こんばんは。キタダハルキです。
今日は久しぶりにびっくりドンキーに行く予定なんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は購入物レビューになります。
今日のキーワードは…【そのへんの音楽に飽きているのなら…】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Klaus Nomi/Klaus Nomi(1981)
再評価の進むドイツのシンガー・パフォーマー、クラウス・ノミの1stアルバムです。いやぁ…結局購入してやっと聴けました…。
私は先日レビューした通り2ndから聴いたんですが…
比較すると当作品の方が敷居は高いかもしれませんね。
先述した自己紹介ソング的な『Nomi Song(M-4)』、夢に出てきてしまうレベルの代表曲ながら実はカバー曲である『Lightning Strikes(M-2)』、それ以上にワールド全開の『The Twist(M-3)』、まさかのレスリー・ゴーアのカバーである『You Don't Own Me(M-5)』元曲よりも狂気を感じるほどの'80sポップスになっていて、もはや言われないとカバー曲と気づけないレベル。もはや自分の味に染めるどころじゃない。
で、サイド2にあたるM-6以降はオペラとニューウェーブのドッキングという感じで…
彼の最期のライブでも披露された17世紀のオペラ作品『The Cold Song(M-6)』、かと思えば見出してもらったデヴィッド・ボウイ風の『Wasting My Time(M-7)』、当時最新ニューウェーブにオペラ歌唱が合体した『Total Eclipse(M-8)』がやってきて、また最後はオペラとともに宇宙に戻っていく*1…という、これだけ文章で書くと誰がついていけるんや!という構成。
ただ、そんな構成だからこそオンリーワンもオンリーワンで、おそらくきっと今後もオンリーワンで誰にも真似されようがないアウトスタンディングな存在としてこの惑星で輝き続けるんでしょうね…。怪盤かつ快盤。
そのへんの音楽に飽きているのなら、こんなにもってこいのお勧めはないと思います。
■終わりに:オペラが出てきても違和感がないというか、あるというか…
レビューは以上になりますが…
聴いてるとどんどんクセになりますね…。とにもかくにも、彼以外では摂取不可能なのがわかるんですよね。オペラが出てきても違和感がないというか、あるというか…そういうことを思っているうちに、依存度が急激に高まっていくと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Klaus Nomi・時系列レビュー
↓2nd(次作)のレビューはこちら。よりポップなアプローチになりつつも、はらんだ狂気もパワーアップ。圧倒的な完成度を誇る作品です。
★関連(個人的お勧め含む)作品
↓クラウス・ノミ知名度上昇のきっかけは、見出してくれたデヴィッド・ボウイとのTVパフォーマンス。その際に披露したのが下記作品収録の『The Man Who Sold The World』です。映像も載せてます。
※前回の購入物(下記は厳密には違うけれど)レビューはこちら。下記デビュー作で大口叩いて問題になったけれど、マニックスが大物になった現在ではそれもかわいかったね的に愛されている作品。
*1:もう、最後の『Samson And Delilah(M-10)』では宇宙みたいな音がオペラと融合してます。

