こんばんは。キタダハルキです。
今日は家でゆっくり仮眠をとりながら仕事をしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日は厳密には購入物ではないけどピックアップ作品レビュー、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【とにかく、前半の畳み掛けがすごい】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Californication/Red Hot Chili Peppers（1999）
- provided courtesy of iTunes
ご存じ、レッチリの代表作のひとつである7thアルバムです。
もう、まずはとにかく『Around the World（M-1、上記）』のイヤーキャッチですよね。あの冒頭のフリー（Ba.）の歪んだベース…それこそ、あれを弾きたいがために歪みエフェクターを導入した人も多かったのではないかと。そこに連携して全員で一気にピークに持っていって乾いたジョン・フルシアンテのギターリフのギャップがまたかっこいいんですよね。
加えて、手を緩めずにバンドアンサンブルの強靭さと繊細さを見せつける『Parallel Universe（M-2）』、一転穏やかな西海岸のような、荒野のようにも感じるようなグラミー受賞シングル『Scar Tissue（M-3）』、ファンクラップロックの真骨頂『Get on Top（M-5）』、そしてアルバムタイトルナンバーで美しいシンガロング性の高いメロディを焼きつけさせる『Californication（M-6）』と、前半の畳掛けが凄いんですよね。
- provided courtesy of iTunes
一方で…この作品のレビューを書くために聴きながら曲情報も改めて追いかけてるんですが…ぶっちゃけると後半に行くにつれて明らかに覚えてる曲が少ない…。私は彼らの熱心なファンとは言えないので、もしその後半の曲名だけ出されて歌えって言われたらちょっと、いやだいぶ困ってしまうのも事実…。
一応、自分のiTunesのデータを見る限りでは丸15周はできてるので不快に思ったりしたことはおそらくないはずなんですけども…『Around the World』のドライブ感で持たせるように聴いてしまっていた…？というのはあるかと思います。
その印象は変わるかどうか、改めて後半を聴き返してみて…聴き返したら思い出した曲もありましたけども…うーん…やはり前半のキラーチューンの勢いの方が強いかなぁ…とは感じましたね。ただもちろん、低クオリティとかではなく、十分に聴き切れる強度はある、ということは強調しておきます。
■終わりに：熱心とは言えない私でも…
レビューは以上になりますが…
レッチリに関して、私は超熱心なファンの方に比べたら熱意が薄いということは白状しないといけないところではありますが…その私でも15周はできてる、ってのはすごいことだとも思います。普通は熱心でなかったら5周…いや3周もきつい、ってのがデフォルトだと思うんでね。
当作は強力なシングル・総計セールス*1を踏まえれば紛れもなく代表作のひとつ、かつ、ギターのジョン・フルシアンテが薬物問題から立ち直って起死回生になったというバンドの中でも重要な立ち位置の作品ではあるので、レッチリに興味を持ったらここから入ってみるのもいいかもしれません。
少なくとも、当作を聴けばレッチリが「どんな作風のバンドなのか」は過不足なくわかるかと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連（個人的お勧め含む）作品・記事
↓一見無関係に見えるブルーアイドソウルの女王アデル。ですが、彼女は当作品の大ファンだそうで…。それをきっかけとしてサウンドプロデューサーのリック・ルービンに興味を持ち、代表作となった下記アルバムで共演が実現したとのこと。
※前回の購入物レビューはこちら。圧倒的な個性でシーンの中で異彩を放っている八十八ヶ所巡礼の1stアルバムです。得体のしれない存在感で、最初から完全に個性が確立されています。
*1:全世界1250万枚超。
