こんばんは。キタダハルキです。
今日は昨日と打って変わっての寒さで、若干体調がヘンになったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日は購入物レビュー、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【これを聴きながらドライブするのは危険。曲がもはやカースタント】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Vol.II/Angine de Poitrine(2026)

フジロック出演も決まって、話題沸騰中のカナダの覆面ユニット、Angine de Poitrine(日本語読みではアンジーヌ・ド・ポワトリーヌ、らしい)の2ndアルバムです。
これはもうね…ひっくり返りますよね。1曲目『Fabienk』でファンキーにディスコハウスのように躍らせたかと思えば、『Mata Zyklek(M-2)』では狂騒のサークルモッシュが生まれそうなほどにうねり、カースタントのように猛烈な峠道を攻める…でも車の中は静かですよ、みたいな音像であっけにとられます。
しかしまぁ、落ち着かせないんですよね。『Sarniezz(M-3)』ではのっしのっし歩くようなずっと頭の中を流れ続けるようなベースラインで幕開けたかと思えば、不穏なギターに乗せながら曲の中央でアクセルをぶっぱなしてきますしね。クセになる。こんな陳腐な表現しかできませんが、クセになる。
一方で、持ち味がハッキリしているだけに単純に似たような曲が揃うんちゃうか?という懸念もあったんですけども…それをハッキリと打ち破るのが『Utzp(M-4)』でしてね。
フォーク・東欧トラッドのようなアプローチが驚くほどエキゾチックで、中央でブレイクして吠えたかと思えば、手をつなぎながらパンキッシュに高速フォークダンスとでも言わんばかりの不条理さと言いますか…恐れ入りましたよ、ほんとに。
もう全曲取り上げてしまいますけど、『Yor Zarad(M-5)』では緊張感ある対話のアンサンブルからの高低差のあるギター、キャッチーなドラムのキメ、末尾では猛烈なタテ乗りでヘドバンを誘うようなヘビーさがありますし…
末尾を飾る『Angor(M-6)』では、数を間違えそうなリフに始まり(多分22回で合ってるかな…?)、これまた悪魔に魅せられるようなリフ、そしてこの聴き味…なにかを彷彿とさせると思ったらブラック・サバスの『黒い安息日』を彷彿とさせるような威圧感もあり…バンドとして軽いものではなく、きわめて重厚な情報量を流れていることがうかがえますね。
見た目に気を取られがちと思いますけど、もはやそれを完全に超えた領域でなんならポップにすら聞こえてきてしまうぐらいの独自性をすでに発揮していますし、これはもう夏が待ちきれないという方も相当数いるでしょう。個人的には必聴盤だと思います。インストのロックでここまでのムーブメントは正直見たことがないです。
■終わりに:曲がもはやカースタント。
レビューは以上になりますが…
旋風、巻き起こしてますね。今作も圧巻の内容だったと思います。それにしても、これを聴きながらドライブするのは危険ですよね。曲がもはやカースタント。
ちなみに、今作も自主リリースです。それでここまでの話題性をかっさらっているのがまたすごいことですよね。フェス以外の単独公演とか…あったりするんですかね…どうなんかな…。
↓配信のみのリリースです。【追記】下記ポストの通り、CD・LPも発売が決まりました。価格は依然配信が最適解だと思いますが、フィジカルが欲しい方はチェックしてみてください。
アンジーヌ・ド・ポワトリーヌ (Angine de Poitrine)
— ディスクユニオン・ラテン/ブラジル/ワールドミュージック (@diskunion_Latin) 2026年4月10日
フジロック出演決定で話題のバンド、2枚のEPがCD/レコードリリース決定です!https://t.co/AXjvthQ23u pic.twitter.com/NDvXeYJKTh
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Angine de Poitrine・アルバム時系列レビュー
↓前作(1st)アルバムのレビューはこちら。一気に心臓がドライブする様子はまさに彼らのバンド名『Angine de Poitrine(仏語、邦訳は狭心症)』。生死をさまようかのようなスリリングさを味わってほしいですね。
★関連(個人的お勧め含む)作品 ・記事
↓先述した彼らのKEXPでのライブレポです。上記映像を貼っている通り、今作収録の演目もやってます。ほんま、あっけに取られてしまうんでぜひ一度観てほしいです。
↓先述した『Angor』が彷彿とさせたブラックサバス。その『黒い安息日』収録の作品はこちら。黒魔術的世界観もAngine de Poitrineにも繋がっているのでは?と思ったりします。
↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。syrup16gの復活2作目となった2ndミニアルバムは、躁状態で、フルアルバムのようにドライブする迫力で、ガチっと嚙み合った名盤でした…
