いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

Sunshower/大貫妙子(1977)今日のTSUTAYA DISCAS日記。#99

こんばんは。キタダハルキです。

昨日は実家で家族で相撲を見てやんややんやしてたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。

※前回の記事はこちら。

musictherapy.hateblo.jp

今日のキーワードは…「ヒリヒリした内情とのコントラスト」

それでは、レビューしていきたいと思います。

■Summer Connection/大貫妙子(1977)

SUNSHOWER


www.youtube.com

 

Summer Connection

Summer Connection

  • 大貫妙子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

二日連続、大貫妙子。今回は2ndアルバムです。

坂本龍一氏が全曲編曲ということで…しかしまぁ、いま聴いてもまったく古くない。アルバム制作時に彼が呼ばれた動機が「いま、旬の人を呼ぼう」みたいな、あっという間に古くなりそうなものだったのにも関わらず。あらためて、別格の才やったんやなと思います。

それはさておき、楽曲テーマは、ポップさが成熟した内容とは裏腹に、ヒリヒリした内情がうかがえますね。社会や周囲の環境への批判、終末観など*1、かなりヒリついています。

その分1stよりもクセが強いアルバムではありますが、素直さがパッケージされていて、これからも古くなったりはしなさそうな、そんなアルバムですね。

 

SUNSHOWER

SUNSHOWER

Amazon

 

SUNSHOWER

SUNSHOWER

  • 大貫妙子
  • J-Pop
  • ¥1681

■終わりに:好きなことやってまえ、と開き直る。

レビューは以上になりますが…

実は2ndになって、レコード会社があんまり気合いれてくれなくなったとのことで…

そこで開き直って自分のやりたいことやってまえ!となった結果が、今日まで通用する名盤になった、とのことで…*2

それだけ、やりたいことをやりたいように「やり切る」のって大事なんやと思いましたね。

 

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

*1:『くすりをたくさん』『誰のために』『振子の山羊』に顕著。

*2:ただし、そのときにセールスが奮ったわけではない。大貫妙子のセールスが上昇するのはここから数年後のこと。