こんばんは。キタダハルキです。
今日は少し正月疲れが出てきたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
※前回の記事はこちら。
今日のキーワードは…「ポップながら、ポップを意識しすぎない作風」。
それではレビューしていきたいと思います。
■Welcome to My Castle/Chilli Beans.(2023)
その洗練されたポップさに注目の集まる3ピースロックバンド、チリビーンズの2ndフルアルバムです。
最初に感じたのはポップながらもポップさを意識しすぎない作風。
インタールードからもダークなフレーバーが漂ってきて、インディーポップ調の力の抜けた感じで幕を開けたかと思えば、中盤ではヒップホップ調になり…といった具合に、味付けをいろいろと変えられているのは良かったと思います。なおかつポップさも担保できているというか。「食傷気味にならない」ということはかなり大事な要素なので。
一方で、4か月前にリリースした前EPの5曲のうち事実上4曲収録*1という件など、ビジネスとしては疑問が残る面も。
その再録分の中でも代表曲『Raise』は曲自体は好きな一方で、当アルバムの流れとしては急にポップな曲が来たなぁ、みたいな印象もあり、無くてもいい気がしなくもなく…。タイアップの関係でねじ込まざるを得なかった、とかだと*2辛いですが…。
きちんとした個性で残っていけると思うバンドだと思うだけに、サバイブしていってほしいところ。
■終わりに:もっと売れていいバンド。
レビューは以上になりますが…
チリビ、もっと売れていいバンドだと思うんですよね。当アルバムのセールスも確認してきましたが、絶対こんなもんじゃないと思うので。
ポップながら、そのポップが一面的ではないバンドって本当に稀有です。
ぜひ一度、聴いてみてほしい作品だと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。