こんばんは。キタダハルキです。
蒸し暑さに辟易としているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
※前回の記事はこちら。
今日のテーマは…「グロテスクさの奥のピュアさ」。
それでは、レビューしていきたいと思います。
■クムイウタ/Cocco(1998)
ご存じ、Coccoの出世作です。実は、超代表作なのに私は未聴だったんですよね…*1。30代半ば・軽音経験者の筆者としては、もう周囲が山ほどコピーする中で資料のために聴く日々、という感じでなかなか気持ちがフラットに聴けない面も多かったんですが…
音源を貼った超・代表作「強く儚い者たち」…こりゃすげえなと。アルバムの中での立ち位置もすごい。
前曲「濡れた揺籃」からのグランジと言わんばかりのグロテスクな音像から、イントロまで流れをうまくつなげて、海の底から脱出するように開けた解放感あるサウンドへ…もはやここでCoccoがどういうアーティストなのか、というところを証明できていますよね。
オルタナサウンドの中にある自然を思わせるようなオーガニックさ、サウンド全体像としてのグロテスクさの奥から覗くピュアさ…。このあたりの成分を自在にコントロールできているなぁと思います。見せ方が多面的になりすぎず、一貫性を持たせられているというか。
間違いなく名盤です。今聴いても古さは全く感じないと思います。
■終わりに:改めて、本当にすごいアーティスト…
レビューは以上になりますが…
いやはや、聴けて良かった。心から思いましたね。
実は私の父がリアルタイムで聴いていて*2、意外とルーツに近いところのポジションでもあったんだなぁとしみじみ。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。