こんばんは。キタダハルキです。
いやはや、年の瀬が近づいてまいりました。ということで、年末っぽい企画を…。
…という流れでやるつもりでしたが、年が明けてしまいましたね。明けましておめでとうございます。今年もこのゆるゆるブログをよろしくお願いいたします。
今回の企画は題して…
2022年に個人的に聴いたベスト10枚レビューする企画。
まぁ、ベタなんですけど、私の企画趣旨としては「昨年出たアルバム」ではなく、「昨年、私が聴き始めたアルバム」ということです(新しいものばかりを追いかけているわけではないので…)。また、記事がダラダラ長くなるのを避けるために、レビューはもう「感想どまり」にしています。
で、ランキングはもう、単純に「iTunesでの再生回数、回数が並んだらそこに到達する期間が短い方が上位」という考え方で決めています。それではやっていきたいと思います。
■第10位:Chasing Yesterday/Noel Gallagher's High Flying Birds(2015)
ご存じ元・オアシス、ノエル・ギャラガーの2ndアルバム。
ぶっちゃけ、最初は1stに比べて保守的で物足りんかなー?とも思っていたんですが、気づけばすっかり慣れてしっかり聴かせてくるのはさすがのソングライティング、ということかと思います。
本人は相変わらず言いたい放題ですが、それとは裏腹にポップさの中に少しだけ泥臭さ、という絶妙なラインで、本当に聴きやすいアルバムだと思います。
■第9位:LOVE! LOVE! & LOVE!/ORIGINAL LOVE(1991)
オリジナルラブの1st、ブレイク前の作品です。
※↓代表曲ですが、アルバムに収録されているバージョンとは違います…。
本人は出来に大きな不満があった*1そうですが、逆にそのことが、もはや今では感じようがない「青さ」も感じ取ることができる、記念碑的な作品でもあると思います。
なんせ、青いとは言っても1stでこの多彩さ、ムーブメントを興した説得力は出色。
■第8位:Brothers In Arms/Dire Straits(1985)
なんとなーく、再生ボタンに手が伸びるアルバムランキングがあったら上位に入りそうなのがこのアルバム。
ただ、なんとなくとは言ったものの、「Money For Nothing」の冒頭部分のギターリフが聴きたくてやたらと再生する、みたいな流れで、そのまま最後まで突っ切るような聴き方をしてました。
そういえば、桑田佳祐に歌い方等、ものすごく雰囲気が似ていると思いますが、皆様はいかがでしょうか。
■第7位:Burial/Burial(2012)
昨年聴き始めた中でも大きな収穫だったのがこのブリアル。この次の「Untrue」も非常によく聴きました。10年も前ってのが信じられないほど、クールでピシッとした作品だと思います。なんなら、いまの時代にもきっちり合ってる気すらするアルバムです。
■第6位:Journal For Plague Lovers/Manic Street Preachers(2009)
昨年は、私の中ではマニックス復権の年でした。本当によく聴きました。メタクリティックを信じてよかった*2、という一例ですね。
ポップにするのかハードに行くのかどっちつかずな印象を受けた低迷の季節を超え、メンバーだったリッチー・エドワードの失踪という暗い過去にも向き合い切った快作だとあらためて思います。
■第5位:Radio City/Big Star(1974)
評論家の評価が後年になって急上昇し、当時出していたアルバムはすべて「歴代ベスト500」クラスの高評価になった、ビッグ・スター。
しかし、改めて当時売れてほしかった…と思う内容でしたね。
なんというか、正統派、ってワードから想定するものをしっかり詰め込んだ感じの内容で、聴く人を選びにくそうでもあり、薦めやすい作品。
だからこそ…売れてほしかったなぁ…。
■第4位:Random 1-8 [EP]/MUSE(2000)
これはもう、全ミューズファンに勧めたい作品です。
アルバム未収録曲、ライブ盤、リミックスという盛りだくさんの内容。しかもこの、リミックスまで素晴らしいっていうスキのなさ。日本独自盤とのことですが、本当に本当に、もったいないと思いましたね。
■第3位:Les Misé blue/syrup16g(2022)
年末に飛び込んできましたが、昨年の年間で3位に食い込むほど聴きましたね…。
こちらはもう、すでに書いたレビューに譲りますが、本当に本当に聴いてよかった。再結成後最高傑作だと思います。
■第2位:Fever Ray/Fever Ray(2009)
このアルバム…最初は慣れませんでしたね。ホラーチックというか。PVもややグロよりだったりして、受け付けにくい方はいるかと思います。
ただね…この「暗く、つめたい」感覚がだんだんクセになるというか、むしろその全く逆の「温かみや、ほの明るさ」のようなものを感じるようになるアルバムです。現状では2作品と寡作なアーティストですが、そらそうやろうなと思います。こんな不思議な感覚、そうそう生み出せるもんではないと思います。
ただ、この3月に新作が出るそうなんで…それも楽しみにしたいですね。
■第1位:Kimono My House/Sparks(1974)
私は昨年から聴き始めましたが、改めて「あぁ、彼らに時代が追いついたって言われてるの、なんとなくわかったわ…」というバンドだと思いました。
なんせ、1974年に受けきらなかった*3楽曲が2022年にiPadのCMで使われるってのはもう…象徴的だと思いましたね。
しかし、理解が追いつくまでは確かに時間がかかりそうなアルバムだと思います。だからこそ、聴くんだよ、とも思うアルバムです。キャッチーだけどポップとまでは言えないような気もしたりと、複雑すぎてずっと聴きそうな気がします。
■まとめ。
さて、前年に引き続きやってみましたが…洋楽率、めちゃくちゃ高かったですね…。
邦楽も聴いてなかったわけではないですが、快作と感じたのは洋楽の方が多かったかなーと。年を取ってきたのか、ポップなだけではない音楽への志向性が高まってきたように思った一年でした。
あなたが昨年聴き始めたアルバムで「良かった!」と思ったアルバムは何ですか?コメント欄やらでぜひ教えてくださるとうれしいです!