こんばんは。キタダハルキです。
今日でこの企画が400回目…いやぁ、結構続けられてて自分でも感慨深いんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【集大成。パンクの中にニューウェーブの風】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Setting Sons/The Jam(1979)
英国モッズレジェンド、ザ・ジャムの4thアルバムです。
1~4枚目まで聴いてきた中では、集大成的な内容と感じています。パンクを保ちつつも、ニューウェーブの風も入ってきていますね。
上記『Little Boy Soldiers(M-4)』では後半に空間が開けていくような高い作曲技術を見せ、かといって成熟一辺倒ではなく『Private Hell(M-3)』ではゴリゴリに前にいくようなベースフレーズもありますし、さらにはストリングスを大胆に取り入れた『Smithers-Jones*1(M-7)』、R&B名曲をロックンロールにカバーした『Heat Wave(M-10)』もほんっとかっこいいです。
今聴いても懐古的ではなく、おしゃれでセンス光る一枚だと思いますね。
■終わりに:成熟の過程を味わう…
レビューは以上になりますが…
ザ・ジャムは順においかけると成熟の過程が味わえて感慨深いものがありますよね。
1stの荒々しさからここまでの洗練性までたどり着くことをイメージできた人ってそうはいないと思うんですよね。
今年、ドラムのリックが亡くなってしまいましたが…今後も大事に聴いていきたいバンドですね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★The Jam・アルバム時系列レビュー
※前作(3rd)の記事はこちら。最高傑作の呼び声も高い、成熟度が高まり一気に成長したアルバムです。
※当カテゴリ、前回の記事はこちら。商標被りでアルバム名変更の憂き目を乗り越え、ダウナーながら「組曲的アレンジ能力」の光る一枚です。
*1:シングルとは別バージョン。

