こんばんは。キタダハルキです。
昨日はほんと、サバスとオジーを聴きまくっていたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【ソロになり、パーソナリティが濃厚抽出】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Blizzard Of Ozz/Ozzy Osbourne(1980)
ご存じ、オジー・オズボーンのソロ1枚目です。
アルコール依存などの諸問題でブラック・サバスをクビになってしまったオジーが、自分のバンドを結成してリリースしたのがこの作品なんですが…
改めて聴いてみて、これはすごい…ワクワクさしてくれますよね。
上記『Crazy Train(M-2)』が代表曲オブ代表曲なんですけど…すぐ「これ弾いてみたい!」ってなるわかりやすいイントロフレーズに加え天才ギタリスト、ランディ・ローズによる「ちょっとした刻み」でも、もう「あっ…こんなきれいには弾けん…疾走感もなんか出せへんぞ…」って思わせるぴしっとしたクラシカル志向も感じられるギターがほんとかっこいいんですよね。もちろんギターソロも当然のごとくかっこいい。
そしてこのアルバムもうひとつの超・代表作が『Mr. Crowley(M-6)』なんですけど…
こちらはニューウェーブとゴシックが組み合わさったような湿度・粘度の高いホラーチックなオジーの持ち味が全開のこってりソング。一度聴いたら忘れられないし、なんというか…日本人の郷愁というか哀愁というか…そういう演歌的抒情性にも通じるものがあって、グッとくるんですよね。
あと、昨日聴き直しててようやく気付いたのが、オジーに根差しているビートルズの影響。
彼は熱狂的ファンで、それこそ今までの灰色の人生に色がついたレベルで好き!今でも毎日聴くぐらい好き!という趣旨のことを話していたのを見かけたんですが…私はブラック・サバスを中心に聴いてたんであんまり気づかなかったんですよね。
ところが、『Goodbye To Romance(M-3)』を聴いて「あっ…」ってなりましたね。
これは…『Across the Universe』から来てるなぁ…間違いなく、と。
ソロになって、パーソナリティな部分が一段浮き彫りになって、濃厚なオジー成分が味わえるアルバムだと思いますし、日本に与えた影響も計り知れない作品なので、これを機に聴いてみてほしいアルバムですね。
■終わりに:ふなっしーに影響を与えた…
レビューは以上になりますが…
日本に与えた影響の話で言えば、『Mr. Crowley』に影響されている吉井和哉などミュージシャンはもちろんですが…一番驚いたのがあの「ふなっしー」に影響を与えているということ。
あのヘドバン的なムーブはオジーが土台にあったとのことで…TVでオジーとの共演を果たして素に戻ってしまう彼を見て、そしてオジーにクレイジーだと言われ歓喜する彼を見て…*1こんなところにも影響を与えていたのかと。
改めて、振り返ってみて途方もない存在だったんだなぁと、逝去の悲しみ以上に、畏敬の念の方が勝っている、という状況ですね…
…今頃、ランディと会えているんでしょうかね*2…
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)記事・作品
↓上記『Across the Universe』収録のビートルズの解散前ラストアルバムです。プロデュースワークで揉めてポールが脱退⇒解散へ向かうきっかけになったいわくつきの作品。
↓ギタリスト、ランディ・ローズの元々所属していたバンド。ランディの死により一念発起し作られたのが当作品。ヘビメタ最初期の全米1位獲得作品。
↓アルバム名からも明らかですが、オジーのオマージュタイトルが冠された吉井和哉のカバー作品集です。注:『Mr. Crowley』はOPとEDで一部使用。フルカバーではありません。基本、邦楽歌謡曲のカバー集です。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。無理に「聴かなくてもいい、身を任せていい」自由さはあるオルタナティブカントリー作品です。

