こんばんは。キタダハルキです。
今日は結構一日ぼんやりしてたなぁ…と自分でも思うんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
※そのぼんやりで、作業取り掛かりが遅く、記事アップも遅くなりました…
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【歌劇的優雅さの集大成】。
それではレビューしていきたいと思います。
■A Night at the Opera/Queen(1975)
ご存じ、日本でも絶大な人気を誇っているイギリスのロックバンド、クイーンの4thアルバムにして、もっとも評価の高い作品でもあります。
実はクイーンに関しての自分の中での結論の一つとして、こういう記事を書いたことがありましてね。
で、現状もやはり一番敷居が低いのはベスト盤という意見に変わりはないんですが…このアルバムからであればスタジオ盤にチャレンジしてほしいと思っていて。
というのも、シングル曲(有名曲)じゃない曲にもわかりやすい聴きどころがたくさんあるアルバム*1だからなんです。
アルバムタイトルの通り、オペラ座を連想させるような…劇のようにアルバムも展開するんですよね。特に耳を強力にキャッチするのがリード曲の『Death on Two Legs (Dedicated to...)(M-1)』。
イントロがすごいですよね。幕がだんだんと開いていくような音使いでブライアン・メイのギターからピアノに繋がり、主人公が舞台でセリフを話すように惹きつけてくるフレディ・マーキュリーのボーカル。ここでもう、耳どころか目が離せないような感覚なんですよね。
加えて中盤の長尺プログレナンバー『The Prophet's Song(M-8)』は圧巻。
劇の中盤のような静かさから盛り上げていくスタイルで、盛り上がりのピークで左右に音がパンされて音が飛び出してくるところは何が起きたのか、と思ったぐらいなんですよ。
こういうアルバム曲そのもののすばらしさと繋ぎの歌劇的優雅さの集大成が、超・ウルトラ有名曲『Bohemian Rhapsody(M-11、上記)』ということなんですよね。それこそ、世界観にきちんと入り込めたら涙する方も少なくないのではないか。
改めてクイーンのベスト盤以外にチャレンジするなら、ここから始めてみてほしいですね。
■終わりに:実は満場一致的な評論家の評価は今作が初。
レビューは以上になりますが…
当作はクイーンと言えば…というアルバムでもあります。ですがベスト盤が前期・後期ともに強力なためなかなかスタジオ盤にチャレンジしていない方も多いんじゃないか?と思ったりもします。
実は満場一致的な評論家の評価は今作が初で、意外と過小評価に苦しんだバンドでもあるので、その開化のきっかけとなった今作にはぜひ触れてみてほしいって思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓クイーンが好きと言われたら、何を薦める?というテーマで考えてみた記事です。クイーンはわかりやすく後進にも影響を与えていて、真っすぐ刺さりやすいラインアップになっていると思います。
↓パニック・アット・ザ・ディスコの下記作品は…アルバム全体を通す雰囲気が当作からの影響を非常に大きく受けていると思います。歌唱から曲のノリから、すぐに気づくレベルだと思います。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。日本のオルタナの土台といっても過言ではないナンバーガールのメジャーデビュー作。姿勢からなにから、伝説的一枚です。
*1:当然ながらシングルでポップな『You’re My Best Friend(M-4)』も大名曲。スペースの都合上取り上げ切れませんが名バラード『Love of My Life(M-9)』も必聴。

