こんばんは。キタダハルキです。
今日もなかなかの気温で…結構暑いなぁと思いながら過ごしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日はピックアップ作品レビュー、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【250万枚。顧客満足度の鬼と言っても過言ではない作品】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Young Love/サザンオールスターズ(1996)
国民的ロックバンド、サザンオールスターズの12thアルバムです。
実は恥ずかしながら…私、長年サザンもとい桑田佳祐への苦手意識を持っていたんですよ。もちろん、ポップミュージックの頂点として単発のシングルなら好きだけれど、どうしてもアルバムになるとその”意外な”敷居に数回・数枚にわたりはじき返されて…という形で、それこそ30代に入るぐらいまでアルバムは敬遠している状態でした。
そんな中、音楽への情熱が復活しつつあった'18年の春。また音源をいろいろと漁っている中で、義実家で当作品を発見したんですよ。プラス、このときにうちの奥さんが彼らのライブに行くほどのサザンフリークだったことも知りましてね。今回はまぁ…金銭リスクもないし…みたいな期待値マイナス状態でとりあえずiTunesに取り込んで…
で、流れてきたのが『胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ(M-1、上記)』。カッケー!ってなりましたよね。アコギのコードワークだけですぐにつかまれて、これは気合をいれて聞かなあかんぞ…と、凄い作品に出会った時のモードにすぐ切り替わりました。
ほどなくして、幼少期にドラマ主題歌の影響もありアホほど聴いてた『愛の言霊 〜Spiritual Message〜(M-3)』にたどり着き…これ、ラップ*1採り入れてたんか…なんちゅう新しい曲やったんや…とあっけにとられまして。
加えて、原由子のキーボードはプログレ的な旋律、コーラスでは祭り囃子、果ては全体でジャズまで呑み込んだような間奏からの転調…もう圧巻過ぎるやろなんやこれ、という驚きでこれはとんでもないことになったぞ、と義実家で震えましたよね。
で、このままややこしくしてしまうのではなく、『Young Love (青春の終わりに)(M-4)』で初期ビートルズ的なわかりやすさに耳を戻してきて、『Moon Light Lover(M-5)』でさらに落ち着けたバラード的空気を持ってくる…かと思えば『汚れた台所(M-6)』でボブディラン的な風刺ロックを持ってきて…そしてまたパブリック・サザン的代表曲『あなただけを 〜Summer Heartbreak〜(M-7)』を持ってくる…すごいよこの構成…飽きないですもん。
このアルバム、ポップなだけでまとめてるわけじゃないのもまたえげつないというか…
原由子ボーカル曲『恋の歌を唄いましょう(M-8)』で清涼感を出したかと思えば、ダーティーさとスラップベースでファンキーさを出してくるグルーブ曲『マリワナ伯爵(M-9)』で不穏な空気を出して、エモーショナルなピアノと桑田佳祐の歌唱で幕開けたかと思えば、変拍子ジャズがくっついているかのような、これまたとんでもない構成の『愛無き愛児 〜Before The Storm〜(M-10)』でまたひっくり返らされて…
さらに、畳みかけるかのようにコッテコテな打ち込みとメロディで爆発的に踊らせるパワーを持つ『恋のジャック・ナイフ*2(M-11)』も本当にすごい楽曲でしてね…
ここからももう、最後まで強いんですよ。キリがないんで音源貼りはこんなもんにしますけど、キング・クリムゾンオマージュタイトルでヘビーな『Soul Bomber (21世紀の精神爆破魔)(M-12)』、超軽快な『太陽は罪な奴(M-13)』、結婚式でもよく使われたという『心を込めて花束を(M-14)』までありますからね。バリエーションが本当に本当に多彩*3。終始ポップとかいうわけではないながらもセールスが約250万枚。
そりゃあもう、顧客満足度の鬼と言っても過言ではない作品だと思います。特に、サザンの壁に跳ね返された経験のある方にはお薦め。今作でエントリーするのもありかと思います。
■終わりに:苦手寄りから、全枚制覇へ…
レビューは以上になりますが…
今作、レビューをしてなかったことに気づきました。それこそ、私にとっては流れの変わった作品のひとつ。それまで苦手寄りな面もあったのに、今作をきっかけにサザン全枚制覇へ向かいました。
それぐらいのパワーを持っている作品だと思いますので、迷いなくお薦めしたい作品です。
↓価格は送料ナシ楽天が最安、音質は'24年リマスターのiTunesがお薦め。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
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↓ジャケットの飛行船はレッド・ツェッペリンの1stのオマージュです。もう、とにかくかっこいい、みたいな感想になっちゃうんですけどほんと一音目からずっとかっこいいアルバムです。
↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。フジロック出演決定でも話題の覆面ユニット、Angine de Poitrineの2ndはカースタントのように猛烈な峠道を攻める…でも車の中は静かですよ、みたいな音像であっけにとられます。これ聴きながらドライブするのは危ない。そんなスリルある作品。

