いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

ヒップホップ/ラップ

R&Bとは?の問いは、この一枚で表せる。【Dangerously In Love/Beyoncé(2003)】|今日のDMM月額レンタル日記。#225

ビヨンセのソロ1stアルバム『Dangerously In Love』をレビュー。歴史的ヒット曲「Crazy in Love」を筆頭に、圧倒的な歌唱力とアイコン性でメインストリームを制圧した本作は、まさに「王道のR&B」を体現しています。リリース当時の評価を振り返りつつ、ジェ…

センスがありつつ、おりこうさんでは終わらない。【FIVE/RIP SLYME(2001)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#404

日本のヒップホップをオーバーグラウンドへ押し上げたRIP SLYMEのメジャー1stアルバム『FIVE』をレビュー。2025年の再始動を機に、改めて本作の「センス」と「遊び心」を再検証します。4MCの絶妙な掛け合いとファンキーなトラック、そして「おりこうさん」に…

スチールパン、変拍子、ファンキーなカッティング。【ài qíng/KID FRESINO(2018)】|今日のDMM月額レンタル日記。#216

KID FRESINOが2018年に発表し、CDショップ大賞にも入賞した3rdアルバム『ài qíng』をレビュー。スチールパンや変拍子を巧みに取り入れたジャズファンク的なトラックの美しさを紐解きます。ヒップホップの枠を超え、オーガニックで良質な音楽として幅広い層に…

落ち着きのある作風を、身体が理解するかどうか。【so_mania/SOUL'd OUT(2012)】|今日のDMM月額レンタル日記。#197

近年、ネットやSNSを中心に再評価の波が続くヒップホップグループ、SOUL'd OUTが2012年に発表した5thアルバム『so_mania』をレビュー。4年7か月ぶりの復活作となった本作の、クラブミュージックに傾倒した成熟感と、キャッチーさから距離を置いた落ち着きの…

ヒップホップからポップR&Bへ。巧みなアハ体験的グラデーション。【Parade/MAZZEL(2024)】|今日のDMM月額レンタル日記。#196

MAZZELの1stフルアルバム『Parade』をレビュー。オーディション番組未視聴の視点から、純粋に音楽としての完成度を評価。ヒップホップの力強いフレーバーから始まり、後半にかけてポップR&Bへと鮮やかに移り変わる「アハ体験」のようなグラデーション構成を…

【2025年6月号】最近、こんなのよく聴いてます。

月刊ヘビープレイ紹介企画「2025年6月号」。今月はtonunやCreepy Nutsなど邦楽勢が多数ランクイン。矢井田瞳のロックな一面や、FreeTEMPOの心地よいサウンド、そして正体不明の魅力を持つUnknown Mortal Orchestraまで、ポップさと不可思議さが同居する今月…

ポップな遊び心に一安心。【マニフェスト/RHYMESTER(2010)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#392

キング・オブ・ステージの異名を持つヒップホップグループ・RHYMESTER(ライムスター)が2010年に発表し、オリコン最高5位を記録したメジャー5thアルバム『マニフェスト』をレビュー。DJ WATARAIをはじめとする多彩な外部プロデューサー陣の協力による、ソウ…

ロックファンにも触りやすいヒップホップ。【Tougher Than Leather/Run-D.M.C.(1988)】|今日のDMM月額レンタル日記。#183

ヒップホップ・レジェンド、Run-D.M.C.の1988年発表の4thアルバム『Tougher Than Leather』をレビュー。キャッチーなギターリフやモンキーズのカバーなど、ロックファンにも馴染みやすい「ミクスチャー」の先駆け的サウンド。掛け合いの楽しさと、敷居の低さ…

シビアさに触るか否かは、リスナーが選ぶ。【Case/Creepy Nuts(2021)】|今日のDMM月額レンタル日記。#178

Creepy Nutsの2ndフルアルバム『Case』をレビュー。「バレる!」などヒット曲を収録し、ポピュラリティを確立した本作の魅力を解説します。社会や自己と向き合うシビアなリリックを、圧倒的なリズム感とメロディアスな聴きやすさで包み込んだ、リスナーが深…

ペシミスティックな怒りをどう捉えるか。【Nothing Was the Same/Drake(2013)】|今日のDMM月額レンタル日記。#148

カナダ出身のラッパー、ドレイクが2013年に発表した3rdアルバム『Nothing Was the Same』をレビュー。ヒップホップをメインで聴かない層にもスッと馴染むメロディアスなラップと、落ち着いたスタイリッシュなビートがもたらす「聴きやすさ」の魅力を紐解きま…

迫力を、どぎつく聴かせないポップセンス。【ハレンチ/ちゃんみな(2021)】|今日のDMM月額レンタル日記。#136

ノノガ(NoNoGirls)のプロデュースでも注目を集めるちゃんみなの3rdアルバム『ハレンチ』をレビュー。リリックの鋭さをポップに昇華する圧倒的なセンスと、中盤から終盤の「美人」へと至る完璧な構成を解説。先入観を覆す、世代を超えて響く音楽性の核心に…

殺人容疑からの潔白を証明して…【Tha Doggfather/Snoop Doggy Dogg(1996)】|今日のDMM月額レンタル日記。#134

現在もヒップホップ界の重鎮として君臨するスヌープ・ドッグが、1996年にスヌープ・ドギー・ドッグ名義で発表した2ndアルバム『Tha Doggfather』をレビュー。殺人容疑からの潔白証明、そして親友2パックの悲劇的な死という、想像を絶する過酷な状況下で制作…

【2025年2月号】最近、こんなのよく聴いてます。

2025年2月のヘビープレイ5選を紹介。今月号の第1位に輝いたWARの名盤を筆頭に、UNISON SQUARE GARDENの驚異的な未発表曲集、Furui Rihoの最新作など、新旧織り交ぜたラインアップ。ビースティ・ボーイズやテイ・トウワなど、空間を彩り飽きさせない「楽曲強…

やりたいことを、きちんと伝える伝達能力。【Ill Communication/Beastie Boys(1994)】|今日のDMM月額レンタル日記。#121

ニューヨークが生んだ伝説のヒップホップ/ラップロック・ユニット、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)が1994年に発表し、全米1位を獲得した4thアルバム『Ill Communication』をレビュー。パンキッシュで硬質な生ドラムが炸裂する「Tough Guy」から、ア…

顧客満足度の鬼。メタスコア95点も納得。【Stankonia/Outkast(2000)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#363

アトランタのヒップホップユニット、アウトキャストが2000年に発表した4thアルバム『Stankonia』をレビュー。海外のヒップホップに敷居の高さを感じている人にこそ聴いてほしい、ソウルやファンクを泥臭すぎずに内包したポップでメロディアスなトラックの魅…

今まで聴いた彼の作品の中では、一番クラシカル。【Reasonable Doubt/Jay-Z(1997)】|今日のDMM月額レンタル日記。#117

世界的ラッパー、ジェイZ(Jay-Z)の記念すべき1stアルバム『Reasonable Doubt』をレビュー。後年の『The Blueprint』などポップなヒット作を先に聴いていた視点から、本作に抱いた「クラシカル」という直感の正体を紐解きます。後のメジャー感とは一線を画…

言いたいですもん。ガソリーナ!【Barrio Fino/Daddy Yankee(2004)】|今日のDMM月額レンタル日記。#98

プエルトリコのラッパー、ダディー・ヤンキーの2004年の大ヒット作『Barrio Fino』をレビュー。日本でも一世を風靡した名曲『Gasolina』の圧倒的なキャッチーさを解説します。高校時代の寡黙な同級生が本作を聴いていた思い出や、かつて「陰のロック道」にい…

鎧を脱ぎ武器を置いた、ピュアな感性。【Naked/ちゃんみな(2023)】|今日のDMM月額レンタル日記。#84

ちゃんみなの4thアルバム『Naked』をレビュー。「練馬のビヨンセ」としての攻撃的なイメージを脱ぎ捨て、ピュアな感性をさらけ出した最新型のポップサウンドを解説。プロデューサーを務めるオーディション『No No Girls』のコンセプトにも触れつつ、彼女の新…

超硬質なスネアに、荒涼感を際立たせるピアノトラック。【The Infamous/Mobb Deep(1995)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#353

東海岸ヒップホップの名盤、モブ・ディープの『The Infamous』をレビュー。一聴するとクラシカルで格好いい「実家」のような安心感がありつつも、リリックの背景を紐解けば、クイーンズブリッジの過酷な現実が。超硬質なスネアと荒涼としたピアノが織りなす…

基本、平常運転、だるーんとしてる。【The Information/Beck(2006)】|今日のDMM月額レンタル日記。#70

ベックの2006年作『The Information』。彼らしい「だるーんとした平常運転」の空気感の中に、これまで以上にスッキリとした心地よさが広がる10thアルバム。苦手意識を突破すると部屋のBGMとして手放せなくなる、ベックならではのスカしたクールな魅力をレビ…

【2024年11月号】最近、こんなのよく聴いてます。

月刊のヘビープレイ紹介企画。今回はロック色が極めて薄く、多種多様なジャンルが再生数を競り合った異色のラインナップとなりました。苦手意識を覆したJ・バルヴィンのレゲトン、購入後即魅了されたニュートラル・ミルク・ホテル、SNSでも話題を呼んだBE:FI…

もう誰も聴かない評価の高いアルバム…?【Wu-Tang Forever/Wu-Tang Clan(1997)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#351

東海岸のハードコア・ヒップホップグループ、ウータン・クランが1997年に発表した2枚組の2ndアルバム『Wu-Tang Forever』をレビュー。歴史的名盤である前作の衝撃度と比較し、個々のソロ活動を経て成熟・洗練されたトラックの聴きやすさや、グループの代表曲…

存在しうる「ユートピア」を目指して…【Eutopia/STUTS(2018)】|今日のDMM月額レンタル日記。#60

今やバリバリの売れっ子トラックメイカー・STUTSの2ndアルバム『Eutopia』をレビュー。前作よりサンプリングを減らし生楽器を取り入れたことで、より幅広くオシャレに進化したサウンドの魅力を解説。タイトルに隠された「存在しうる理想郷」という希望のメッ…

ガチャガチャしてないレゲトン。【Vibras/J Balvin(2018)】|今日のDMM月額レンタル日記。#45

J・バルヴィンの2018年作『Vibras』。世界的大ヒット曲「Mi Gente」を擁するラテン・アーバンの代表作。特有のオラオラ感やガチャガチャした派手さを抑え、品のあるすっきりとしたお洒落なサウンドを展開。レゲトンに苦手意識がある人にこそ聴いてほしい名盤…

粗野さや怒りを、音で感じさせないセンス。【People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm/A Tribe Called Quest(1990)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#344

A Tribe Called Questの1stアルバム『People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm』をレビュー。1990年に放たれたジャジーでゆるいサウンドは、ヒップホップ特有の粗野さを一切感じさせないセンスの塊。スチャダラパー好きにも通ずる、心地よいBG…

題材が身近で日常的、等身大なラップ。【ラッキー/環ROY(2013)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#324

こんばんは。キタダハルキです。 もう少しでこのブログの毎日更新が1年を迎えようとしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【題材が身近で日常的、等…

ドーナツの輪のように、永遠に。【Donuts/J Dilla(2006)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#296

不治の病に侵されながらも、病室のベッドの上で命を削り完成させたJ・ディラの遺作にしてヒップホップの至宝『Donuts』(2006年作)をレビュー。全31曲がサウンドコラージュのように繋がる音像を、彼の記憶を覗くような「走馬灯」と例え、その圧倒的な凄みに…

ヒップホップフレーバー VS ソウル・ディスコフレーバー。【Oxnard/Anderson .Paak(2018)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#257

こんばんは。キタダハルキです。 今日は朝早く起きてこのブログを書いているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【ヒップホップフレーバー VS ソウル・ディ…

【2024年5月号】最近、こんなのよく聴いてます。

こんばんは。キタダハルキです。 5月になってしまいましたね…。いや、もうちょいで今年も半分とかホンマか?と思ってしまいますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、月が変わったということで… 当ブログ筆者のヘビープレイ紹介企画。 「最近、こんな…

新しいけど、クラシカル。【King Push - Darkest Before Dawn: The Prelude/Pusha T(2015)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#236

こんばんは。キタダハルキです。 今日はTSUTAYA店舗に行ってきて、10枚レンタルを午前中に済ませてきたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【新しいけど、…