こんばんは。キタダハルキです。
今日は実家でいろいろと雑務をこなしてきたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
※今日は書いてる時間にタグ生成が不調で更新が遅れています…
本日はTSUTAYA店舗レンタル日記。やりたいと思います。
今日のキーワードは…【粗暴と思いきや…実は、きわめて音が整理されているアルバム】。
それでは、レビューしていきたいと思います。
■Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols/Sex Pistols(1977)
ご存じ、伝説のお騒がせパンクバンド、セックス・ピストルズの唯一のスタジオアルバムです。
このアルバムの一番の肝って、実は「サウンドの整理」なんじゃないかと思っていて。
イメージとしてはもう、暴れん坊でテレビでの舌禍事件とかありつつ粗野で粗暴*1…まぁ、もちろんその側面は大きいんですけど、少なくとも実際のサウンドに関して言えば、耳障りが悪い瞬間って、少なくとも私としてはないんですよね。どの曲もかなりきっちり処理されていて、耳心地いいんですよね。
少なくとも、超代表曲である上記『God Save the Queen(M-5)』にしろ、『Anarchy in the U.K.(M-8)』にせよ、キャッチーなメロディとは思えども、イメージの色眼鏡を取ればサウンドが荒っぽいとは思わないんじゃないかと。
まぁ…強いて言えば、ジョニー・ロットン(Vo.)の挑発的なクセ*2をどう思うか、ってぐらいでね。もっとも、あのクセがないとひょっとしたら物足りないかも?って思うぐらいには、サウンドの引っ掛かりが少ないんですよね。
で、そのサウンドの引っ掛かりの少なさが、ポップとしても機能したんじゃないかと思います。私としては周回数多めの20回超聴いていますし、今日も聴きながらこの記事を書いていましたが、聴き終わるまでにこの記事を書き終えることができなかったほどにはススーっと聴き終わります。
とりあえず、ひとつ言えるのはイメージだけで敬遠している方は本当にもったいないということ。それこそ、ポップミュージックを聴く耳で聴いたってスムーズに聴き終われるぐらいには耳なじみもいい、非常に完成度の高い音楽だということはわざわざお伝えしたくなる、そんな一枚です。
■終わりに:実は言うほど粗くない。
レビューは以上になりますが…
ピストルズはほんと、イメージと実際の音のギャップ…割とあるんじゃないかなぁと思います。実は言うほど粗くないし、だからこそ今日に至るまで広範な影響を持てたんじゃないかとも思いますしね。
もちろん聴いててスカッとするアルバムなんで、ややこしいこと考えずに聴けるアルバムでもありますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
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