こんばんは。キタダハルキです。
今日はちょっと、のんべんだらりな一日なんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日は購入物レビュー、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【躁状態で、フルアルバムのようにドライブする】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Kranke/Syrup16g(2015)
ロックバンド・syrup16gの2ndミニアルバムです。
これはもうね…ミニアルバムと侮るなかれですよ。めちゃくちゃに強いシングルクラスの4曲+中央にインタールードっていう構成も素晴らしいです。
なにせもう、冒頭の『冷たい掌(M-1)』がまず…ポストロック的イントロからまったくの違う曲へ展開し、歌詞が『冷静になり 状況を把握して』ですからね…つかみがすごい…世界観にガチっと入っていけるんですよ。持ち味のメロディの美しさ、それこそ躁状態なのかと言わんばかりの無敵感あふれるバンドアンサンブル(これは全曲そう)…
全曲いいんですが、特に驚きがあったのは『Thank You(M-4)』なんですよね。
ひねくれているようで美しいメロディ、元気なメジャー調、そして『諦めない僕に Thank You を 諦めの悪い 青春を』と綴られるサビ、そして転調…これはもう…おお…ってなりましたよね。
ただ、アルバムの中の大事な本音部分は…『To be honor(M-5)』で語られてますよね。
迷走気味の生還者
脱走兵に弁解の余地はない
身から出た錆
あくまで考察ですが…これは一度武道館公演でドラマチックに解散*1したあと復帰した自身のことを指しているように思います。ここに向き合って復帰作『Hurt』でボロボロの姿を誠実に見せつつ、今作ではエンジンかけて躁状態ながらも猛烈にドライブして、ガチっとかみ合わせて…その結果、なんならフルアルバムのようなパワーすら感じるのが当作品。改めて、ミニアルバムと侮るなかれ、と思いますね。
■終わりに:「あぁ…これは少なくともしばらくは活動してくれそうや」。
レビューは以上になりますが…
振り返って思い出したのは、当作品を聴いたときに「あぁ…これは少なくともしばらくは活動してくれそうや」って感じたんですよね。凝集したエネルギーを出す力がバンドにもう一度宿りましたしね。
気づけば復活してからもう12年ですか…改めて、今作が持っている意味は大きいんじゃないかと思っています。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★syrup16g・アルバム時系列レビュー
↓次作(9th)のレビューはこちら。今作の躁状態とは打って変わり、しっかりと入院するかのようなアルバム。聴きにくさもありますが、抱えてきたものを出しつくすというエネルギーも感じる作品。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓解散から復活して以降のシロップを総括した記事です。解散再結成がなかなかうまくいかないバンドも多い中、彼らの再結成はきちんと意義のあるものになっているのはどういうポイントによるものなのか?と考察してみました。当作品にも言及しています。
↓前回の当カテゴリの記事はこちら。Superflyの1stは、ルーツロックの魂を損なわぬままにメガヒット。この時点で偉業だし、誰が聴いても聴きやすい激強楽曲のオンパレードでした…
*1:猛烈なペースでリリースを重ねていた中、'04年のリリースを最後に約3年半の沈黙→'08年に最後のアルバムをリリース&解散告知→武道館公演で解散、という流れだった。

