こんばんは。キタダハルキです。
今日は梅田で買い物…並ばずに目的物を変えて超ラッキーだったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【こんなおしゃれで、なぜここまでの土着性も保てるんだ…】。
それではレビューしていきたいと思います。
■HELP EVER HURT NEVER/藤井風(2020)
国民的R&Bシンガーソングライター・藤井風の1stアルバムです。
初めて聴いたときのことを思い返すと…それこそ、名前だけは知ってるけど…みたいな期間が結構長かった気がしますね。YouTubeやってる話とかはなんも存じ上げなくて。
で、この記事書き始めて思い出しましたけど、たしかこの記事を見たことが聴き始めのきっかけだったんですよね。
この記事すら、それこそ発表されてから結構経ってから読んだんだったか…それは忘れましたけど、猛烈に気になって聴いてみたのが、上記『何なんw(M-1)』だったわけです。
私の感想も何なんwこれwwwって状況でしたよ。まったく予想していなかったことが起きた感じ。
まず、このタイトルから出てきて良いカッコよさの音楽ではないってことと笑、圧倒的に遊び心の流れ出しているメロディ、そこに乗っかるのは方言の持つ圧倒的な土着性…おいおい…これはブルースでもあるのか…?と言った具合に、洗練された音楽の中にあふれる土臭さが軽やかに風に乗るように舞う、って感覚で…とんでもないことが起きた、と思いましたよね。
で、こういうアーティストの場合ってメロディ手グセが偏っていて食べ飽きが早かったりもするんですが、情報量を詰めすぎたりせずに真っすぐピークをつくる『優しさ(M-3)』もあるんですよ。
もうね、この前半でもはや太刀打ちできないと思いましたね。手グセが手垢になっておらずにちゃんとずーっとフレッシュな曲が続くんですよ。
聴きやすいだけじゃなく、『キリがないから(M-4)』はリズム重視シンセポップ的で新しさも匂い、ドラマチックなオケで幕開ける『罪の香り(M-5)』、発売後突如再生数を伸ばし世界進出のきっかけにも繋がった『死ぬのがいいわ(M-8)』と、もはやどこを触ってレビューしようか迷ってしまうんですよ。全曲好きなんで。
しかし、改めて書いてみるとしっかり言葉出てきますね。ちなみに私がカラオケで歌うのは『帰ろう(M-11)』ですしね。死生観の到達点ともいえるフィニッシュ曲…アルバムとしてのまとまりもすごいですよねぇ…
間違いなく'20年代のマスターピースとしてこれからも擦られる一枚だと思いますし、R&Bを聴く気がなくても聴け!とか思ってしまうぐらいの一枚です。聴いて合わないのは仕方ないけど、聴かず嫌いはほんまやめた方がええで、って作品です。
■終わりに:ポカーンとさせるぐらいに圧倒…
レビューは以上になりますが…
藤井風、やはりこの1stは衝撃度すごかったですよね。
ポカーンとさせるぐらいに圧倒されて、放心状態になる方もおるアルバムやと思います。率直に、なかなかこのレベルのアルバムにはお目にかかれないはず、いやほんまに。いま改めて聴いてもそう思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
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