こんばんは。キタダハルキです。
今回は、第3回目の「○○が好きだと言われたら、何を薦める?」問題です。
今回はこちらのアーティスト。
もはや完全に「国民的」ポジションを築き上げた、星野源。一見クセのある曲をここまでポップに昇華して売れたっての、本当に凄いことだと思います。
ちなみに、私自身のリスナー歴はアルバムで言うと「YELLOW DANCER」を一番聴いている、という感じで、「Stranger」「ばかのうた」は後になって聴いた、というリスナー歴です。ただし、YELLOW DANCERは丸15周と良好な視聴成績ではあるので、一般的な星野源好き、ぐらいの感じです。
iTunesをブログのネタ探しのために見ていた時に、「そういえば…」と、ふと思いついた今回の企画。
さっそくやっていきたいと思います。
■その1.「最もわかりやすそうな」影響。(Earth, Wind & Fire)
まずはじめは無難なところから。
本人が公言している影響の中でもっとも「わかりやすそう」なEarth, Wind & Fireはお勧めしやすいですね。
日本でも知名度がしっかり高い状態を永くキープしているため、ファンクのノリを通ろうとするとすぐにここに行きつくってぐらいのアーティストだと思います。それこそ「誰でも聴きやすいファンクってなに?」って訊かれたとしても、彼らを推すと思います。
ちなみに、このセプテンバーはアルバムだと収録先がベスト盤のみなので要注意。
■その2.「えっ、そうなの?」という遠そうな影響。(D'Angelo)
一方、本人が公言している影響の中で、実は「え、そうなの?」と思ったのがディアンジェロ。
ディアンジェロはまぁ…正直言うと「クセになるけど、そこにたどり着くまでは何回も聴いて慣れないとむずかしい」タイプの音楽性にも感じるアーティスト。それゆえ、星野源のポップさにおいてはどこにそれを感じ取るかってのは結構難しい問題だと思います。
追記:ディアンジェロを聴きこむ中で…もしかして、星野源のボーカルトラックを抜くとディアンジェロ感が出るかも?とは思いましたね。それこそ『Pop Virus』のリズム感とか、感じるものがあるのでは?と思いましたね。
ただ、その難しさが星野源の楽曲のどこにちりばめられているのかを知ろうとするのは面白いんじゃないか、と思って敢えてチョイスしてみました。
↓上記ディアンジェロの楽曲を含む彼の2ndアルバムのレビューです。成分が濃厚でコア部分ダイレクトなのはこのアルバムだと思います。ただ、敷居は高いので2ndをチラッと聴いてみてもし難しかったら下記のもう少しポップな1stをどうぞ。
↓その敷居低めの1stアルバムのレビューはこちら。こっちの方がメロディとかがわかりやすく彼を「どう聴けばいいか」が伝わりやすいかもしれません。
■その3.メロディに、星野源を感じるロックバンド。(ズーカラデル)
最後は「星野源の影響を感じた」アーティストから。
私が聴いていた中でそれを感じたのは、ロックバンド・ズーカラデルでしたね。
星野源はポップにするのが難しい音楽性(コードなど、ひねている部分も多い)であることもあってか、意外と「亜種」のようなものも見かけなかった印象を個人的には持っているんですが…
このズーカラデルは、ロックンロールをベースにしたバンドですが、メロディに星野源っぽい「まっすぐ一辺倒でない」ひねりを感じるんですよね。だからこそ、単調にならず、奥行きがあって聴き飽きにくい音楽性を持っていると思います。
それこそ、星野源は好きだけどロックはさわったことがない、って方にもおすすめできます。バンドのキャラクター的にも穏やかで、とっつきやすいグループだと思いますんでね。
■まとめ:星野源は昇華能力がすごい。
星野源好きに勧めるアーティスト…という趣旨でやってきましたが…
しかし毎度、この企画は難しさも感じますね。
やっぱりね、星野源もそうですが、しっかり売れてるアーティストの方って昇華がすごいんですよね。すぐ見破られるような、ぬるい構成には大概なってへんのやな、と思いましたね。だからこそ、一生懸命耳をかっぽじって聴く、ってことをやっていく楽しさもあるんですけどね。
あなたなら、星野源が好きって言われたら誰をおすすめしますか?よかったらコメントなどで教えてくださったら嬉しいです!
■過去の「何を薦める?」シリーズ
このシリーズでは、好きなアーティストから新たな音楽との出会いを提案しています。前の記事もぜひチェック!
