こんばんは。キタダハルキです。
今日は用事なので、前日に書き溜めているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
本日はTSUTAYA店舗レンタル日記。やりたいと思います。
今日のキーワードは…【丁寧で優しい。一方、パワーも求めたくなった…】。
それでは、レビューしていきたいと思います。
■Letters/Furui Riho(2026)
注目の小樽出身のシンガーソングライター、Furui Rihoの3rdアルバムです。彼女の1stは'24年当ブログ年間ヘビープレイ1位、2ndも'25年の同企画年間10位です。
さて…今作の冒頭の『ハードモード(M-1)』には苦悩が浮かんでいるのがうかがえますね。
一文字も進まなかったり、いろいろ言われる中でいい子でいなきゃという苦悩や…アルバムのリード曲でありながら締め切りギリギリだった、という制作過程が歌詞に歌われています。その苦悩というか…楽曲本体に強く出さないように、丁寧に作られていると思います。それは正義を皮肉りながらも愛で包み込むような『MONSTER(M-2)』にも言えますね。
この他、ストレートに明るくポップな『Hello(M-3)』をはじめ、持ち味のまとまり、曲は優しく丁寧で安心して聴ける作品とは言えると思います。
一方で、個人的に一番好きだった楽曲は『ちゃんと(M-6)』だったんですよね。
めっちゃくちゃパワーあるんですよ、この曲。ガツンとフックしてきて、少しくらい悪い子になろう、と歌われながら、それこそ栓を抜いてダーンと行くようなダンサブルな曲。めちゃくちゃ外に向いているし、パーっと霧が晴れるようなスカッとする曲なんですよ。
なんというか、アルバム全体としてみると…丁寧で優しいのはもちろん持ち味だと思うんですけども…手紙というよりも自分自身や、近い人に向けた日記や独白に近い*1と思うんですよね。そこに特に終盤のローアレンジが重なって、個人的にはそのことが楽曲も含めたモヤがかかったような距離感に繋がってしまったかなーと。
それこそ、ライブではパワフルという評判もかなり聴きますし、音源でももっと真っすぐに腕振って、エネルギーをドカーンと出してしまってもいいと私は思うんですよね。
■終わりに:もう少し、外に向かう開放感が欲しかった。
レビューは以上になりますが…
個人的には『ちゃんと』が突出して好きで、外に向かって栓を抜くような開放感がアルバム全体でもっと欲しかったなと感じましたね。それこそ、先述のライブの話を耳にしていた中で今作に触れたところもあったので、パワーを期待してしまっていた部分が大きかったこととギャップがあったのも正直な感想です。
ただ、優しく丁寧にまとめられた世界観は彼女の持ち味。じっくりと聴く中で刺さり方が変わってくるかも?私自身もゆっくり聴いていけたらと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Furui Riho・アルバム時系列レビュー
↓前作(2nd)アルバムのレビューはこちら。「歌に対するエゴのコントロール」に感じる謙虚さ。こちらから歩み寄って相互的な愛を築き上げることができる快盤。当ブログ'25年年間ヘビープレイランキング10位作品でもあります。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓当アルバム『言えないわ(M-7)』にて、サビでマルーン5のようなメロディが出てきます。彼女をリスニングする上で、下記作品は結構解像度を上げてくれると思っています。
↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。くるりの'26年最新作は、アコースティックに聴き心地がいい中に実験的要素も織り交ぜられた意欲作ながらバランスも取れた作品でした…
*1:それこそ、『ハードモード(M-1)』しかり、友人に向けての私信的な『そのうち(M-5)』、『言えないわ(M-7)』もパーソナルな恋愛ソング。

