こんばんは。キタダハルキです。
今日はiPodを修理に出そうとしたら特殊改造状態なので断られ振り出しに戻ったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は購入物ではないもののインパクトに残った作品のレビューになります。
今日のキーワードは…【ブレイク後に日の目を…】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Crispy!/スピッツ(1993)
ご存じ、スピッツのブレイク前夜の'93年作品です。
当アルバムは、セールスの危機を抱えた彼らがとにかく売り上げをなんとかせにゃいかん、として外部Pの笹路正徳を迎えて制作された、という経緯がありまして…
特に前半3曲はオーバープロデュースの連続で、正直言ってスピッツを聴き慣れているほど「コレジャナイ…」ってなりそう。なんならマーヴィン・ゲイのようなソウル風味すら感じますしね。ホーン隊がちょっとサウンドの軸に食い込み過ぎている気がしましたね。
ところが、様相が変わるのが上記の『君が思い出になる前に(M-4)』なんですよ。
これが実は、ブレイクへの足掛かりになった一曲でしてね。まさにスピッツらしい儚いけどバンドとしての骨を感じる「これだよこれ!」という作品に。
で、この曲以降はパブリックイメージのスピッツをしっかり楽しめるんですよね。中でも、『夢じゃない(M-6)』はなんと4年後にドラマタイアップの影響で急遽シングルカットされて大ヒットする、という…
発売直後はチャートインできず、いよいよもって本格的な危機になったもののこの作品ののちに大ブレイク、それにつられて当作品もゴールドディスク認定までセールスを挙げめでたしめでたし…という作品になりましたとさ。
序盤は改めて「うーん…これはやっぱスピッツじゃないというか…渋谷系の真似感があるというか…」みたいに感じてしまうのは否めませんが、ブレイクにつながる芽が出てきたのは当作品なのでぜひ押さえておきたい作品ですね。'02年にリマスターされて音質もかなり改善したとのことですしね(たぶん私が聴いたのもそれです)。
■終わりに:思い出したきっかけは…
レビューは以上になりますが…
実は当作品をレビューしたきっかけはiPodの不調が原因。
どうも、当アルバムの楽曲の同期エラー(再生していないのに何回も同期した跡が残ってました…)がiPodの不調にもつながっていそうで、これ如何に。
まぁ、とにかく直して、また気持ちよく音楽を聴ける生活を取り戻したいところです…
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
※前回の購入物レビュー記事はこちら。

