こんばんは。キタダハルキです。
今日は免許更新の予約をやっとやったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【おしゃれ、と素直に言いやすくなった】。
それではレビューしていきたいと思います。
■The English Riviera/Metronomy(2011)
独自の音世界に定評のあるイギリスのニューウェーブバンド、メトロノミーの3rdアルバムです。'11年マーキュリー賞ノミネートなど、非常に高い評価を得た作品です。
まず上記『We Broke Free(M-2)』で聴きやすさが大幅上昇したことは伝わりそう。シンセの音像の揺らぎがサイケ、ただ、だんだん後半から大荒れしてきて最後は凪、みたいな曲で、表現力の幅を感じました。
また、下記『Everything Goes My Way(M-3)』に見られるように曲の土台部分がシンプルで、ちょっとした「ズレた音」がスパイスのように効くようになった感じ。
加えて、ベースラインを中心にモード的でおしゃれと素直に言いやすくなった『She Wants(M-5)』など、一気にリーチ可能性が高められたのを感じますね。前作は評価が高かったもののカルト的な側面は否めず敷居は高い作品だったので、この点がポピュラリティの獲得に大きく寄与したのは間違いないと思います。
一生懸命聞きすぎなくてもいい音になっていて、最後まで適度な緊張感とリラックス感を両立した空気感を保てている名盤だと思います。
■終わりに:最初は「クセが緩み過ぎたか…?」とかも思っていた。
レビューは以上になりますが…
実は当作品、前作の大ファンでもある私としては最初は「クセが緩み過ぎたか…?」とかも思っていたんですが、何回も聴いていくうちに「このバランスの方が長く、シチュエーション選ばず聴けるかな…」と思うようになりましたね。
オンリーワンを求めるなら前作ですけど、初めてメトロノミーの音楽に触れるなら当作品の方が無難で、気持ちよく聴きやすいかな?と思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Metronomy・アルバム時系列レビュー
↓前作(2nd)のレビュー記事はこちら。圧倒的独自性を誇るクセの塊。一聴ではギョッとする可能性大だけれど、そこを乗り越えるとこの音は頭の中で鳴り続ける。
↓次作(4th)のレビュー記事はこちら。'10年代のレトロリバイバルを背景に、ミニマルでサイケデリックな世界観が光る内容。'60~'70年代を思わせる懐かしいアナログサウンドが加わった、緻密でノスタルジックな一枚。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。パニック・アット・ザ・ディスコの解散前最終作品は、クラシックロックの愛と説得力にあふれた作品でした…。

