2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
オアシスの金字塔、2ndアルバム『(What's The Story) Morning Glory?』をレビュー。全世界2500万枚超のセールスを記録し、「Don't Look Back in Anger」など時代を超えて愛される名曲を多数収録。小手先なしの真っすぐなロックが鳴らす、夜明けのような開放…
ビリー・ジョエルの初の全米1位獲得作『52nd Street(ニューヨーク52番街)』をレビュー。永遠の名曲『Honesty』にまつわる個人的なエピソードを交えつつ、ピアノロックとしての躍動感と、フュージョン勢の起用による都会的な洗練が融合した本作の聴きどころ…
銀杏BOYZの衝撃のデビュー盤『DOOR』をレビュー。あまりに率直でグロテスクな欲望の裏側に隠された、原初的な愛の純粋性に迫ります。なぜこのアルバムを聴くには「腹をくくる」必要があるのか。歳を重ねた今だからこそ再認識したい、ごまかしのないリアリテ…
くるりの4thアルバム『THE WORLD IS MINE』をレビュー。エレクトロニカ、アンビエント、オルタナティブロックを自在に往来する本作は、既存のロックバンドの枠を打ち破った革新作。代表曲「WORLD'S END SUPERNOVA」が提示する、自由で予想のつかない音楽世界…
ゆらゆら帝国の10thアルバム『Sweet Spot』をレビュー。幕開けの「2005年世界旅行」が放つ緊張感から、中毒性溢れる「タコ物語」、そして美しき終焉「宇宙人の引っ越し」まで。サイケデリックな狂気と大いなるキャッチーさが同居し、聴く者を「とんでもなく…
スウェードの9thアルバム『Autofiction』をレビュー。復活後のアーティーな作風から一転、ロックバンドとしての剥き出しの肉体感が帰ってきた本作。ポエトリーリーディングが光る新境地や圧巻のバラードまで、オーバーアレンジを排した5人のサウンドが真ん中…
藤井風の衝撃的なデビュー作『HELP EVER HURT NEVER』をレビュー。洗練されたR&Bサウンドに、岡山弁が持つ圧倒的な「土着性」が融合した唯一無二の世界観。「何なんw」で受けた衝撃から、死生観の到達点ともいえる「帰ろう」まで、2020年代のマスターピース…
ACIDMANのメジャーデビュー作『創』をレビュー。代表曲「赤橙」に象徴される、洗練されたコードワークと圧倒的な「静と動」のダイナミズム。インスト曲が持つ真の意義を教えてくれる構成力と、デビュー作特有の爆発力が同居した、2000年代日本ロックシーンを…
My Little Loverの歴史的傑作『evergreen』をレビュー。280万枚のメガヒットを記録した本作が、なぜ今も色あせないのか。小林武史による緻密なサウンドと、AKKOの「不完全」ゆえに説得力を持つ歌声が化学反応を起こし、誰の心にもあるノスタルジーを直撃する…
ジョン・ホプキンスの4thアルバム『Immunity』をレビュー。2013年マーキュリー賞にもノミネートされた本作は、デジタルでありながら「生命の手触り」を感じさせる電子音楽の傑作です。心臓の鼓動を思わせる立体的なビートと、高い没入感を呼び起こす音響設計…
ワシントンの伝説的ハードコアパンクバンド、マイナー・スレットのベスト盤『Complete Discography』をレビュー。26曲をわずか46分で駆け抜ける爆走サウンドと、ストレートエッジを掲げた強いメッセージ性が爆発する一枚です。ハードコアの入門としても、ム…
きのこ帝国の1stミニアルバム『渦になる』をレビュー。シューゲイザーやオルタナティブを基調とした重厚な演奏と、佐藤千亜妃の儚くも力強い歌声が融合した名盤です。8分を超える大曲からキャッチーな楽曲まで、「ポップを無視せず渦の中に抱き込んでいく」…
フローティング・ポインツ、ファラオ・サンダース、ロンドン交響楽団が三位一体となった傑作『Promises』をレビュー。宇多田ヒカル『BADモード』の共同プロデュースで名を馳せた彼の、より深淵で「感じる」音楽体験。トラックの境目を超えて響く『Movement』…
レディオヘッドの4thアルバム『Kid A』をレビュー。ギターロックを解体し、シンセアプローチと実験的サウンドで世界を震撼させた歴史的名盤。「落ち着くし、落ち着かない」という相反する感情を呼び起こす、本作にしか出せない空気感。洋楽初体験としての思…
Red Hot Chili Peppersの代表作『Californication』をレビュー。「とにかく前半の畳み掛けが凄い」と評される本作の魅力を、フリーの歪んだベースが炸裂する冒頭曲からグラミー受賞曲まで徹底解説。熱心なファンでなくても15周は聴けてしまうアルバムとして…
millennium parade(ミレパ)の1stアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』をレビュー。King Gnuの常田大希率いるプロジェクトが放つ、R&Bやジャズ、クラシックが溶け合う圧倒的エネルギー体。映像やアートを含む総合芸術としての完成度と、純粋に「音楽体験」と…
宇多田ヒカルの金字塔的1stアルバム『First Love』をレビュー。日本記録を塗り替えた800万枚超えのセールスという実績だけでなく、当時16歳の彼女が放った「成熟度」の正体に迫ります。単なる「ませている」という言葉では片付けられない、感情に対する恐ろ…
2人組バンド「離婚伝説」の1stアルバムをレビュー。マーヴィン・ゲイに由来するバンド名通り、R&Bやソウル、ファンクを昇華したメロウで懐かしいサウンドの魅力を紐解きます。圧倒的な演奏技術を誇りながらも、あくまでメロディの美しさが際立つ普遍的な心地…
アデルの2ndアルバム『21』をレビュー。全世界3100万枚という驚異的なセールスを記録した本作に宿る、「渋くて芳醇」な魅力に迫ります。20代前半とは思えない重厚な歌声と、失恋の痛みすら毅然と抱きかかえる成熟したアティチュード。ワインを嗜むようにじっ…
Janne Da Arc(ジャンヌダルク)の1stアルバム『D・N・A』をレビュー。自身の音楽の原体験でもある一枚を、大人になった今の耳で聴き直します。yasuが放つ青く危ういエロティシズムと、ドリーム・シアターをも彷彿とさせる緻密なプログレ・メタル要素。単な…
イギリスの至宝、クイーンの最高傑作との呼び声高い4thアルバム『A Night at the Opera(オペラ座の夜)』をレビュー。ベスト盤の次に聴くべきスタジオ盤として、アルバム全編に漂う歌劇的な優雅さと、歴史的名曲「ボヘミアン・ラプソディ」へと至る劇的な展…
八十八ヶ所巡礼の1stアルバム『八 + 八』をレビュー。超絶技巧のプログレッシブ・サウンドと、密教的な怪しさが同居する唯一無二の世界観に迫ります。スリーピースの限界を超えたメタリックな演奏と、解読不能ゆえに引き込まれる迷宮のような歌詞。一度ハマ…
ADAM atのメジャー1stフルアルバム『CLOCK TOWER』をレビュー。ピアノ・インストの枠を超えた疾走感あふれるダンサブルなサウンドの魅力に迫ります。ファンクやスカパンク、和のフィーリングまでを飲み込んだ多彩な楽曲群。インストに馴染みがない人でも直感…
ナンバーガールのメジャー1stアルバム『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』をレビュー。向井秀徳が率いる伝説的バンドが放った本作は、熱病のような衝動と冷徹な鋭さが共存するオルタナの金字塔です。一瞬で空気を変える「タッチ」から、理性が崩壊する狂気…
月刊ヘビープレイ紹介企画、2025年10月号。今月は筋肉少女帯、星野源、ジャコ・パストリアス、クラウス・ノミ、Tychoの5作品をピックアップ。ジャンルの振れ幅が過去最大級となった今回のラインアップは、確かな実力に裏打ちされたロックから、キャリアを総…
アメリカのトップラッパー、トラヴィス・スコットの1stアルバム『Rodeo』をレビュー。過激でどぎついギャングスタ的リリックに戸惑いつつも、サウンド面における「チルさ」や聴きやすさを高く評価。ドラマチックに展開するトラックの流れや、ウィークエンド…
映画『ボディガード』のオリジナル・サウンドトラックをレビュー。世界で4500万枚以上を売り上げた、数字だけで全てを黙らせる圧倒的な名盤の魅力に迫ります。不朽の名曲「I Will Always Love You」をはじめ、90年代ポップスの流れを決定づけたホイットニー…
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのメジャーデビュー作『崩壊アンプリファー』をレビュー。「和製ウィーザー」と称された衝動性溢れるサウンドを紐解きます。代表曲「遥か彼方」に宿るアンプを突き破るような勢いや、未完成ゆえの輝き、そして大学時代のコピバンの…
the band apartの衝撃的な1stアルバム『K.AND HIS BIKE』をレビュー。ファンク、サンバ、ボサノヴァをパンクロックと融合させた、当時高1だった筆者の価値観を揺さぶった「発明」とも言えるサウンドの魅力を綴ります。名曲「Eric.W」の静と動のメリハリ、そ…
イギリスのニューウェーブバンド、メトロノミーの3rdアルバム『The English Riviera』をレビュー。前作の圧倒的なクセを残しつつも、ポピュラリティを獲得し「おしゃれ」と素直に言えるサウンドへと進化した本作。シンセの揺らぎが心地よい「We Broke Free」…