こんばんは。キタダハルキです。
今日は歩いて買い物に行ったらなかなかの黄金色の夕日が見れてびっくりしたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【クールで切迫する知性が生み出すエンターテインメント!】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Entertainment!/Gang Of Four(1979)
リーズ出身のポストパンクバンド、ギャング・オブ・フォーの1stアルバムです。
上記デビュー曲『Damaged Goods(M-4)』からも伝わると思いますが、ギターの細かい刻み、ベースもなんなら刻まれて、切迫感のあるグルーヴを感じますよね。加えて、メロディの運びがもはやポップを拒否するかのようにひねくれた進み方をしていくんですよ。
こうなると一気に聴きにくくなりそうですが、そんなことはないのが凄いというか。どの曲を聴いていても、どこかにはキャッチーで耳なじみを拾える感覚があるんですよね。
それはやはり、動きが目に浮かぶようなギターリフとメロディアスさもあるベース*1、ダンサブルなドラム…で、奇怪なままにならずにクールで知性的なセンスを感じる音像が強いんやろうなと思います。そういう意味でのエンターテインメント性がありますね。
あと、今作でのわかりやすい曲といえば『I Found That Essence Rare(M-7)』が挙げられると思うんですが…
この曲でレコード会社はデビューさせようとしたものの「商業的すぎる」とメンバーが拒否したというのもなかなかのタマやなというエピソードですし…
さらに、ギターがバリバリと引き裂くようなイントロも特徴的なシングル『At Home He's a Tourist(M-10)』でテレビに出るはずだったものの、いわゆる歌詞が下ネタと判断され内容の変更要求をされ拒否⇒出演キャンセルと、デビューしたてながらしっかりと自分の意見を持って戦えているところも素晴らしいと思いましたね。
総じて、クセはある一枚なので肌に合うかどうかは聴いてみて次第、という感じではありますが、この細かいリズムに踊らされ、動かされる感覚はまさにクセになる、聴いてて高揚する楽しい一枚だと思います。
■終わりに:ミュージシャンズミュージシャンの側面も…
レビューは以上になりますが…
今作、それこそポストパンク勢以外からも支持が厚く…レッチリ、ファレル・ウィリアムス、フランク・オーシャン、NINなどなど…ミュージシャンズミュージシャンの側面も大きいんですよね。
なんせ、置きに行ったような曲がなく、クセをカッコよく昇華できているところがね…。こういうのをセンスの良さ、っていうんやろうなぁと思わされる一枚ですね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Gang Of Four・アルバム時系列レビュー
↓次作(2nd)のレビューはこちら。この時期に席巻し始めたニューウェーヴ的なフィーリングに呑み込まれず、さらにソリッドに磨き上げた快作です。
★関連(個人的お勧め含む)作品
↓ザ・フューチャーヘッズのデビュー作のプロデューサーはギャング・オブ・フォーのアンディ・ギル(Gt.)です。下記作品も、粗削りさはありながらもクセある奇妙な一体感で、気づいたら結構聴いてる…となってしまう作品です。
↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。デヴィッド・ボウイの本格出世作は…聴き馴染みの良さと非凡さで存在感を決定的なものにした名盤でした…
*1:このベースも相当に大きなポイント。譜割りの細かさを感じて耳にすごく残る。
