こんばんは。キタダハルキです。
今日は最近ではもっとも暑かったかも?と思いながらも一万歩歩けて、トレーニングもできて…という一日だったんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【何度噛んでも味のする、渋い構成が光る一枚】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Physical Graffiti/Led Zeppelin(1975)
ご存じ、ハードロックレジェンド、レッド・ツェッペリンの6thアルバム(CD2枚組)です。
ジョン・ボーナム存命時のアルバムは一通り通ってきた中で、私の中で実は一番「波が少なく」聴き続けているのが当作で。
多分、その理由は…リズムの土台が跳ね上がり、ボーカルも楽器の一部として溶け込むような一体感があって、どこか一点に耳が集中したりしにくい、ということと…それに加えてキャッチーさも両立していて、上記『Trampled Under Foot(D-1、M-5)』のギターリフとクラヴィネット*1のコンビネーションは何度聴いても飽きずにキタキタキタァ!ってなる魅力がありますね。
それに加えて、Disc1末尾の『Kashmir(M-6)』ではオケっぽいアレンジ*2が絡み、雄大な大地が浮かぶようなスケール感を見せてくれて…満足感が凄いんですよね。
一方で、Disc2では穏やかながらドラマ性もある、というメリハリがきちんと効いていて、Disc1と連続して聴いても耳疲れを起こさずに済むのも美点。『Down By The Seaside(D-2、M-3)』とかほんと、穏やかなスライドギター*3が心地いいんですよね…
ただ、このまま穏やかなだけで終わらずに、そろそろ乗りやすいのきてほしい…って思ったら、わかりやすいバンドサウンドの『The Wanton Song(M-6)』があらわれる、という感じで曲順構成が本当に優れていると思います。
総じて、2枚組という大ボリュームながら、ツェッペリンをまだ聴き慣れていないという方にも勧められるキャッチーさと飽きの来にくさを両立している作品だと思います。
単なる血がたぎるようなわかりやすさではもっと初期の方がいいかもしれませんが、変にアーティー過ぎてわかりにくい、とかではないんで、安心して手に取っていい作品だと思いますね。
■終わりに:曲というより、アルバム全体で見て…
レビューは以上になりますが…
ツェッペリンをはじめてレビューする中で改めて「曲というより、アルバム全体で見て」一番のお気に入りってなると、私は当作という結論になりましたね。
キャッチーさもボリュームも構成も渋くまとまっていて、何度噛んでも味のする、きわめて長く聴ける作品だと思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓先述した当アルバム収録曲『Trampled Under Foot』と3rd収録の『immigrant song』を合成したような楽曲が収録されています。ただ、影響を公言はしているもののパッと聴いただけだとツェッペリンが臭いすぎていないのがまたすごい…
※前回の当カテゴリの記事はこちら。ジャズ作品ながらストーンズらに影響を与えたロックの土台に繋がるブルージーなアルバムです。筆者も激推し。

