こんばんは。キタダハルキです。
今日はフィナンシェを焼いていたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【高いストーリー性。でもそれを知らなくても曲が雄弁】。
それではレビューしていきたいと思います。
■A Grand Don't Come For Free/The Streets(2004)
バーミンガムのヒップホップアーティスト、マイク・スキナーのプロジェクトであるザ・ストリーツの2ndアルバムです。
とにかく上記『It Was Supposed to Be So Easy(M-1)』がビッグインパクトでね。とにかく歌いだしからマイク・スキナーのロンドン訛りのラップが演技がかっていて挑発的で、真似したくなるようなキャッチーさがあるんですよね。加えて譜割りが変わっていて独特な後ノリっぽいタイミングで繰り出されるフロウが耳残り抜群。
ちなみに、アルバム自体はそのM-1のリリックの中で"Grand(1,000ポンドのこと)"を失った男がアルバムを通じてその金を取り返す奮闘記、というストーリーらしいんですが、これを知ったのはレビューを書き始めてから。つまり、そういうのを何も知らずに聴いていてもかっこいい、聴きやすいと思った、ということでもあります。
この聴きやすさの根源ってのが、おそらくはサビがメロディアスで、かつポエトリーなラップ自体も明朗でハッキリした輪郭があって、親しみやすさがあるんですよね。この『Fit but You Know It(M-7)』でも、お調子者で憎めない感じがありありと出てると思うんです。
ほんでこのお調子者のままじゃなくて、最終的には友人に彼女を取られ振られたタイミングで流れる『Dry Your Eyes*1(M-10)』ではきちんと泣きの曲ってのが、聴いてるだけでもわかるんですよ、これまた。
そしてラストを飾るのが8分超の長尺曲『Empty Cans(M-11)』なんですが、長い曲やなと思っていた(でもかっこいい)んですけど、それはなんとエンディングをハッピー・バッド2種類に分けていたからということで…ほう…ってなりましたよね。
今回私は調べてみてそういう構成になっていることを知りましたけど、この知識がなくても曲を流れているテイストが雄弁で、こういうこと言っとるんやろうな…というのは伝わってくるんで、敷居も決して高くなく聴けるんじゃないか?と思っています。
■終わりに:耳なじみいいし、日本でももっと聴かれてほしい。
レビューは以上になりますが…
ストリーツ、ぶっちゃけ日本国内ではそこまで知名度が高くない印象も。今作は100万枚売ってる作品ですが、それこそ私自身も名盤リストを見て初めて名前を知ったような状態でした。
ですが、耳なじみのわかりやすさからすれば日本でももっと聴かれてほしいと思いますし、プッシュしておきたいと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
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↓洋楽ヒップホップに不慣れだったころ、それでもこれは聴けた!という5選に当アルバムを選出しています。今作はストーリーがありますが、それを知らなくても聴けるほどにフックが強くわかりやすかったので選出しています。他の作品も非常にわかりやすい聴きどころある作品を挙げています。
↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。カニエ・ウェスト…どころか、ヒップホップ史を代表するレベルの名盤は、R&Bからプログレ、果てはメタルまでも呑み込んだ豪華絢爛な作品です。
*1:要は、涙拭けよってこと…
