こんばんは。キタダハルキです。
今回が書き溜め作業ラストなんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【ケリーの歌唱は深化した気もするけれど…】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Hymns/Bloc Party(2016)
ロンドンのインディー/ポストパンクバンド、ブロック・パーティの5thアルバムです。
まず…大前提として、当作品はセールス・評論ともに苦戦しました。初めて全英1ケタを割り込み、メタスコアも55/100。個人的な感覚ですが、特にメタスコアの60点未満は結構警戒して聴かないといけない印象。
で、そんな評価になってしまった要因としては…やはりメンバーの脱退…オリジナルメンバーであるベースのゴードン、ドラムのマット…特に荒々しく猛々しいマットのドラムの不在は大きく、音楽性の変化を強いられた側面はあったんやろうと思われます。
その結果なのか、全体的に打ち込みっぽいダンスミュージックになって…ボーカルのケリーのソロユニットなんか?みたいな曲がずーっと続く印象。かと思えばミニマルなバンドサウンドっぽい『Into the Earth(M-7)』が突如出てきたりと、迷走をどうしても感じてしまいました。ちなみに言えば、日本版ボーナストラックにはライブバージョンが入ってるんですがそれも非常に貧弱な音質でツライ。ボーカルのケリーの歌唱に関してはメロディも明快で深化してる、歌巧くなった、って思う部分もあるんですけども…
特に私はその…猛々しく疾走感のあった1stアルバム*1の楽曲でコピバンやったりした立場でもあるんで…ちょっと、いやかなり戸惑った、というのが正直な感想ではありましたね…。
■終わりに:新機軸を出すこと自体は勇気があるとは思う…
レビューは以上になりますが…
メタスコアは…こういうときにはある程度信用できるなぁと思わざるを得ないところもありますね。新機軸を出すこと自体は勇気があるとは思うんですが、それを好むかどうかはやはり別問題だし…ということには素直に向き合ってレビューをしたい、とは思いますね。
ただ、この作品だけ触ってブロック・パーティを判断するのはもったいないと思います。特に超高評価を得た1stは本当に本当に素晴らしいアルバムなんで…
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Bloc Party・アルバム時系列レビュー
↓前作(4th)のレビューはこちら。荒々しいハードさとエモーショナルなソフトさを行き来し、歌の深化も顕著でひとつの到達点に達した作品です。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。国民的歌手・星野源の最新作です。デジタルな進化とオーガニックな内面を併せ持つ、本人が自分の分身と語るのも納得のアルバムです。
*1:このサウンドを特に支えてたのがゴードンとマットなんですよね…

