こんばんは。キタダハルキです。
さて、今回は純然たる購入物新作のレビューです。といっても、購入したのは私ではなく「うちの親」。
今日のテーマは【絞り上げられた、違和感のないキャッチーさ】。
それではレビューしていきたいと思います。
■2:BE/BE:FIRST(2024)
飛ぶ鳥を落とす勢いの7人組ダンス&ボーカルユニット、BE:FIRSTの2年ぶりの2ndアルバムです。
※まず、大前提として大ファンなのはあくまでうちの親であって、情報は濃い目に入ってきてるものの、私としてはほぼほぼ音楽しか聴いてないに近い状態であることはご容赦いただけたら幸いです。
その前提があった上でのレビューですが…
とにかく、曲・歌唱ともに高品質*1で、部屋で流していてまったく違和感がないって時点で既に約束された高評価ではあるんですが…
この「違和感のなさ」ってのをどこに感じたんやろう?ってのは思ってましてね。
そこでキーワードの部分に繋がってくるんですが、絞っている、というよりも「絞りあげられている」ってぐらいに、キャッチーにする部分をあえて少なくしているように思ったんですよね。それこそ、すべての曲がパッと覚えられるような感じでは全くもってありません。ラップもハード目ですしね。
だけど、そのおかげで…ずっと部屋で流していてもその空間がサマになるというかね。要は、この曲聴け!って言われてる感じがしないんですよね。聴きたいタイミングで耳を傾ければいい、って感覚でいられるから、押しつけがましくないんですよね。
あと、曲の品質…って意味でいえば…トレンドらしきものの影響は匂うところもあれど、分解されている感じがあるんですよ。
例えば『Boom Boom Back(M-3)』はサビあたりのフレーズがアッシャーの代表作っぽいなとか思うわけですよ。でも、まんま拝借、みたいな話ではないわけで。だから、もしかしたらまったく違うものの影響なのかもしれないし。
あとは前作でいえばカニエ・ウエストの『Yeezus(’13)』のズンズンしたサウンドとかね。ハードなテイストの曲には特に感じるものがありましたが…そういうところのフレーバーを踏襲しつつ、そのまんま出す感じじゃなくて消化をちゃんとしてる感じなのがええなぁとも思っています。プロデューサーのSKY-HIのチームの作曲技術も素晴らしいと思います。
ガチで思いますけど、これを聴かず嫌いはせん方がええんちゃうかなぁと。
少なくとも、このジャンルが大嫌いとかでなければ、聞き苦しいとか、低クオリティって感じることはないはず。時代の音、みたいな陳腐化しそうなニオイもせず、長く聴いていけるクオリティは持っていると思います。
■終わりに:「推し活」を通じて活力を与えてくれている。
レビューは以上になりますが…
昨今のダンス&ボーカル市場はほんと熾烈で…
それこそ、YouTube登録者100万弱のグループでも存じ上げなかったりもするんですが…親を経由して、ではありますけどこうやって認知して、それなりに回数聴いて…って出来ている時点で凄いことやと思います。
それこそ、いま親は一人暮らしなのもあり、「推し活」を通じて活力を与えてくれてる彼らの存在には本当に助けられています。
本当にありがたいです。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
※前回の購入物レビュー記事はこちら。
*1:歌唱力も単純に向上したと思います。実際に、超高音ボーカルのJUNON以外もキーが広がったそうで…。

