こんばんは。キタダハルキです。
今日はストレスのたまる出来事がありつつも、なんとか乗り越える道筋を立てられてホッとしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【実は、恐れて今まで避けてきた】。
それではレビューしていきたいと思います。
■玉姫様/戸川純(1984)
アート・アヴァンギャルド…と耳にしてすぐに連想する方も多いであろうシンガー、戸川純のソロ名義では1stアルバムです。
キーワードにも書いた通りですが…長年、聴かずに避けてきた面がありました。
軽音時代にコピーしているメンバーもいましたが、なんというか、こう…恐れじゃないけれども、まっすぐに見ることができない感覚がずっと消えず、その前衛感や得体の知れなさに向き合う勇気が湧かなかったんですよね。
で、具体的なきっかけがあったか?と言われると特にないんですが、なんか「そろそろかな…」と思いまして。意を決して聴いてみました。
やはり、きちんと心の準備をして受け止めてよかったと思います。極端にまっすぐで曲の中から飛び出してくるようなその声…かと思えば、『隣りの印度人(M-5)』のようにねじ曲がったようなビブラート…終始、圧倒されました。
ただ、作品自体はアンデス民謡、コールユーブンゲン、さらにはカノンを土台とするなど…たしかな教養に基づいた知性も感じられて…少なくとも、ただ奇抜なものではない、ということはなにかしら伝わってくるはず。もはや、私のレビューもなにがなんだかわからなくなってきましたね…
もちろん好みはパカッと分かれて、聴けない人は本当に一生聴けないかも。それぐらいのクセは確かにあると思います。だけど、このアルバムからしか得られない成分は確かにある。それもまた、事実だと思います。
■終わりに:「すぐわかる」ということはないけれど…
レビューは以上になりますが…
正直、なかなか「すぐわかる」ようなアルバムではなく、受け止めに慣れが必要だとは感じます。
ですが、このアルバムを聴いてみておそらく「何も起きなかった」ということは考えにくく、一度耳にしてみれば自分の中でマンネリ・停滞しているものがなんらか動くんじゃないか。
そういうエネルギーは持っている作品だと思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。ジャズファンク的に穏やかで聴きやすいトラックのヒップホップ作品です。CDショップ大賞2019入賞作。

