こんばんは。キタダハルキです。
旅行に向けた準備の中で、生活リズムを整える一環で早起きして書き溜め作業をしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【ひとりの人間としてのジョン・レノンに戻りたい】。
それではレビューしていきたいと思います。
■John Lennon / Plastic Ono Band/John Lennon(1970)
ご存じ、ジョン・レノンのビートルズ解散初のソロアルバムです。
これはねぇ…ほんと、異様なんですよね。
それこそ、ビートルズ=人気があるからポップ!だからジョンもポップ!みたいに思っていると1曲目(上記『Mother』)から痛い目に遭う作品。トラウマなるんちゃうかってレベル。曲が後半に向けてピークを迎えたときのあの叫び散らかしには、原初療法*1がジョンの査証の失効により中途半端に終わった影響も感じるというか…。ぶっちゃけ、ここで引いちゃう人も少なくないと思います。
ただ、喜怒哀楽がはっきりしていて、パーソナリティがここまで素直に露出しているものを、もう大スターオブ大スターだった彼がリリースした意義は大きいと思っていて。
それこそ、『God(M-9)』では、もはや神のように崇め奉られていた「ビートルズとしてのジョン・レノン」*2ではなく、自分の外側を飾るものすべてをはぎ取って、個人として、ひとりの人間としてのジョン・レノンに戻りたいという魂の叫びがうかがえるんですよね。
ひとまず、ポピュラー音楽として触ろうとするとケガする作品ではありますが、ジョン・レノンという人間の成分に触れたい方にはお勧め。まぁでも、このアルバムを優先して聴く…よりも、もっと聴きやすいアルバム(それこそビートルズから始める方が…)いいかなぁ…と思います。
■終わりに:すごいのは確か。どぎついのも確か。
レビューは以上になりますが…
すごいアルバムですよ。それは間違いない。ただし、どぎついのも確かなアルバムなので、そこに腹をくくれるかどうか…。
しかし、リアルタイムではどうやったんやろうなぁと。ビートルズ解散の余波もある中で、非難されても不思議ではない内容ではありますが…
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓お面をかぶり一世を風靡した日本のポップパンクバンドです。思いのほかジョンの影響濃く、今作『Well, Well, Well(M-8)』からリフが冒頭からいきなり引用に近い形、しかも終盤でもオマージュされています。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。フラフラしながらも、圧倒的なクセ・個性が光ってハマると抜けられないアルバムです。

