こんばんは。キタダハルキです。
もう梅雨入りして、なおかつ、久々に近所の川が先日…水位が大幅に上がって肝を冷やしましたが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ということで、今月もこの企画…
最近、こんなの聴き始めました。
6月号をお送りいたします。
※先月号はこちら。
今月紹介する5枚は、当社比で再生回数「傑出度高め」です。その分、万人に勧められるラインアップだと思います。それではさっそく本題へ…。
■Diana/Diana Ross(1980)
いやー、このアルバムはマジですごかったですね…。全8曲、どの曲もキラーチューンというか…。洋楽でどの曲も覚えられるような全編ポップなアルバムってそうたくさんはないと思います。
なんせ、ダイアナ・ロスの歌は当然として、ギターのナイル・ロジャースのカッティングがすさまじくカッコいいし、ってだけでも聴く価値十分のアルバムだと思います。
■Chairs Missing/Wire(1978)
これぞポストパンク、といった趣のアルバムでしたね。イギリスのバンド、ワイヤーの2ndアルバムです。
実は1stのころはほぼ楽器経験なしの初心者状態からスタートした、って時点でも相当に異色のバンドですが、そこを逆手に取るようなアプローチで「弾けるリフを繰り返す」ような楽曲を組み立て、むしろ既存の型を壊したことで後進に多大な影響…とのことで、わからんもんですね…。
この2ndでは、もう少し複雑なリフやキーボード参加による曲構成の複雑化も見られますが、それでもきわめて骨子はシンプル。でも、不思議な緊張感のずっとあるアルバムだと思いますね。
■GUYS/CHAGE and ASKA(1992)
先月号から続くチャゲアスブーム、継続中です…。
当アルバムは自身最高傑作、とのことですが…そこに偽りなしというか。とにかく音の整理度合いが半端やないです。「もっとここがこうなら…」みたいにこんなに思わないアルバムも珍しいです。しかもすごいのが、そこまでポップな内容では「ない」ということ。タイアップこそそこそこついてますが、シングル表題曲自体は2曲のみ*1。パッと聴いて聞きやすい曲ばかりではないです。それでも売り上げは140万枚…
いやはや、時代とはいえすごいですね…。
■CRASH/Charli XCX(2022)
とにかくジャケのインパクトが絶大ですよね…。聴きはじめのきっかけはそこに持ってかれたことです、ハイ。
それはともかくとして本当に聴きやすいアルバムです。ジャケとは裏腹にアグレッシブすぎることもなく、むしろこの表題曲以外はスーッとひとつの流れで流れていく感じ。全体として煌びやかなダンスポップサウンドでありながら、キャッチしすぎない「余裕」のようなものも感じるアルバムでしたね。
■ALIVE/SOUL'd OUT(2006)
今号の圧倒的再生数1位です。
いやはや、聴きやすさ*2が前2作に比べると格段に上がったと思います。アクが強いイメージも相当にあると思いますが、特にこのアルバムの中~終盤はBGMとしての洗練性もきわめて高く、エゴをコントロール出来ているように感じました。
ベスト盤以外で聴きはじめるならコレがおススメです。
■まとめ:メロディ以上に、音って大事。
今号の5枚に共通しているのは、とにかく「音のいいアルバム」だったということ。
先月号でも言及しましたが、チャゲアスの音の良さはマジで驚異的です。また、それとは反対の?方向性とも言えるかもしれないワイヤーも、狙った雰囲気を出せているんやろうなぁ…と感じました。もちろんメロディは大事だけど、それ「だけ」だと最近は聞き続けられなくなってきたのも本音として自覚してきたなぁ…と思います。
もしよかったら、あなたが最近聴いている音楽も、コメント欄などで教えてくださるとうれしいです。