こんばんは。キタダハルキです。
もう一月終わったんかい、って思うと早過ぎてビビっているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ということで、今月もこの企画…
最近、こんなの聴き始めました。
2月号をお送りいたします。
※先月号はこちら。
先月はぶっちゃけ「波乱含み」でもありましたが…果たして今月号では最近、何をよう聴いてたのか。それでは、本題に入っていきたいと思います。
■Oceanic/ISIS(2002)
最近聴き始めた、いわゆる「ポストメタル」のバンドです。このジャンルはぶっちゃけ、曲構成が難解なバンドも多く、このアイシスも例にもれず、複雑な楽曲です。
ただ、複雑なんだけど、耳障りがめちゃくちゃ気持ちいいです。なんというか、このタイトルにも通ずるところがありますがフィーリングとしては「水中で轟音を聴いてる感じ」といった趣き。何言ってるかわかりませんね、ハイ。
私としては、このアルバムに「生命の根源」のような安心感を感じました。チャレンジングな一枚だと思いますが、ぜひ。
■ジューシーマーマレード/THE COLLECTORS(2022)
大ベテランオブ大ベテラン、コレクターズの新作もよく聴きました。今回もいい意味で「コレクターズらしい」モッズ愛溢れる作品でした。
正直に言ってしまうと、歌詞世界とかはエバーグリーンすぎる価値観がまるっきり合わないんですが…それでもすぐ口ずさめるぐらいに楽曲が強い。こういうところに音楽の力を感じました。
■ADDRESS/山崎まさよし(2006)
実はベスト盤*1以外を聴くのは今回が初。そのベスト盤の次に当たるこの作品を聴きましたが…
実はこのアルバムもタイアップの山で…ベスト盤に近い内容といっても過言ではなく。ただ、そのタイアップ群が、売るため止まりになっておらず、終始、渋い。よくよく聴いたら別にポップじゃない曲構造のはずなのに、きっちり耳馴染みがいい。これが「天才より凄いヤツ*2」ということなんでしょうか…。
■daiya-monde/矢井田瞳(2000)
いやはや、ガチのマジで今更聴きました。
デビューのときは椎名林檎と比較される画をなにかと目にしましたが、国民的歌手としての地位を築いたヤイコの1st。70万枚のメガセールスアルバムですが…いやはや、これすごいアルバムでした。まごうことなき名盤だと思います。
アラニス・モリセットを彷彿とさせるような「和製オルタナ・ポップカントリー」とでも形容できるような音楽性はまさに独自ポジション。当時のアーティストにしては珍しく、アルバム時間が40分前後なのも聴きやすポイント。
■Music Has The Right To Children/Boards Of Canada(1998)
90年代後半以降の、エレクトロニカの流れに大きく影響を与えたスコットランドのデュオ、ボーズ・オブ・カナダのデビュー作。
当時の電子音楽は「踊れる」ってところが重視されていた*3ようですが、そのあたりに安易な関心を持たずに静謐な音楽を作り上げたことが今日まで評価され続けているポイントのひとつなのかなと思います。
聴きやすかったりポップなわけではないですが、とても気持ちのいいアルバムです。
■まとめ:邦楽多めの珍しい月に。
今月は邦楽勢の力を感じましたねー。
特にスタジオ盤を聴いたことがなかった*4山崎まさよし・ヤイコの両名は本当に出色のデキで驚きました。なんせ、売れててなおかつ「やりたいこと」も両立できていそうなアルバムって本当に邦楽では貴重だと改めて感じた月間になりましたね…。
もしよかったら、あなたが最近聴いている音楽も、コメント欄などで教えてくださるとうれしいです。