いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

Welcome to My Castle/Chilli Beans.(2023)今日のTSUTAYA DISCAS日記。#143

こんばんは。キタダハルキです。

今日は少し正月疲れが出てきたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。

※前回の記事はこちら。

musictherapy.hateblo.jp

今日のキーワードは…「ポップながら、ポップを意識しすぎない作風」

それではレビューしていきたいと思います。

■Welcome to My Castle/Chilli Beans.(2023)

【Amazon.co.jp限定】Welcome to My Castle【AL】(外付け特典:メガジャケ)

 


www.youtube.com

Welcome

Welcome

  • Chilli Beans.
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

その洗練されたポップさに注目の集まる3ピースロックバンド、チリビーンズの2ndフルアルバムです。

最初に感じたのはポップながらもポップさを意識しすぎない作風

インタールードからもダークなフレーバーが漂ってきて、インディーポップ調の力の抜けた感じで幕を開けたかと思えば、中盤ではヒップホップ調になり…といった具合に、味付けをいろいろと変えられているのは良かったと思います。なおかつポップさも担保できているというか。「食傷気味にならない」ということはかなり大事な要素なので。

一方で、4か月前にリリースした前EPの5曲のうち事実上4曲収録*1という件など、ビジネスとしては疑問が残る面も。

その再録分の中でも代表曲『Raise』は曲自体は好きな一方で、当アルバムの流れとしては急にポップな曲が来たなぁ、みたいな印象もあり、無くてもいい気がしなくもなく…。タイアップの関係でねじ込まざるを得なかった、とかだと*2辛いですが…。

きちんとした個性で残っていけると思うバンドだと思うだけに、サバイブしていってほしいところ。

 

 

Welcome to My Castle

Welcome to My Castle

  • Chilli Beans.
  • J-Pop
  • ¥2444

■終わりに:もっと売れていいバンド。

レビューは以上になりますが…

チリビ、もっと売れていいバンドだと思うんですよね。当アルバムのセールスも確認してきましたが、絶対こんなもんじゃないと思うので。

ポップながら、そのポップが一面的ではないバンドって本当に稀有です。

ぜひ一度、聴いてみてほしい作品だと思います。

 

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

*1:タイアップ関連の同一楽曲のバージョン違いが含まれるため。

*2:11曲目?という感じ。その位置にしては曲が強すぎる気もしました。