いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

The Hope Six Demolition Project/PJ Harvey(2016)今日のTSUTAYA DISCAS日記。#158

こんばんは。キタダハルキです。

今日は晴れ間があって暖かく…外歩きが気持ち良かったんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。

※前回の記事はこちら。

musictherapy.hateblo.jp

今日のキーワードは…「どうしても気になる、1曲目」

それではレビューしていきたいと思います。

■The Hope Six Demolition Project/PJ Harvey(2016)

Hope Six Demolition Project


www.youtube.com

The Community Of Hope

The Community Of Hope

  • PJハーヴェイ
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

PJハーヴェイの'16年発表の9thアルバムです。

まず、大前提としてアルバム全体として見ると…

きわめて高評価を獲得した前作のようなフォーキーなアプローチを踏襲していて、また、楽曲部分にファジーさも残しつつ…という点もあり余白が感じられて、音楽として聴く分にはむしろ、先述の前作よりも聴きやすい面もあるかと思います。

ただ、やはり気になったのが…動画も貼っていますが1曲目の『The Community Of Hope』

いや別にね、批判的な内容とかはそりゃ表現の自由の範囲内、だとは思っています。

だけど、歌詞の内容は1回行っただけの地域のことをクソミソに直接的に貶す内容で、当該地域の政治家だけでなく現地の方からも「悪いところだけを恣意的に取りざたしている」との反発があったとのことで…これは表現者として「負け」だと思います。せめてもっと詩的表現に昇華してほしかった…。他の曲はそこを感じられるだけに…。

加えて、私の個人的な感想ではありますが…旧式オルタナのようなアプローチで1曲だけアルバムからも浮いてるようにも感じたのがね…。1曲目だけ聴いたら「オルタナに回帰するのかな?」と思いましたもん。これまた、他の曲は流れが繋がっているように感じられただけに…。

そう思うとちょっともったいない作品には感じましたかね…。

■終わりに:批判の難しさ…

レビューは以上になりますが…

批判って、本当に難しいと思いましたね。

今回に関しては、やはり直接的、乱暴過ぎだったのかなと…。もちろん、言いたいことを言った結果起きたことを受け止められるなら、それはそれ、とも思うんですが…。

改めて、自分自身も伝え方に気を付けて発信をしていこう、ということを思い直しましたね…。

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

Hope Six Demolition Project

Hope Six Demolition Project

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