いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

2026-07-01から1ヶ月間の記事一覧

素朴で丁寧で強いロックンロール。【ズーカラデル/ズーカラデル(2019)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#495

北海道発の3ピースロックバンド・ズーカラデルの1stフルアルバム『ズーカラデル』をレビュー。『イエス』『アニー』といった代表曲が放つ強烈なグッドメロディと、ハイファイな音楽に疲れた耳に優しく響く「ローファイかつ丁寧で素朴なアンサンブル」の魅力…

ボロボロで出血しながら、それでも帰ってきた。【Hurt/syrup16g(2014)】

syrup16gが2014年に発表した奇跡の再結成アルバム『Hurt』をレビュー。解散から6年、復活の祝賀ムードを一切拒絶するようなザリザリとした粗削りなサウンドの奥にある、過去の貯金に頼らず「傷だらけのまま新曲を鳴らす」というバンドの圧倒的な誠実さと畏敬…

デッカイ太っとい音でギター弾いてたら気持ちいいぜ!ってアルバム。【Definitely Maybe/Oasis(1994・日本盤)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#111

Oasis(オアシス)が1994年に発表した伝説の1stアルバム『Definitely Maybe(邦題:確かになにがしか)』をレビュー。歪んだギターをデカい音でかき鳴らす快感に満ちたアティチュードや、過去のロックレジェンドへのオマージュを自らのオリジナリティへと完…

音楽に、主観はあっていい。

音楽ブログを運営する上で大切にしている「主観を曲げない」というスタンスについてのコラム。事実関係のチェックはしつつも、プロの音楽評論の劣化版にならないために「自分自身の率直な感想」を書き残すことの意義や、自分で読み返して面白いと思える正直…

原風景の中にある、田舎のような…【HOSONO HOUSE/細野晴臣(1973)】|今日のDMM月額レンタル日記。#303

細野晴臣が1973年に発表したソロ1stアルバム『HOSONO HOUSE』をレビュー。日本語ロック論争から離れ、狭山の自宅で録音された本作。のどかな田舎のような空気感と、決して散漫にならない強靭なベースラインが同居した、気構えずに聴けるポップスの原点を紐解…

ミニアルバムとは思えないほど、ヘビーな密度。【THE ASHTRAY/Suchmos(2018)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#494

Suchmosが2018年に発表したミニアルバム『THE ASHTRAY』をレビュー。「808」やNHKサッカーテーマ曲「VOLT-AGE」を収録。ミニの枠を超えた36分超の圧倒的なボリューム感と、サイケデリックかつ重厚な音像へと舵を切ったバンドの強烈な成長スピードを紐解きま…

聴いてて気持ちよかった、という光はきちんと残っている。【Remain in Light/Talking Heads(1980)】

トーキング・ヘッズの1080年発表の最高傑作『Remain in Light』をレビュー。プロデューサーにブライアン・イーノを迎え、アフリカン・ファンクとポリリズムを融合。強烈なクセと中毒性を持ちながら、何度聴いても「覚えきれない心地よさ」を残し続ける、一生…

わかりやすい一枚。実はパンクの走り。【Loaded/The Velvet Underground(1970)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#110

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1970年作『Loaded』をレビュー。これまでの実験性を排し、格段にストレートでポップな聴きやすさを実現した4thアルバム。ルー・リード脱退前夜の不遇なセールス史を振り返りつつ、後のパンクムーブメントを先取ったリフ…

1000日連続でブログを書けた、本当の理由。

新卒入社した会社を9カ月で辞め、かつては5000字のブログを書こうとしては挫折し、数年間放置していた過去。そんな根性ゼロの私が、音楽ブログで1000日連続投稿を達成できた本当の理由を明かします。必要なのは意志の強さではなく、モチベーションに頼らない…

ドシッと腰が入った舞のような、和の歌心。【Colorado/Tina(1999)】|今日のDMM月額レンタル日記。#302

90年代後半のJ-R&Bの名盤、Tinaの1stアルバム『Colorado』をレビュー。低音の効いた本格サウンドと、スッと耳に馴染む「和の歌心」が融合した本作。R&Bに不慣れな人にも響く高いポップネスこそが、のちに語り継がれるオリコン1位の快挙を成し遂げた理由だと…

ラジオ番組のように、スルッと流れていく聴き味。【The Who Sell Out/The Who(1967)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#493

ザ・フーの3rdアルバム『The Who Sell Out』をレビュー。架空のラジオ番組というコンセプトでCM風のジングルが繋ぐ本作は、くどさがなくスルッと聴ける快適な一枚。名曲「I Can See for Miles」や筆者お気に入りの「Armenia City in The Sky」を交え、二ケタ…

猛烈な劇物。理性を超える存在感。【#4/凛として時雨(2005)】

スリーピースロックバンド・凛として時雨の衝動的な1stアルバム『#4』をレビュー!TKの超絶ハイトーンと鋭利なギター、ピエール中野の圧倒的な手数、345のイノセントな歌声が放つ“猛烈な劇物感”から、「Sadistic Summer」に潜むメロディアスな緩急まで、理性…

おしゃれで終わらず、刺激があったからこそ…【THE KIDS/Suchmos(2017)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#109

Suchmosの大ブレイク作となった2ndアルバム『THE KIDS』をレビュー!「STAY TUNE」の爆発的ヒットの背景や、オルタナ的なザリザリ感が渋い「DUMBO」からメロウなインタールードへの鮮やかな緩急など、お洒落なだけで終わらない“ヤンチャな刺激”の魅力を紐解…

【2026年7月号】最近、こんなのよく聴いてます。

月刊ヘビープレイ紹介企画。今回は「なんとなく」自然に再生数が伸びた、聴き心地抜群の5枚をセレクト!スーパーカー、ナイトメアズ・オン・ワックス、トラヴィス、ヘヴン17に加え、今月の第1位に輝いた奥田民生のミニアルバム『FAILBOX』まで、自信を持って…

近未来的な、あたらしい煌めきを映す。【HIGHVISION/スーパーカー(2002)】|今日のDMM月額レンタル日記。#301

スーパーカーの2002年作『HIGHVISION』。砂原良徳や益子樹を迎え、エレクトロニカ・テクノへと大胆に舵を切ったバンド最大のヒット作。「STORYWRITER」「STROBOLIGHTS」「YUMEGIWA LAST BOY」などの名曲を軸に、今なお色褪せない近未来的な煌めきとサウンド…

煙に巻かれながら、ソファーに座ってボケーっと…【Smokers Delight/Nightmares On Wax(1995)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#492

Nightmares On Waxの1995年作『Smokers Delight』。クラブの煙に巻かれながらソファーでボケーっと聴くのに最適な、至高のトリップホップ/ダウンテンポ名盤。情報過多な現代の「みっちみちな音楽」に疲れた心に染み渡る、色褪せない空気感をレビュー。

これ聴けば、どんなに寝ぼけていても目が覚める。【Mezmerize/System of a Down(2005)】

System of a Downの2005年作『Mezmerize』。アルメニア民謡の独特なメロディと、プログレッシブで超攻撃的なメタルサウンドが融合した名盤。聴けばどんなに寝ぼけていても目が覚める、強烈なアクと中毒性を放つ11曲を徹底レビューします。