ムシャクシャした気持ちを吹き飛ばす…
ビートルズの歴史的傑作『サージェント・ペパーズ』をレビュー。かつて「不気味さ」に壁を感じていた筆者が、いかにしてこのサイケデリックな名盤の面白さに目覚めたのか。一生懸命聴くのを一度諦めた時、曲の境界線が融け、アルバムが一枚画のように繋がり…
マカロニえんぴつの3rdフルアルバム『physical mind』をレビュー。15曲中8曲が大型タイアップという驚異的な構成ながら、落ち着いた作風でまとめ上げた彼らの演奏力と堅実さを考察。非タイアップ曲『NEVERMIND』で見せるプログレッシブな一面や、次回作への…
くるりの衝撃的な1stアルバム『さよならストレンジャー』をレビュー。「ストレートなロック」と「非凡な実験性」が同居する本作。名曲「東京」や「虹」の輝き、そして大学時代のコピバン経験で気づかされた「オールドタイマー」の説得力。なぜ彼らが第一線を…
椎名林檎が自作曲を封印した異色のコンピ盤『禁じ手』をレビュー。客演や共作のみという括りながら、作家陣の深い理解と彼女自身の編曲により、紛れもない「椎名林檎のアルバム」として結実。伊秩弘将、加藤ミリヤ、伊澤一葉ら多彩な才能が、彼女の揺るぎな…
サザンオールスターズの金字塔、12thアルバム『Young Love』をレビュー。かつてサザンに苦手意識を持っていた筆者が、全枚制覇を決意するきっかけとなった本作の魅力を解説。『愛の言霊』など多彩な楽曲が織りなす「顧客満足度の鬼」とも言える圧倒的な構成…
ストレイテナーの6thミニアルバム『Next Chapter EP』をレビュー。珠玉の轟音バラード「メタセコイアと月」で見せた新たなシューゲイザー・アプローチから、初期を彷彿とさせるオルタナ、再録曲まで。4曲に凝縮されたバンドの「今」と「歩み」を紐解き、結成…
ケイト・ブッシュ(Kate Bush)の最高傑作との呼び声高い5thアルバム『Hounds Of Love』をレビュー。名曲『Running Up That Hill』を含む「Side 1」の流麗な構成から、コンセプチュアルで幻想的な「Side 2」の旅路まで。レコード会社を黙らせた圧倒的なセル…
音楽ファン必見!ブログ筆者が2026年3月に聴き倒した5枚を厳選紹介。井上陽水の隠れた名盤から、ニューウェイヴの衝撃Adam & The Ants、そしてフジロック出演決定で話題のAngine de Poitrineまで。時代を跨ぐ「アクの強い」ラインアップで、あなたの音楽ライ…
3人組ロックバンド・ACIDMANの12thアルバム『INNOCENCE』をレビュー。アニメ主題歌『Rebirth』やヒットシングル『灰色の街』など、キャリア史上最もポップでキャッチーなメロディが際立つ本作の魅力を紐解きます。あえて「薄味」とも形容できる無垢なサウン…
英国のロックバンド、ブラーの6thアルバム『13』をレビュー。前作からのオルタナティブ路線をさらに深め、ダウナーで鋭利なサウンド、そして実験的な音像が渦巻く一作を紐解きます。デーモン・アルバーンの私的な破局が影を落とす「Tender」から、のちのゴリ…
くるりの15thアルバム『儚くも美しき12の変奏』をレビュー。前作のロック路線から一転、ポエトリーフォーク、ラテン、メタルといった多彩な実験的アプローチを試みながらも、根底には『金星』に象徴されるような穏やかさが流れる本作。刺激と心地よさが同居…
カリフォルニアの重鎮デフトーンズが2016年に発表した『Gore』をレビュー。メタル特有の熱量とアンビエントな冷気が同居する、彼ら独自の「美しいうごめき」を紐解きます。変拍子や実験的なアプローチを多用しながらも、決して突飛にならず一曲として成立さ…
Superflyの衝撃的な1stアルバム『Superfly』をレビュー。「愛をこめて花束を」などの特大ヒット曲を含みつつ、ブラスロックからゴスペルまで多彩な音楽性を提示した本作。ルーツロックの渋みや熱量を損なうことなく、圧倒的なポップさでオリコン1位を記録し…
日本のスリーピース・ロックバンド、TRICERATOPSの1stアルバム『TRICERATOPS』をレビュー。デビュー当時ならではの瑞々しい「青さ」と、新人離れした圧倒的な演奏能力が両立した本作の魅力を紐解きます。決定的なアンセム「Raspberry」をはじめ、ルーツロッ…
「日本のリスナーが想起するオルタナティブ・ロック」のルーツを辿るべく、その土台を形成した重要盤5枚を厳選して紹介。1967年のヴェルヴェット・アンダーグラウンドを“水源”に、ノイズをブースト・昇華させたジザメリとソニック・ユース、メロディが開花し…
オルタナティブ・ロックの伝説的バンド、ピクシーズの2ndアルバム『Doolittle』をレビュー。1曲目「Debaser」の叫びとポップさが同居する衝撃から、驚くほど親しみやすい「Here Comes Your Man」まで。大学時代の食わず嫌いを経て、30代で初めてその真髄に触…
MO'SOME TONEBENDERの9thアルバム『Rockin' Luuula』をレビュー。かつてそのリスナーから一度完全に離れてしまった筆者が、再びリスナーへと引き戻された記念碑的な一冊。衝撃的なギターリフが炸裂する表題曲「ロッキンルーラ」や、圧倒的なキャッチーさを誇…
自身のブログの生命線である「オルタナティブ・ロック」に関する過去記事をアップデートするための葛藤を描いた中間報告。AIのアドバイスをきっかけに、過去記事をハブ(軸)として機能させるべく「源流を探る」連載を構想。しかし、R.E.M.など日本人のイメ…
フジファブリックのメジャー1stアルバム『フジファブリック』をレビュー。名曲「桜の季節」から「赤黄色の金木犀」まで、四季を巡るような叙情性と、予想を常に裏切るストレンジな楽曲展開。リスナーを「手玉に取る」ような変幻自在のロックサウンドと、22年…
セイント・ヴィンセント(St. Vincent)2024年発表の7thアルバム『All Born Screaming』をレビュー。プログレ、インダストリアル、さらにはレゲエまでを飲み込みつつも、アートの枠に押し込まれない「原初の叫び」が宿る一作。セルフ・プロデュースによって…
2026年3月のヘビープレイ5選を公開。今月は図らずも「サイケデリック」なムード漂う作品が勢揃いしました。15年来の苦手を克服したThe Verveのデビュー盤から、思わず笑ってしまうほどキレッキレな坂本慎太郎の最新作、そして圧倒的な中毒性で1位に輝いたク…
伝説的兄弟デュオ、エヴァリー・ブラザーズが1960年に発表した傑作4thアルバムをレビュー。60年代初頭の作品ながら、古さを感じさせない「磨かれたアンティーク」のような輝きを放つサウンドを紐解きます。ビートルズにも多大な影響を与えた極上のハーモニー…
日本のオルタナティブ・ロックを象徴するバンド、ART-SCHOOLの衝撃的な1stアルバムをレビュー。ボーカル・木下理樹の切実な歌声と、初期メンバーによる強固なバンドサウンドが織りなす「大人になるための鎮魂歌」の魅力を紐解きます。名曲「車輪の下」に宿る…
NYのアート・ロックレジェンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3rdアルバムをレビュー。前作までの過激な前衛性から一転、新メンバーのダグ・ユールを迎え、ストレートな美しさと「歌」の魅力を打ち出した本作の深みを紐解きます。終盤の「The Murder…
京都発のロックバンド・くるりの13thアルバム『天才の愛』をレビュー。一聴するとかわいらしくも、その実、極めて難解でアーティーな本作。野球ファン以外を置き去りにしかねない「野球」や、高度なジャズ・アプローチが連続する中盤など、リスナーに高い教…
ゆらゆら帝国のラストアルバム『空洞です』をレビュー。「完全に出来上がってしまった」として解散を決断させた本作の、圧倒的な完成度と説得力に迫ります。タイトル通り「空洞」をテーマにしながらも、そこにあるはずの空気がみっちりと詰まったような独自…
ザ・ヴァーヴの1stアルバム『A Storm In Heaven』をレビュー。TSUTAYA DISCASにも在庫がない貴重な廃盤状態の本作を、実店舗レンタルで発掘。タイトル通り「天国の嵐」を体現したような、轟音と浮遊感が交錯するサイケデリックな音像を解説します。代表的な…
Blankey Jet Cityの7thアルバム『ロメオの心臓』をレビュー。打ち込みを導入し、映画のサントラのような構成で攻めた本作。ロカビリーの熱量と、ロックバラードに宿る危ういほどの純粋性が同居する音像を紐解きます。代表曲「赤いタンバリン」が放つ圧倒的な…