いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

「誠実性」と「自己批判」。今日のTSUTAYA DISCAS日記。#1

こんばんは。キタダハルキです。

さて、新しい企画として…

 

せっかくTSUTAYA DISCAS長いこと使ってるんやから、新しく聴いた作品*1のレビューを即座にやってみるってチャレンジをしてみようかと。

 

なんせ、私は音楽聴いてるときに結構口が動くというか。それがやっぱり自然というか…そういうのを残してみたいと思うようになって。力みすぎた感じじゃなくて、もっとライトな感じでできればと。

その一方で、ただワーっとしゃべると私の性格上、言っちゃいけないことも言ってしまいそうなので、そこは自制すべくやはりブログに書いて、という形でやろうかと。

 

というわけでさっそく、今日初めて聴いた2枚について話していきます。

■pink blue/緑黄色社会(2023)

pink blue (初回生産限定盤A)


www.youtube.com

やっと聴けました、ハイ。リョクシャカの最新アルバムです。

冒頭の「ピンクブルー」から意外性があり…守りに入らず、という姿勢を感じたと同時に、リスナーをだまし討ちしない誠実性も感じましたね。1曲目で今までと違うフェーズに入るぞ、って表明を感じましたしね。

先述の鋭いサウンドをはじめとして、曲の幅もジャジー(M-5)から柔らかなポップス(M-6)から…なんせ、思い通りに曲を書けていると思います。曲の配分もバランスよくそれぞれのメンバーが書けていて、バンドとして健康体なのも個人的に素晴らしいと思いましたね。

 

pink blue

pink blue

  • 緑黄色社会
  • J-Pop
  • ¥2139

 

 

■HEAT ISLAND/Rhymester(2006)

HEAT ISLAND


www.youtube.com

 

HEAT ISLAND (feat. Fire Ball)

HEAT ISLAND (feat. Fire Ball)

  • RHYMESTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

いまやヒップホップシーンの重鎮感もあるライムスターの06年のアルバム。

タイトルの「ヒートアイランド」が指すものは日本(というか、地方在住者の筆者からすると「東京」という感じ)。

それゆえに社会派なリリック*2も乱れ打ちで、当時の情勢を思い返しても結構言うとるな、という印象は受けました。

だけれど、ライムスターのいいなと思うところはキレ散らかして終わりじゃないというか…下世話なギャグもありつつ、他者批判にとどまらず自己批判(ダメな自分もさらけ出す、というところ)もできていて、いろいろあるけどそれでも生きていく、という明るさも感じるんですよね。

だから、批判にもヘンにヒートアップせずにクスっと笑いながら聴ける。このバランスが絶妙やなと思います。

 

HEAT ISLAND

HEAT ISLAND

  • RHYMESTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2139

 

■終わりに:いきなりの謎の取り合わせ…

初回はこんな感じになりました。

いきなりリョクシャカとライムスターという謎の取り合わせになりましたが…こういうミスマッチさも楽しみながら話していけたらと思います。

 

*1:TSUTAYA DISCASでは、音楽CDを同時に2枚送付してもらえます。ポスト返却するとそれを確認後また次の2枚、というシステム。

*2:名指し批判もあるが、一部を除きさすがに規制されている。