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ハイファイを行ききった時代に現れた、ロックンロールの救世主。【Is This It/The Strokes(2001)】

こんばんは。キタダハルキです。

今日は完成したフードコートが結構きれいになっていてテンションが上がったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日はピックアップ作品レビュー、やっていきたいと思います。

今日のキーワードは…【ハイファイを行ききった時代に現れた、ロックンロールの救世主】

それではレビューしていきたいと思います。

■Is This It/The Strokes(2001)

イズ・ディス・イット(期間生産限定盤)


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Someday

Someday

  • The Strokes
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

NYのガレージロック・リバイバル*1バンド、ザ・ストロークスの1stアルバムかつ、1stアルバムとして屈指の評価を得ている作品*2でもあります。

今作は発売前からすでに話題になって、ロックンロールの救世主だ!みたいに担ぎ上げられたことに対する皮肉もタイトルに混ざっている*3んですけども…冒頭『Is This It(M-1)』からとにかくけだるい。

'90s後半は、音楽のプロダクションがどのジャンルも音を厚く詰め込んで磨き上げたものが増えていた時代でしたけど、このアルバムはシンプルでけだるくて、隙間のある音で現れた。それが当時すごく新鮮に響いた*4わけです。

シングルカットされた『Someday(M-5、上記)』がたぶん筆者と彼らの出会いだったんですけども…スカスカしていて懐かしい(当時は古いとも感じた)けれど、その隙が余裕を生んで、その結果優雅さのある色気も感じたんですよね。その出会いから実際に今作を手にするまでは数年以上のブランクがあったわけですけども、その数年を乗り越えさせるに十分なフックがあったということ。このシンプルでペラペラとも解釈できる音使いに。まさにバンドマジック。それこそ、一歩間違えれば単なるヘタクソで終わるリスクだって感じ得る音と思うんですよね。

でも、けだるいだけじゃなくて、そのけだるいままにガシッとつかみ切れる楽曲が今日でも評価の高い『Last Nite(M-7)』。


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Last Nite

Last Nite

  • The Strokes
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

それこそ、けだるいだけだとこれまた敷居は上がっちゃうんですけども…ビートがしっかり効いていて、跳ねてロックンロールする…なんなら元気あるんじゃない?ってぐらいのパワーも宿っています。

そのパワーで言えば末尾の『Take It or Leave It(M-11)』も素晴らしい。サビでがなりつつ、縦ノリのビート、かっこいいギターソロ…憧れますよね。


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Take It Or Leave It

Take It Or Leave It

  • The Strokes
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

後述の事情もあり、実は本国アメリカよりも先にイギリスでブレイク*5、日本でも好セールス、アメリカでは主流の音使いとは違ったためか出遅れという結果になったものの、最終的にはミリオン超えの大ヒット。

それこそ担ぎ上げられた評価そのままに名声をつかみ、いまだに彼らの作品群ではこれがベスト!という方も多い作品です。

■終わりに:先日のコーチェラでの好演も話題に…

レビューは以上になりますが…

ストロークス、先日のコーチェラ'26での代表曲乱れ打ちでの好演も話題になっていましたし私も配信で後追いで観たんですけど…

今作収録でいわくつきの『New York City Cops(M-9)』*6を演奏したのはもはや爆笑してしまいましたね*7笑。


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俺たちはジャスティン・ビーバーの前座だ!とMCするなど、毒舌も絶好調だった彼ら。6年ぶりの新作が6月末に出るそうなので、そちらも楽しみですね。

キーになる曲が多くてリンクたくさん貼ってしまいましたが、まずは冒頭に貼った『Someday』からがちょうどいいんじゃないか、と思います。

The Strokes Is This It ジャケット画像
Is This It/The Strokes(2001)

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。

 

↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。ビートルズの代表作かつ、コンセプトアルバム史のはじまりとも言える重要作品、かつ敷居も高いという壁にもなり得る作品のひとつです…

musictherapy.hateblo.jp

 

*1:'60sに流行したシンプルでラフなロックが再興したムーブメントのこと。

*2:RS誌が選ぶ『オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100('22年版)』の第18位が今作。

*3:救世主だ、みたいに言ってるけど、これがそれ?(アルバムタイトルの直訳)みたいなスカしたその態度がまたロックンロールやなぁ…とか思ったりするわけですけども…

*4:時代へのカウンター、みたいな文脈で語られがちだけれど、本人たちは自分がかっこいいと思う音で出しただけ、とのこと。

*5:それプラスその音楽性ゆえ、ぶっちゃけ長いことイギリスのバンドだと思ってました…

*6:"New York City Cops"はその歌詞のせいで、US盤では他の曲に差し替えとなった。ちなみに、ジャケット写真も問題視されUS盤のみ差し替えになった。ただし実際のところは警察組織を特に糾弾するための詞というわけではなく、ニューヨークでのみすぼらしくも魅力的な経験を歌った曲、とのこと。

*7:ちなみに、コーチェラの開催地はカリフォルニア。さもありなん…