こんばんは。キタダハルキです。
今日は髪を切って気分一新…という感じなんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
本日はTSUTAYA店舗レンタル日記。やりたいと思います。
今日のキーワードは…【実験色もありながら、空気のように溶け込む一枚】。
それでは、レビューしていきたいと思います。
■儚くも美しき12の変奏/くるり(2026)
ロックバンド、くるりの15thアルバムです。
今回は…前作がオリジナルメンバーであるもっくん*1との再会だったこともありロック中心の内容だったこともあり、実験的なアプローチ寄りになるのかな?と思っていたんですが…上記に貼ったのは、アルバムの”中央値”的な曲である『金星(M-3)』です。クリーンなアコースティック的楽曲で、聴き心地がいい…ってほぼほぼ思っていただける楽曲なのでは?と。
で、なんでわざわざこういう書き方をしたかというと…実験的要素はあるのはあるけど、トータルで見たら聴きやすいから、なんです。それこそ、冒頭の前衛ポエトリーフォークっぽい『たまにおもうこと(M-1)』を聴いたとき、私は「今回は結構攻めるんか…?」と覚悟決める感覚ありましたからね。
このほかにも、昭和ラテンビッグバンド演歌チックな『La Palummella(M-5)』、アイアンメイデンのようなメタル『C'est la vie(M-6)』と、これまた冒険したアプローチやなぁ…と思わされる面はありました。
ただ、それでも基本は先述した『金星』のように、穏やかな時間が続きます。
プロレタリア的でありながらも柔らかく聴ける『はたらくだれかのように(M-8)』、クラシック的弦楽ピアノ曲『セコイア(M-10)』、アコースティックビーチ系のサウンドで電車がらみの『3323(M-11)』、そしてロックカントリーに打ち込み、ラップも合わせた『ワンダリング(M-12)』で締め…と、この辺りはいろいろやってるけれど非常に落ち着いた聴き味で進んでくれます。
総じて、実験色もありながら刺激が強すぎず、安心して聴ける一枚だと思います。それこそ、上述した”攻めた”楽曲がないと寂しく感じてしまう可能性もあるかなーと思いますし、いいバランスの作品と言えるんじゃないですかね。
■終わりに:気づいたら、結構再生している…そんな空気のような一枚。
レビューは以上になりますが…
実験と聴きやすさのいいバランス感覚だったと思います。聴くシチュエーションを選ばなさそうで、お薦めもしやすい一枚に。
ぶっ刺さる、みたいな一枚とは違うと思いますが、気づいたら結構再生しているなぁ…というように、空気に溶け込む一枚だと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★くるり・アルバム時系列レビュー
↓前作(14th)アルバムのレビューはこちら。オリジナルメンバー・森信行(Dr.)との再会による、ロックらしいアルバム。それぞれの円熟的レベルアップも感じさせて昔くるりを聴いていた方には特に薦めたい内容です。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓今作についてのインタビューで、収録曲『oh my baby(M-7)』について、岸田繫本人が「BlurのTenderみたいな曲」と冗談めかしながらも言及しています。
その『Tender』収録のアルバムがこちら。聴き味がぶっちゃけ重たい作品ですが、アート寄りの作風にチャレンジできる方ならおすすめ。
↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。日本を代表するロックンロールバンド、トライセラトップスの1stはもう、完成度も青さも両立している”1stに求めたいもの”が詰まった一枚でした…
*1:森信行。ドラム。

